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漁港漁場漁村のメールマガジン2012/08/30 VOL.077

▼ 目 次 ▼

【1】水産業・漁村の多面的機能の発揮に関する技術検討会について

                              水産庁漁港漁場整備部計画課        
                                    課長補佐(企画班担当) 山崎 雄一郎

【2】漁村の地域リーダー育成研修会開催のお知らせ

                            ランドブレイン株式会社 地方活性化グループ
                                                      グループ長 田中 元清

【3-1】未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選から
                 韓国船遭難救護の碑 福井県/小浜市

                            福井県小浜市教育委員会文化課  地村 保志

【3-2】未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選から
                 遊子水荷浦の段々畑 愛媛県/宇和島市

                            愛媛県宇和島市産業経済部水産課 中川 未来

 ◆ 市町村相談窓口のご案内

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【1】水産業・漁村の多面的機能の発揮に関する技術検討会について
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                            水産庁漁港漁場整備部計画課        
                                     課長補佐(企画班担当) 山崎 雄一郎

 水産業・漁村は、安全で新鮮な食料を安定的に供給する機能以外に、国民の生命財産の保全、自然環境を保全する役割、居住や交流の場の提供などの機能を有し、国民生活や国民経済の安定に貢献しており、これらの機能が広く国民の皆様に享受されてきたところです。

 水産業・漁村の持つ多面的機能は、上記の様に多岐にわたりますが、
 ア)国民の生命・財産を保全する機能には、国境監視や海難救助など、
 イ)自然環境保全機能としては、藻場・干潟等の生息環境を保全することや、海洋汚染防止対策など、

 ウ)居住や交流の場の提供としては、魚食文化の継承や海洋の自然や漁業・海の暮らしにふれあう体験機会の提供といった漁村文化の継承という事項があります。

 しかしながら、我が国の現状は、漁業者の高齢化、漁村人口の減少等により水産業・漁村が関わる問題が深刻化するに従い、これまで提供してきた多面的機能を発揮することに支障が生じています。

 そのため、水産庁では有識者による検討会を6月に設置し、水産業・漁村の持つ多面的機能の発揮のためにどのような手立てが必要か、のべ3回にわたって検討を行って参りました。検討会には、

 ○広島大学教授の山尾政博氏、

 ○元海上保安大学校校長の高橋迪氏、

 ○全国漁業協同組合連合会漁政部部長の高浜彰氏、

 ○公益財団法人日本交通公社主任研究員の大隅一志氏、

 ○毎日新聞生活報道部編集委員の小島正美氏

を委員にお迎えし、それぞれのお立場より検討を行っていただいたところです。

 各委員には、多面的機能の発揮のための手段や課題を抽出し、どのような活動が有効であり、かつ支援が必要かという事の検討を行い、現在、その報告書の取りまとめを行っていただいているところです。
 今後、この報告書につきましては、検討結果を広く知っていただくために農水省のホームページにて公表する予定ですので、是非ご参考としていただければと思います。

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【2】漁村の地域リーダー育成研修会開催のお知らせ
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                            ランドブレイン株式会社 地方活性化グループ
                                                      グループ長 田中 元清

 この度、水産庁の交付金を受け、産地水産業強化支援事業の一環として、全国4地区で「漁村の地域リーダー育成研修会」を開催いたします。
 本研修会は、水産業や漁村における所得の向上、地先資源の増大、漁業の6次産業化等の取組の中核的な役割を担う人材の育成を目的としています。
 3日間の研修プログラム(2回)を通して、地域資源や課題の整理の仕方やそれらに対応した新規ビジネスの考え方、実現・事業化のためのノウハウ(ターゲットの設定、運営体制、収支計画)等を習得して頂くものです。
 新規事業計画の作成、運営体制の構築、国・県等への補助(強い水産業づくり交付金等)の申請や実施等にも役立つ内容となっていますので、漁業関係者はもちろんNPOや地域住民、自治体の方、漁村地域の活性化に取り組まれている皆様、これから取り組まれようとする皆様など、是非ご参加下さい。
 本研修会が、皆様の地域での新たな産業創出や地域の魅力・活力の向上の一助となることを期待します。
 なお、早速、今週末の9月1日から(~3日)兵庫県明石市において関西会場の一回目の研修会が始まります。ビジネスプランの作成演習に加え、明石浦漁業協同組合の若手組合員9名が集まり設立された漁業者グループAFAR(AKASHIURA Fisherman's Active Research)の活動状況の紹介、高知大学受田浩之先生(漁村地域の総合的な活性化策を考える!)と愛媛大学若林良和先生(”ぎょしょく”ビジネスモデル)の講演等が予定されています。是非、ご参加下さい。

