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漁港漁場漁村のメールマガジン  2006/7/5 VOL.011

目次

1.私からの本音トーク
水産庁漁港漁場整備部計画課

課長補佐(管理班担当)豊島 茂

2.「災害に強い漁業地域づくりガイドライン説明会」始まる

3.フィッシャリーナフォーラムの開催について

4.未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選

写真コンクール作品募集&消費者の部屋特別展示について

5.ちょっといい話

「話題の人」コーナー

イギリス出張の話 ~欧州漁港見聞録 其の参~

 

1.私からの本音トーク

水産庁漁港漁場整備部計画課

課長補佐(管理班担当)豊島 茂

 

皆様、こんにちは。計画課管理班長の豊島です。昨年の4月に大臣官房検査部検査課分析情報班から異動してきました。

金融庁と同じように農林水産団体の検査(主に信用部門、経済部門)を実施していた検査部から、公共事業、非公共事業、災害復旧等を実施している漁港漁場整備部は、比較してみると全く毛色の違う部署ですが、以前、漁港部時代の防災海岸課企画法令係長に平成元年7月から平成4年3月まで在籍したことがあり、そのときは海岸管理等を担当していました。

そのころより感じていたことですが、例えば自分の家であれば、土地の購入、建築、間取りの設計、その後の維持管理について一生の大事として計画、実施、かつ大事に利用していくことでしょう。

ところが漁港漁場整備法において、漁港漁場の計画的整備と対のものとして漁港の維持管理が目的として掲げられているにも関わらず、漁港の維持管理はないがしろにされてきたのではないでしょうか。漁港の担当者の皆さんは、漁港の整備を重点として、維持管理は二次的に考えていたのではないのでしょうか。

さて、この漁港の維持管理に係る会計検査院の指摘が平成8年にあり、指摘の中で、漁港整備事業で整備した施設用地の中に長期間未利用のもの、占用を受けられない者に占用許可を与えたりしているものなどがあるとの指摘を受け、是正改善を求められました。

また、平成12年には、漁港に関する行政観察結果に基づく勧告が出され、その中でも地域の漁業情勢を十分踏まえた漁港施設用地等利用計画を策定すること等の漁港管理の適正化が勧告されております。

このような漁港が全てとは勿論思いませんが、少なくないということは確かなようです。せっかく、貴重な予算で長期間にわたり整備した漁港ですから、大事に、適正に、有効活用をしなけらばならないと思います。

現在、来年3月に向けて漁港漁場整備基本方針と長期計画の見直しの作業が行われており、新たなニーズとして既存ストックの有効活用も言われております。

そのような新たなニーズに応えるためにも、漁港の施設用地を有効活用したいと思います。漁港管理担当者の皆さんで、漁港施設用地をこのように有効活用できないものか、このように利用したら漁村地域の活性化につながるのでは、というアイデイアがありましたら、無理かどうかを考える前に計画課管理班に相談してみませんか。

 

2.「災害に強い漁業地域づくりガイドライン説明会」始まる

水産庁では本年3月に、昨今の大規模な地震・津波災害の発生を受けて、災害に強い漁業地域づくりを進めるために、漁業地域において今後どのような点に配慮して、地震・津波対策の強化を図っていったらよいのかを提示した「災害に強い漁業地域づくりガイドライン」を取りまとめたところです。

本ガイドラインでは、漁業地域の防災に関わる多様な主体(行政や様々な組織、地域住民等)が集まって「漁業地域防災協議会(仮称)」を立ち上げ、地域が一体となった地震・津波対策に取り組むことを提案しています。

水産庁では、当ガイドラインの周知・啓発を図るため、本年6月の兵庫県を皮切りに各地で説明会を展開しております。この説明会を通して地域の防災関係者に本ガイドラインの理解を深めてもらい、災害に強い漁業地域づくりの推進に役立てば幸いです。

なお、今後、下記日程により説明会を開催する予定ですので、市町村の皆さんや漁協の皆さんの積極的な参加をお願いいたします。

○災害に強い漁業地域づくりガイドライン説明会の内容

(1)漁業地域における地震・津波防災の現状と課題
(2)漁業地域における防災対策の考え方、漁業地域防災協議会の立ち上げ
(3)チェックリストを用いた地域の防災力診断 等

 

