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漁港漁場漁村のメールマガジン  2006/8/4 VOL.012

目次

1.私からの本音トーク
水産庁漁港漁場整備部防災漁村課

課長補佐(災害調整班担当) 宮崎 友三郎

2.「話題の人」コーナー

静岡県焼津市経済部深層水課課長 奥川 清孝

3.漁港の特区制度について

4.沿岸域学会での話題について

5.ちょっといい話

  • 夏休みのイベント情報
  • 未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選写真コンクール締切迫る
  • イギリス出張の話 ~欧州漁港見聞録 其の四~

 

1.私からの本音トーク

水産庁漁港漁場整備部防災漁村課

課長補佐(災害調整班担当)宮崎 友三郎

 

皆さん、こんにちは!水産施設災害対策室の宮崎友三郎と申します。

初めてですので、簡単に自己紹介をさせていただきます。昭和29年3月生まれの52歳です。出身は千葉県の睦沢町という、九十九里浜の南端に近い、人口約8千人の太平洋側に面した純農村地帯です(実家から海までは直線で約6kmと近いのですが、残念ながら行政区に海岸はありません)。

また、私の兄も皆さんと同じように地元の町役場で土木関係の仕事をしており、地元住民の方々と日々携わっていることから、皆さんの日頃の仕事がいかに大変であるか、少しは理解しているつもりでおります。

ところで、今年は6月~7月にかけて長期の梅雨前線の停滞により各地に大きな災害をもたらしましたが、私も子供のころ、我が家は大きな台風が来るたびに、床下、床上浸水の被害を何回も受けた記憶があります。

そのころは、河川改修も十分に行われている時代ではなく、祖父や父親などは台風が近づくと川の水嵩を確認し、長年の感を働かせて、川水が来ると判断すれば、家の中に太い垂木を組んで、その上に畳や家財を上げ(もちろん私たち子供も手伝いました)、川水に備えました。特に床上浸水の時は、どこまで水が上がるのだろうと、子供心に恐怖心に怯えていたことを今でもはっきりと覚えています。

前置きが大分長くなりましたが、そんな経験をしたことが縁かどうかわかりませんが、水産庁に入ってからは災害関係に携わる業務が多く、ここでは皆さんに、私が数年前に災害査定官をしていた頃に気の付いた事を少し述べておきたいと思います。

  • 被災現場は事前に清掃しておきましょう

特に係留施設などは、現場が乱雑していると、日頃の利用実態や維持管理を問われる要因となります。

  • 漁港台帳や海岸保全区域台帳はしっかり整理しておきましょう

台帳が整理されていない場合は復旧の対象施設とされません。

  • 被災前の原形(出来型)写真は必ず添付しておきましょう

特に消波ブロックによる堤頭部の巻立ての災害などは、原形写真がないと被災の確認が出来ずに不採択となる場合があります・・要注意です。

  • 被災状況写真は干潮時に撮りましょう

特に干満差の大きい船揚場の災害は、現地査定時に潮位が高いと被災の確認が出来ずに問題となります。

  • 消波工の災害は断面の変化に合わせて測量しましょう

等間隔の機械的な測量による積算は、精度の低い設計となってしまいます。

以上、気の付いた事の一部を紹介させていただきましたが、災害事務は複雑な点も多いことから、何でも結構ですので相談事がありましたら、水産施設災害対策室まで連絡してください。

 

2.「話題の人」コーナー

「人が輝き    活気にあふれ    海の恵みと歩むまち    焼津」を将来都市像としている焼津市では、海洋深層水の利活用による地域活性化を期待し、市を上げてオリジナル性あふれる取組を進めています。今月は、焼津市の奥川深層水課長に、この7月にオープンした体験施設の話題を中心にお話を伺いました。

日本一の水揚量を誇る焼津漁港では、漁業・水産業の拠点としての本来の機能はもとより、誰もが気軽に海に親しめる空間の創出も大きなテーマとして、整備が進められております。

このような中、新たな地域資源である駿河湾深層水の利活用策として、駿河湾深層水取水供給施設が静岡県により整備されて以来、焼津市において、駿河湾深層水脱塩施設や深層水ミュージアムを整備し、地域産業の振興に結び付けてまいりました。

