English

このサイトの使い方

サイトマップ

ホーム > 分野別情報 > 漁港・漁場・漁村の整備 > 漁港漁場情報箱 > 漁港漁場漁村のメールマガジン > 漁港漁場漁村のメールマガジン 第46号


ここから本文です。

 

漁港漁場漁村のメールマガジン 2009/12/18 VOL.046

▼目次▼

【1】私からの本音トーク

水産庁漁港漁場整備部計画課
計画官 米山正樹

【2】平成21年度磯焼け対策全国協議会が開催されました

水産庁漁港漁場整備部整備課設計班

【3】最近の漁海況について(11月以降の状況)

漁業情報サービスセンター(JAFIC) 石井元

【4】ちょっといい話
●漁村の明日を担う力を養う!!~「活力ある漁村づくり研修会 地域リーダー育成研修会第2回」 開催のお知らせ~
●農林水産省本省「消費者の部屋」特別展示のご案内

 

================================================================
【1】私からの本音トーク
================================================================

水産庁漁港漁場整備部計画課
計画官 米山正樹

5年ぶりに水産庁に戻りました計画課計画官の米山です。
4月から計画班に配属され、水産基盤整備の10年後、20年後がどうなっているのか考えながら過ごしています。
それにしても出向する5年前と様子が大きく変化し、着任間もない頃は戸惑うところが多く、また、世間を見渡せば公務員たたきの厳しさは衰えるところを知らず、何か閉塞感みたいなものを感じていました。
そこから抜け出すため、前職の釧路で出会った「鬼十則」(電通四代目社長・吉田秀雄が遺した仕事の掟・10箇条。)を毎朝唱えて、自分を奮い立たせていた時期もありました。
そんな矢先、以前このメルマガでもご紹介しました「水産環境整備」の仕事に携わりました。漁場整備の将来はどうあるべきか、一生懸命考えることができて、とても良い刺激になりました。その他、漁港の衛生管理や事業評価を担当しておりますが、それぞれに課題が山積しております。
そんな日々の業務と向き合いつつ、水産基盤整備の将来について今日も考えています。
先が見えない時代に、どのように将来と向き合えばいいのか。大企業の経営者は、それぞれの会社のビジョンを描き、中長期計画として売り上げ目標、世界戦略、技術開発などを打ち上げています。
今の水産基盤整備から、どんなビジョンが描けるでしょうか。
それを考える前提として、地域の課題、技術的な課題、制度の課題、関連する課題などを抽出して一つ一つ検証していかなければなりません。
最近「希望学(全四巻、東京大学出版会)」に出会いました。地域の希望を見いだす学術的な書籍です。岩手県釜石市をモデル地区として何度も足を運んで、緻密な分析から希望を導き出しています。水産基盤整備のビジョンに置き換えても多くの示唆に富んでいると思います。分析もさることながら、現場主義もその一つ。4月から8箇所ほど出張しましたが、もっともっと多くの現場をまわり、多くの方たちと日々の課題や希望について語り合いたいと思いました。
縮小していく社会の中で、水産基盤整備に携わる漁業者、漁協、市町村、都道府県、関係機関等がもっともっと団結しなければなりません。これから重要なのはチームワークです。お互いがもっと関心をもちあい、古い慣習にとらわれない新たな発想から地域の希望が生まれます。現場をまわり、人と人とのつながりから、10年、20年先の水産基盤整備の姿を思い浮かべたい。そんな思いを述べて本音トークを締めます。少し早いですが、よいお年をお迎えください。

================================================================
【2】平成21年度磯焼け対策全国協議会が開催されました
================================================================

水産庁漁港漁場整備部整備課設計班

磯焼け対策全国協議会は、都道府県や研究機関、民間企業等の関係者が集まり、水産庁で行っている対策事業や、各地で検討・実施される又は実施された調査研究、技術開発、対策事業等について情報交換しつつ、今後の活動に向けた課題等について議論することによって、磯焼け対策に係る取組の強化を図ることを目的として開催しているものです。
今年度は、11月5、6日、東京都下の三田共用会議所において全国から約200名の参加者の下開催されました。
協議会では、全国各地で行われている対策について現状における成果と課題の報告がされたほか、有識者による異なる角度からの磯焼け対策に関する話題提供、また協議会の締めくくりとして、東京海洋大学の藤田大介先生による総括講演が行われました。また、会場内でポスター展示を行い、磯焼け対策に実際に携わった漁業者等の関係者と直接意見交換ができる場を設けました。各発表及びポスター展示では、当初予定していた時間内に収まらないほど活発な意見交換が行われ、改めて磯焼けに対する関心の高さを認識する機会となりました。また、現地で対策に取り組む人たちの努力や苦労を共有することで、磯焼けが非常に身近な存在であることを認識でき、大変有意義な協議会となりました。
しかしながら、一般に目を向けると「磯焼け」に対する認知度は決して高くないのが現状です。このような状況を踏まえ水産庁では、今後も引き続き、磯焼けの解消に向けた取組への支援を推進するとともに、磯焼けに対する様々なトピックを広く発信していきたいと考えているところです。今後とも皆様の御協力をよろしくお願いいたします。
なお、水産庁ホームページに磯焼け対策ガイドラインの概要、取組事例の紹介記事を掲載しておりますので、一度ご覧いただけたらと思います。
http://www.jfa.maff.go.jp/j/gyoko_gyozyo/sub35.html
また、次号から3回に渡って磯焼け対策の各地における取組事例等を掲載する予定としております。次号以降もご期待下さい!