  • 説明会開催予定

青森県 平成18年9月中旬 水産ビル

岩手県 (未定) 盛岡市内

宮城県 平成18年7月11日 気仙沼市中央公民館

石川県  平成18年7月12日 石川県庁

神奈川県 平成18年 9月 横浜市内

静岡県 平成18年8月下旬 静岡市内

愛知県  平成18年8月25日 (未定)

和歌山県 平成18年7月14日 和歌山東急イン

山口県 平成18年11月 (未定)

長崎県 平成18年 8月7日 ホテルセントラル長崎

 

3.フィッシャリーナフォーラムの開催について

来る7月25日、「漁港・漁村における新たな活力の創造に向けて」と題し、フィッシャリーナフォーラムが開催されます。(社)フィッシャリーナ協会では、この一年間、『漁港におけるPFIを活用したフィッシャリーナ関連事業事例の調査研究』、『漁港の既存ストックを有効活用(再開発)したい。どうすればいいのか?』の2本をテーマに研究してきました。今後のフィッシャリーナ事業の推進に役立てて頂くため、研究の成果が発表されます。

また、宮城県塩竃、富山県魚津、大阪府田尻の漁業協同組合から組合長等を招き、『組合長が語る”漁港の有効活用”』と題してパネルディスカッションを行う他、水産庁漁港漁場整備部計画課長の講演を予定しております。

今後重要性が増すと思われる注目の話題ですので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。参加をご希望される方は、フィッシャリーナ協会までご連絡ください。

 

日時:平成18年7月25日(火曜日) 13~17時
会場:経団連会館11階国際会議場(東京都千代田区大手町1-9-4)
問い合わせ:(社)フィッシャリーナ協会調査研究部

TEL 03-3255-5118 まで

 

4.未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選    写真コンクール作品募集&消費者の部屋特別展示について

全国漁港漁場協会では、漁村百選に選定された施設を対象として写真コンクールを行うこととしており、現在、作品を大々募集中です。入賞作品は入選5点、佳作15点が選ばれ、10月に東京で開催される「全国漁港漁場大会」で発表されるほか、シンポジウムなどで展示する予定です。

また、入賞者には豪華副賞として商品券が贈られることになって います。この夏休みを利用して、身近な百選を撮影に行ってみては いかがでしょうか。

締切:平成18年8月18日(当日消印有効)
応募先:(社)全国漁港漁場協会「漁村百選写真コンクール」係
                   (東京都千代田区有楽町1-12-1新有楽町ビル326号)

撮影にあたっては注意事項がありますので、こちらをご覧ください

★全国漁港漁場協会ホームページ

>>> http://www.gyokou.or.jp

 

去る6月26日~30日の間、農林水産省消費者の部屋で漁村百選の特別展示を行いました。各地の施設や百選を活用した地域の取組の紹介、所在地当てクイズ、楽しい漁村の模型などを展示し、約1000人もの方に来場いただきました。アンケートでは興味がもてた、各地を訪問したいという回答も多く、たくさんの方に漁村の魅力をお伝えできたのではないかと考えています。

また、展示では、百選所在の市町村から観光ポスターや特産品などの提供をいただき、各地のPRに活用しました。中でも銚子市のいわし角煮や枕崎市のかつお節は、アンケートにお答えいただいた方へ抽選で配布しましたが、大好評で用意した分があっという間に無くなってしまいました。この場を借りてお礼申し上げます。

 

5.ちょっといい話

「話題の人」コーナー

今月は、日本で3番目に世界自然遺産に登録された北海道知床の玄関口羅臼(らうす)町からです。この大自然が育む海の恵みを、地域ブランドとして活かす取り組みについて、寺澤水産商工観光課長より紹介していただきます。

羅臼町は北海道の東北端、知床半島の東側に位置し南西から北東に細長い帯状の地形をなしていて、気候は海洋の影響を大きく受け夏冬の寒暖の差が少なくしのぎやすい所です。

知床半島は昭和39年に国立公園に指定され、脊梁に火山群の山岳景観、山麓を彩る原生林、流氷の侵食によって創られた豪壮な海岸線等、見る者を圧倒する優れた自然環境を有し、シマフクロウ・トド・ヒグマなどIUCNのレッドデータブッグに記載されている世界的な希少野生動物種が数多く生息している地域で、昨年7月に知床は、世界自然遺産に登録されました。

羅臼町の基幹産業は漁業で、中でも秋鮭は日本有数の水揚げを誇ります。この度、羅臼漁業協同組合では、羅臼で水揚げされる極上の銀毛鮭を羅臼ブランドとして全国へPRしたいと考え、ブランド名の公募を行いました。