そして、本年7月19日に、利用者の健康増進と交流の場の創出を目的に、新焼津漁港内に駿河湾深層水体験施設「アクアスやいづ」をオープンいたしました。パイプラインにより豊富な駿河湾深層水(水深687m)を直接取水して利用するこの施設は、ストレスや運動不足等に起因する生活習慣病の予防、身体機能の回復に向けて、プールやジム、スタジオを備え、水中と陸上の両面から健康づくりをサポートしています。

また、施設からは富士山や駿河湾、伊豆半島などが眺望できますので「癒し」「くつろぎ」「やすらぎ」の場としても心からご満足いただけるものと確信しております。ぜひ一度、ご来場ください。

また、来年5月には海鮮市場・海鮮レストランもオープンいたしますので、こちらの方でも焼津ならではの味をお楽しみください。

詳しくは、こちらへ

★アクアスやいづホームページ

>>> http://aquas.blueearth.co.jp/

 

3.漁港の特区制度について

水産庁では、民間事業者の資金、経営ノウハウ等の能力を活用した高度な衛生管理、高い水準での鮮度保持等漁港施設の機能の高度化を図るため、構造改革特別区域法により、漁港において、民間事業者に対して行政財産である漁港施設を貸し付け、事業者自らの裁量による施設運営を可能とする特区制度を平成16年度に創設し、現在、山口県下関市において、本制度が活用されているところです。

下関においては、3つの水産物市場の再編・機能強化を進めるにあたり、拠点となる市場の荷さばき施設を卸売業者である民間事業者に長期間貸し付けました。これにより、民間事業者が 自ら活魚水槽を設置するなど新たな投資が行われ、今後、市場の活性化が期待されているところです。

 

本制度の詳細は、こちらへ

★漁港漁場整備部ホームページ「テーマ別の取組」

>>> http://www.jfa.maff.go.jp/j/gyoko_gyozyo/g_tema/index.html

 

4.沿岸域学会での話題について

日本沿岸域学会全国大会の公開シンポジウムが、7月1日、公立はこだて未来大学(北海道函館市)で開かれました。講演やパネル討論が行われ、海洋・沿岸域環境の保全や水産業の将来について、地域関係者を交え、未来像を探りました。

水産庁からも「漁村の活性化・都市漁村交流」と題して活動報告を行いました。この報告では、漁村の活性化を図る際には、漁村地域全体を『丸ごと1つの企業体(連結経営体)』として考え、その際、多様な主体が参画し、複合的な活動や取組を行っていくことが必要。地域を1つの企業体として考えたときの重要な観点としては、商品開発、市場開拓、合理化。単発に終わることなく、日々変化する情勢に応じた取組を継続していくことが重要と解説しました。

北海道大学大学院水産科学研究院山内特任教授の基調講演では、函館の「函館国際水産・海洋都市構想」を例に、国際的な水産・海洋に関する学術・研究の拠点都市の形成を通じた地域の活性化を目指す取組に触れながら、「『水産』と名の付く大学があるのは日本と中国、韓国の東アジアだけ、その東アジアで世界の漁業生産の約半分が行われている」など、日本における水産の重要性について説明がありました。

パネル討論では、水産庁から報告した『丸ごと1つの企業体』に対して反響があり、産学官だけではなく、金融や人、民間も含めた企業体となるべきで、リーダーをつくっていかなければうまくいかないといった意見が出されました。

水産庁では、今後、漁村の活性化に向けた「地域丸ごと企業体」の取組を推進したいと考えており、詳細は次号であらためて説明することにします。

 

5.ちょっといい話

夏休みのイベント情報

8月に入り、夏真っ盛りといったところですが、夏休みどこかへ連れて行ってとせがまれたお父さん、自由研究のテーマは何にしようか、マリンスポーツに挑戦してみたい、といった方のために、水産庁では、祭りや漁業体験、自然体験などの情報をホームページで紹介しています。全国各地からのとっておきのイベントが集まっています。この夏の想い出づくりに、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

 

詳しくは、こちらへ
★漁村へGO!「ブルー・ツーリズム体験イベント情報」

>>> http://www.gyoson-go.com/event_info/index.html

 

未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選写真コンクール締切迫る

先月号でも紹介しましたが、全国漁港漁場協会では写真コンクールを実施しており、漁村百選に選定された施設を対象にした写真を募集中です。締切までまもなくとなりましたが、協会によるとまだまだ出足が鈍いとのこと。ということは、豪華副賞(商品券)をゲットするチャンスも大きいのでは?