 詳しくは、本研修会のWebページをご覧ください。
⇒ URL: http://www.gyoson-nippon.jp/

 

【主なプログラム】
 実践事例の視察/専門家による講義(水産物流通、都市漁村交流等の事業展開について)/専門家等の指導によるビジネスプラン作成演習


【開催概要】
 平成24年9月~12月の期間(各地区3日間×2回)


〈北海道会場〉1回目:11月上旬(予定),2回目:11月中旬(予定)
  場所:北海道根室市、札幌市
  講師:婁小波氏(東京海洋大学)ほか
  事例視察先:根室市歯舞・落石地区

〈関東会場〉1回目:9月18~20日,2回目:10月9~11日
  場所:千葉県鋸南町、東京都千代田区
  講師:婁小波氏(東京海洋大学)、西川益通氏(株式会社旬材代表取締役)ほか
  事例視察先:保田漁業協同組合
〈関西会場〉1回目:9月1~3日,2回目:10月21~23日
  場所:兵庫県明石市、大阪府大阪市
  講師:受田浩之氏(高知大学)、若林良和氏(愛媛大学)、西川益通氏(株式会社旬材代表取締役)ほか
  事例視察先:明石市漁業者グループAFAR(アファー)
〈九州会場〉1回目:11月上旬(予定),2回目:12月上旬(予定)
  場所:福岡県糸島市、福岡県福岡市
  講師:日高健氏(近畿大学)ほか
  事例視察先:糸島漁業協同組合

【参加費】無料(旅費はご自身でご負担ください。ただし、情報交換・交流会は、会費制となります。)

【問合せ・お申し込み先】
  ランドブレイン(株)地域活性化グループ  倉田・大蔵・後藤・齋藤
  TEL:03-3263-3811   Email:gyoson@landbrains.co.jp
  

 上記メールに、名前、所属、電話番号、メールアドレス、参加希望会場を記載の上、お申込み下さい。研修内容の詳細、申込フォームは以下のホームページにも掲載しています。
 ⇒ URL: http://www.gyoson-nippon.jp/

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【3-1】未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選から
              韓国船遭難救護の碑 福井県/小浜市
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                         福井県小浜市教育委員会文化課  地村 保志

 若狭湾にのびる内外海半島の先に泊という小さな漁村があります。
 村の背後には、小浜の名勝蘇洞門があり、リアス式海岸の美しい風景に包まれています。
 1900年1月、この村の沖合にロシア・ウラジオストック港を出港した1隻の韓国商船が厳冬の日本海で遭難し、漂着しました。
 帆柱が折れ、帆が破れ無残な状態になった遭難船には93名の乗員が乗っていました。
 遭難船を見つけた村人たちは、うねる波の中小舟を出し乗員全員を岸まで運び、各家に分宿させ手厚くもてなしました。
 村人の必死の救護活動によって乗員全員が無事救助され故国に戻ることができました。村を離れるとき、村人も乗員も親子兄弟のように涙を流して別れを惜しみました。
 乗員たちは「このもてなしの心を忘れません」と言葉を残し、帰国の途についたのでした。
 この碑は、当時の韓国船員や泊区民の子孫らが100周年記念事業として、21世紀の日本と韓国の友情と平和を祈念して2001年1月に建立しました。
 石碑には、「海は人をつなぐ母のご如し」という文字が日本語とハングルで刻まれており、日韓の善隣友好の心の礎となっています。
 この碑は、平成18年2月22日「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に認定されました。

【小浜市HP】http://www1.city.obama.fukui.jp/i/

 「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」については、(社)全国漁港漁場協会のホームページに掲載されておりますので、興味のある方は是非ご覧いただきたいと思います。
URL   http://www.gyokou.or.jp/100sen/100kekka.htm

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【3-2】未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選から
              遊子水荷浦の段々畑 愛媛県/宇和島市
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                         愛媛県宇和島市産業経済部水産課 中川 未来