名前は「世界自然遺産知床でとれた極上の鮭の中からさらに選別した、これ以上の鮭は無いと言う意味と、羅臼の地名が入ったもの」の理由により、知床羅臼銀毛鮭『羅皇(ラオウ)』に決定致しました。

『羅皇(ラオウ)』のセールスポイント

  • 羅臼の目利き漁師が選んだ秋鮭、一番美味しい時期に厳選した秋鮭。
  • 羅臼の秋鮭については、すでに鮮度保持、衛生管理が確立されているが、来年度から供用開始される海洋深層水を利用して、より一層の鮮度保持及び衛生管理マニュアルを策定して取り組む事としている。
  • 世界自然遺産の知床羅臼で捕れて厳選された銀毛鮭。

羅臼町は、食の安心、安全が求められている時代であり、羅臼で取り組んでいる鮮度保持、衛生管理を消費者の方々に知って頂き、安心して羅臼の海産物を食べて欲しいと願っております。

 

イギリス出張の話 ~欧州漁港見聞録 其の参~

ロンドンから南西部へ列車でおよそ3時間、イギリス南部の港町プリマス市を訪れました。プリマス市は南海岸で最大の都市、かつて国内で住んでみたい町No1に選ばれたこともある風光明媚な町です。16世紀にドレイク船長がこの地から出港しスペインの無敵艦隊を打ち破り、17世紀にはアメリカ大陸に向かう清教徒たちがメイフラワー号で旅立ったという、歴史のある町でもあります。

プリマス港は、石油製品などの貨物を扱う港、フランスやスペインへのフェリー航路の港、そして、今回の調査先、水産物を扱うサットン漁港の3つのエリアに分かれます。サットン漁港は、イギリスで10位(イギリスの水揚高上位の漁港は北部に多い)の水揚げがあり、主な魚種はホタテ、サバなどです。

サットン漁港は民間の株式会社が運営しており、この会社では漁港だけでなく、プリマス空港の管理運営、航空事業や不動産開発なども手がけています。空港など交通手段を確保することで当地を訪れる人が増え、不動産開発が進めば地域の振興につながるものと考えています。マリーナもその一環として整備しており、漁獲制限や漁船の減少などで厳しい状況にある中、色々な事業展開で収益を得ています。

会社としては、港を経営の中心としていますが、一方で、投資した銀行ローンを返済するため、また、株主に対して利益を還元する必要があり、商業的部分を重視せざるを得ない現実があるようです。

漁港内のサットン魚市場では、漁獲物の魚種、サイズ、品質、重量などの情報に基づきせりを行う電子入札システムを取り入れており、買い受け人は暖かい入札室で、掲示板をにらみながらせりを行っています。このシステムでは、登録した買い受け人はインターネットを通じて外から入札に参加することができ、落札した魚は指定の場所まで搬送してくれます。

これにより、魚価の向上や効率よい入札で、売り上げが増加しているそうです。私たちも入札を疑似体験させてもらいましたが、ダッチオークションシステム(競り値を下げる方式)のため、正直戸惑いました。

また、調査当日は市場で魚の種類を勉強している人たちの姿がありました。聞くと、英国では漁獲物の割り当て量管理を海軍が実施していて、担当官である若い海軍兵士だそうです。 

 

バックナンバー

平成17年9月から毎月発行している「漁港漁場漁村のメールマガジン」のバックナンバーを掲載しています。

★漁港漁場整備部ホームページからどうぞ

>>> 漁港漁場漁村のメールマガジン

 

編集後記

サッカーW杯の日本代表は残念な結果に終わりました。世界レベルとはまだまだ差がある、というところでしょうか。世界一になった野球はプロになって80年、サッカーはまだ10年余りですから、日本に合ったスタイルを築くには時間がかかるのかもしれません。

仕事もそこそこにサッカー漬けになった1ヶ月でしたが、皆さんはいかがでしたでしょうか。体調を昼間のリズムに戻して、夏休みまでがんばりましょう。それにしても、マスコミでは早くも次の監督や南ア大会が話題になっていますが、4年先は長いので、次は亀田兄弟に期待しようかな・・
 

連絡先

~~~~~~♪    漁港漁場漁村のメールマガジン    ♪~~~~~~

★発行:水産庁漁港漁場整備部防災漁村課
(〒100-8907    東京都千代田区霞が関1丁目2番1号)
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