皆様の作品をお待ちしております。下記まで奮ってご応募ください!

締切:平成18年8月18日(当日消印有効)
応募先:(社)全国漁港漁場協会「漁村百選写真コンクール」係
(東京都千代田区有楽町1-12-1新有楽町ビル326号)

撮影にあたっては注意事項がありますので、こちらをご覧ください

★全国漁港漁場協会ホームページ

>>> http://www.gyokou.or.jp

 

イギリス出張の話 ~欧州漁港見聞録 其の四~

今まで3回連載でお届けしたイギリス出張の話はいかがでしたでしょうか。これまでは仕事の話題が中心でしたが、それ以外にも「世界ふしぎ発見」がたくさんありました。最終回の今回はそんな話題をお伝えします。

  • 漁業が儲かるには?

「漁業は特殊な産業で組織化されておらず、価値のあるものを扱っているにも関わらず地域にお金が残っていない。いかに自分たちに金を残すかが今後の鍵である。石油業界は生産者が利益をキープするが、漁業はスーパーなど川下へ行くほど儲けている状況である。石油業界に習ったらいい。」と英国港湾協会の人。何処の国も漁業者気質は変わらない?

  • 漁業は敬遠される仕事?

北のスコットランドやイングランド南部では、過疎化や他の仕事が無い中、漁業は地域にとって重要な産業。しかし、仕事がきついのでイギリス人は就きたがらない。東欧(ロシア、ポーランド、ルーマニアなど)から雇い入れている。比較的安い給料も彼らにとっては良い。どうも日本と同じような。

  • イギリス人は魚を食べない?

フィッシュ&チップス(白身魚のフライとフライドポテト。酢や塩などで味付けする。日本人にはスモールサイズでも余す量。)ぐらいでしか魚を食べず、スーパーでも魚のコーナーは少ない。国内消費よりもフランスやスペインなど大陸へ輸出される。ただし、最近では健康によいとのことで、政府が「魚を食べよう」と宣伝している。イギリス人には肥満気味の人が多いようです。

ロンドンの地下鉄は小さい?

昨年爆破事件があったロンドンの地下鉄は思いのほか狭く、東京の大江戸線よりも狭い感じ。日本人仕様に思えるほどで、大柄なイギリス人には窮屈なよう。駅にはタッチパネルの最新式切符販売機があり、日本語表示もバッチリで、戸惑うことなく乗れました。

  • イギリスの鉄道は日本と大違い?

列車の指定席には乗車区間が記された札が貼られ、貼られていない場合は自由席。一つの車両に指定席と自由席が混在している。合理的なようだが貼る手間も結構かかるのでは?と思いました。駅では発車のアナウンスはなく時間になると静かに動き出す。時間どおりに着くのは珍しく、イギリス人のなんと時間に寛容なことか。

  • やはり階級社会?

厳然たる階級社会があり、学校や職業、言葉遣いだけでなく、スポーツやスーパーマーケットにさえそれが見られます。階級間の移動はほとんどなく、世襲制のような状況は日本人には理解し難いものがあるようです。ちなみに、サッカーは労働者階級のスポーツだそうです。

百聞は一見に如かず、生で触れてみなければ分からないことがたくさんありました。今度はぜひプライベートで行きたいものです。

まだまだ話足りませんがこの辺でおしまいとし、続きはまたの機会に。 

 

バックナンバー

平成17年9月から毎月発行している「漁港漁場漁村のメールマガジン」のバックナンバーを掲載しています。

★漁港漁場整備部ホームページからどうぞ

>>> 漁港漁場漁村のメールマガジン

 

編集後記

サッカーW杯の日本代表は残念な結果に終わりました。世界レベルとはまだまだ差がある、というところでしょうか。世界一になった野球はプロになって80年、サッカーはまだ10年余りですから、日本に合ったスタイルを築くには時間がかかるのかもしれません。

仕事もそこそこにサッカー漬けになった1ヶ月でしたが、皆さんはいかがでしたでしょうか。体調を昼間のリズムに戻して、夏休みまでがんばりましょう。それにしても、マスコミでは早くも次の監督や南ア大会が話題になっていますが、4年先は長いので、次は亀田兄弟に期待しようかな・・
 

連絡先

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★発行:水産庁漁港漁場整備部防災漁村課
(〒100-8907    東京都千代田区霞が関1丁目2番1号)
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