================================================================
【3】最近の漁海況について(11月以降の状況)
================================================================

漁業情報サービスセンター(JAFIC) 石井元

○全国の概況~師走に入った海や魚は?~
師走に入り街はすっかりクリスマスモードに入っていますが、今のところ暖冬モードで推移しており、本来ならばスキー場オープンの便りも届くのですが、雪不足で延期のところも多いようです。
海の方も、降温は緩やかで、オホーツク海が顕著に降温しているのを除くと、本州や四国・九州の沖合ではこの1週間はやや停滞気味といってよいほど緩やかとなっています。平年と比較してみても、北部太平洋海域や道東沖合で低めのところがありますが、日本海沖合ではほぼ全域でやや高め、九州沖合でも中国大陸まで沿岸まで高めで推移しています。
また、黒潮は、九州から四国、潮岬まで接岸しており、遠州灘沖合で離岸し、伊豆諸島付近を北上して流れています。

○魚種別の状況
続いて今年の最終局面に入っている全国の主な魚種の水揚げや価格の状況をみてみましょう
北海道の秋サケ漁は終了しましたが、三陸ではまだ漁期中であり、岩手県でも後半戦を迎えています。岩手県でも多少旬によっても好不漁がありますが、下旬頃からピークを迎え、グーンと漁獲が伸びてきています。したがって11月末現在の累計漁獲量は、15.5千トンに達して、昨年の13.3千トンを16%程度上回るようになってきました。ただ単価的には、北海道の豊漁の影響を受けた格好になっており安値で推移しており、金額ベースでみますと、45億円で昨年の59億円に比べると20%以上も落ち込んでいます。
続いてサバ類です。まず北部太平洋海域ですが、三陸沿岸での漁は終わって、現在は常磐から犬吠埼沿岸にかけて漁場ができており、時化の合間の操業が続いています。ただ12月に入っても1週間に1回、多くても2回程度と時化もあって操業はかなり制約されています。ただ操業があるとそれなりにまとまった水揚げとなり、1000トンを超える水揚げが見られます。また九州でも時期的には盛漁期となっており、サバ狙いの漁船が出漁しています。現在の漁場は、先月の済州島付近の漁場から五島西沖に変わっており、この海域でギリサバ、ローソクサバ主体の操業が続けられており、良い船は、1晩1万ケースを超える漁獲となっています。ただ、ギリ・ローソクが主体とあって、日によって価格差が大きいのが特徴です。
スルメイカは、さすがに北海道側が太平洋、日本海ともほぼ終漁モードに入り、現在のこの時期としては三陸が唯一好漁基調となっており、トロールや1本釣りとも操業が続いています。ただ日本海の沿岸部で本来であれば来遊がみられる南下群対象の漁が遅れており、今のところまとまった水揚げがありません。
また師走に入ると騒がれる日本海の寒ブリ漁ですが、まだサイズの大きいブリの姿は少なく、イナダクラスの漁獲が多いため、単価的にもまだまだ100~300円/kg台と安く、寒ブリ漁本番にはもう少し時間がかかりそうな状況が続いています。

なお、詳しい情報につきましては、下記若しくは、JAFIC石井、緑川(電話番号:03-5547-6887)まで、お気軽に問い合わせ下さい。
http://www.market.jafic.or.jp/


================================================================
【4】ちょっといい話
================================================================