 水荷浦(みずがうら)は、宇和海に向かって伸びる三浦半島北部に位置する遊子(ゆす)地区の小さな集落の1つです。水荷浦がある三浦半島周辺は、顕著なリアス式海岸で、急峻な急傾斜面と深い海域からなる独特の地形を持ち年間を通じて少雨です。「水荷浦」とは、水を荷う浦。水に乏しく生活水を担い運んできたことに由来していると言われています。その集落背後の斜面に、小さな石を積上げて幅1m、高さ1.5mほどの畑が雛壇状に形成され、最も高い所で標高約60m、平均勾配が約40度で、その段数は50段余を数え、地元では「段畑」と呼ばれています。
 江戸時代の頃から宇和海は、国内でも屈指の鰯漁場で宇和島藩(宇和島伊達家)もその発展に力を注ぎ、沿岸部には次々と漁村ができました。人々は、生業である漁業を支えるために、山の斜面を開墾し雑穀類を栽培して自分たちの食糧を得ていたと考えられています。人口が増加するにつれて、開拓も進み明治の初めには斜面一面が段々化されました。
 明治末からは、畑はサツマイモから桑へと切り替わり、養蚕で得た収入で畑の石垣化が行われました。昭和に入り、戦後の食糧難によって再びサツマイモが増産されるようになり、昭和30年代からはじゃがいも栽培、その後周辺地域では柑橘栽培へと転換していきましたが、水荷浦は柑橘栽培に適していなかったためその後もじゃがいもの栽培が続きました。そして昭和40年代に入ると、ハマチや真珠の養殖業が軌道に乗り始め、全国屈指の魚類・真珠養殖産業地として発展していくなかで、段畑は徐々に減少していきます。
 多くの畑が山にかえる中、水荷浦の段畑は今もその姿を残しています。先人たちが築き上げたこの段畑を後世に残すため、平成12年に地元有志のメンバーが中心となり「段畑を守ろう会」を結成し、「耕して天に至る」をキャッチフレーズに保存活動を行っています。平成19年7月には、継続的に営まれてきた半農半漁の土地利用のあり方を示す独特の文化的景観で、人々の生活・生業を理解するうえで欠くことのできないものであるとして、国の重要文化的景観の選定を受けました。

 「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」については、(社)全国漁港漁場協会のホームページに掲載されておりますので、興味のある方は是非ご覧いただきたいと思います。
URL   http://www.gyokou.or.jp/100sen/100kekka.htm

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◆ 市町村相談窓口のご案内
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  地元のお考えや解決したい課題等を水産庁に直接相談していただけるよう「市町村相談窓口」を開設しています。どうぞ、お気軽にご利用下さい!
  相談対象者:市町村からの相談を基本とします。
  相談内容 :水産業及び漁港漁場に関連した漁村の振興
  相談方法 :原則、電子メールで、所属、氏名、連絡先、相談内容を送付下さい。
              E-mailアドレス:www_fid_fa@nm.maff.go.jp
  回答   :1週間以内目処でお答えします。
  窓口担当 :防災漁村課漁村企画班、環境整備班

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◎ バックナンバー
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 平成17年9月から発行している「漁港漁場漁村のメールマガジン」のバックナンバーを掲載しています。
★漁港漁場整備部ホームページからどうぞ
 >>> http://www.jfa.maff.go.jp/j/gyoko_gyozyo/g_merumaga/index.html

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▲ 編集後記
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 東日本大震災で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
 記事でご紹介したように、漁村の地域リーダー育成研修会が全国各地で始まります。6次産業化をはじめとする漁村の活性化に取り組む人材に必要なノウハウを提供するとともに、研修会等への参加を通じて全国の漁村の関係者が手を携えて、漁村の活性化に邁進していくことを期待しています。
 オリンピックが終わり、パラリンピックが開幕しました。日本選手の活躍を応援しましょう。残暑は依然として厳しいですが、体調管理に十分留意されて、元気に暑い夏を乗り切られるようお祈りいたします。
 このメールマガジンに対する、ご感想、ご要望、ご意見等歓迎しますので、どんどんお寄せください。また、皆様の町の話題についても、取り上げていきたいと考えておりますので、お知らせいただければ幸いです。

~~~~~~~ ♪ 漁港漁場漁村のメールマガジン ♪ ~~~~~~

★発行:水産庁漁港漁場整備部防災漁村課
      (〒100-8907 東京都千代田区霞が関1丁目2番1号)

  このメールマガジンは、水産業・漁村の振興に関わる地方公共団体の
方々に配信しています。
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漁港漁場整備部整備課
ダイヤルイン:03-3502-8493
FAX:03-3502-2668

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