●漁村の明日を担う力を養う!!~「活力ある漁村づくり研修会 地域リーダー育成研修会第2回」 開催のお知らせ~

このたび、第1回目(12月12~13日)に引き続き、第2回目の「活力ある漁村づくり研修会地域リーダー育成研修会」を、来年1月30~31日の日程で開催致します。
この研修会は、漁村の活性化のため多くの地域で試みられている「水産品の新商品開発・ブランド化」や、「体験型観光・都市漁村交流」などのテーマについて、学識経験者や専門家による講義、参加者同士の意見交換の場となるワークショップ形式の分科会に、漁業体験プログラム等を組み込み、実践的な内容としています。
参加者の皆様には、専門的知識の吸収とともに、都市漁村交流の実践的体得や、参加者同士の情報交流の機会としても活用いただける内容となっております。
対象は、漁村地域の活性化に実際に取り組んでおられる方々、またこれから取り組もうとする方々です。関心のある方は是非内容をご確認され、ご参加を検討されますようお願いいたします。
【研修の概要】
■開催日時:平成22年1月30日(土曜日)~31日(日曜日)
■開催場所:静岡県西伊豆町(安良里、宇久須、仁科等)
(集合・解散は三島駅北口、開催場所までは貸切バスで移動)
■講師:
鈴木 達志 氏(西伊豆体験型観光連絡協議会代表)
長野 章 氏(はこだてみらい大学情報アーキテクチャ学科教授)
安島 博幸 氏(立教大学観光学部教授)
■ 研修行程
≪1日目≫
【プログラム1】講義1:「水産品の流通・販売・ブランド化のポイント」
【プログラム2】講義2:「漁村の活性化と人材育成のポイント」
【プログラム3】分科会:「事例報告&グループディスカッション」
※3つのテーマに分かれ、商品開発・ブランド化や地域振興・人材育成についてグループディスカッションを行い、最後にテーマごとに発表し問題点解決への工夫を共有
「情報交換・交流会」
≪2日目≫
【プログラム4】「海」のプログラムor「食」のプログラム体験
体験プログラム報告~共有のための報告とディスカッション
【プログラム5】講義:「都市漁村交流と体験プログラムの実践」
■定員:30名程度(応募が定員を超えた場合には、選考により参加者を決定させていただきますので、ご了承ください)
■参加費:無料(ただし、宿泊費、食事代、出発地から三島駅までの交通費、その他個人的な経費については各自負担)
■ 宿泊:西伊豆町内の民宿にお泊りいただきます(宿は事務局にて手配致します。また、ホテル宿泊希望の方は別途ご相談下さい。)。
■申込方法:下記ホームページご覧の上、メール若しくはファックスによりお申し込み下さい(22年1月22日締切)。なお、申し込みに当たり、活性化の取組状況等に関する簡単なアンケートを提出していただきます。
http://www.landbrains.co.jp/chiiki-leader/index.html
また、ホームページご覧いただけない場合は、以下問い合わせ先までご連絡下さい。申し込み用紙をファックス若しくは郵送致します。
■問合せ先:
〒102-0093 東京都千代田区平河町1-2-10 平河町第一生命ビル7階
ランドブレイン株式会社 活力ある漁村づくり研修会事務局宛
TEL:03-3263-3811 FAX:03-3264-8672
E-mail:gyoson@landbrains.co.jp

●農林水産省本省「消費者の部屋」特別展示のご案内

「消費者の部屋」では、消費者の皆様に農林水産行政、食料、食生活等についてご紹介するために特別展示を行っています。平成22年1月の特別展示から水産業・漁村に関係するものを紹介します。
○1月25日(月曜日)~1月29日(金曜日)
「サケは海からの贈り物-さけ・ます資源造成の取組-」
さけ・ます資源造成の重要生や自然環境の大切さ及び命の尊さを身近に感じていただくため、様々なパネル展示や生まれる直前のサケ卵の展示及び鮭の伝統料理の試食など多面的に紹介します。

消費者の部屋は、農林水産省北別館1階にあり、入場無料、農水省への入館手続き不要です。また、展示の他、皆さまからの食に関するご相談にお答えしています。
★開室時間は10時から17時まで(ただし、展示初日は12時から、最終日は13時まで)。
★問合せ先:
消費者の部屋相談室TEL:03-3591-6529 FAX:03-5512-7651
子ども相談電話:03-5512-1115
★ホームページ:http://www.maff.go.jp/j/heya/index.html
特別展示の詳しい情報、平成22年前期(1~6月)の展示スケジュール、これまでの特別展示の様子等をご覧いただけます。
★最寄駅:東京メトロ霞ヶ関駅B3a出口すぐ

----------------------------------------------------------------
◎バックナンバー
----------------------------------------------------------------

平成17年9月から発行している「漁港漁場漁村のメールマガジン」のバックナンバーを掲載しています。
★漁港漁場整備部ホームページからどうぞ
>>> http://www.jfa.maff.go.jp/j/gyoko_gyozyo/g_merumaga/index.html

----------------------------------------------------------------
▲編集後記
----------------------------------------------------------------
ここ数日、東京では真冬の寒さになっています。年末が近づき、何かと忙しい時期ですが、新型インフルエンザも流行しており、皆様方も体調管理には万全を期していただければと思います。
今月12~13日に、「活力ある漁村づくり研修会地域リーダー育成研修会」が西伊豆町で開催されました。天候に恵まれ、駿河湾越しに真っ白な富士山が臨まれ、風もなく、絶好の条件でした。講師陣のご講演の他、グループディスカッションにおいては、各地域の参加者から、地域の抱える具体的な課題をもとに講師陣を交えた議論が行われ、また、西伊豆町の地域資源を活用した体験プログラムにも参加の機会がありました。参加者それぞれに参考となる部分があったのではないかと思いますし、他地区の方とのネットワークをつくるきっかけにもなったと思います。
本号でお知らせしたように、第2回目目の研修会が開催されますので、漁村活性化に取り組まれている方々の積極的なご参加をお願いしたいと考えています。
このメールマガジンに対する、ご感想、ご要望、ご意見等歓迎しますので、どんどんお寄せください。また、皆様の町の話題についても、取り上げていきたいと考えておりますので、お知らせいただければ幸いです。

~~~~~~~ ♪漁港漁場漁村のメールマガジン♪ ~~~~~~

★発行:水産庁漁港漁場整備部防災漁村課
      (〒100-8907東京都千代田区霞が関1丁目2番1号)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

リンク集


アクセス・地図