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漁港漁場漁村のメールマガジン2012/9/28  VOL.078

▼ 目 次 ▼

【1】第11回聞き書き甲子園について

                          水産庁漁港漁場整備部計画課        
                                     課長補佐(調査班担当) 山川 勝彦

【2】地震・津波に対する防災、減災診断の実施について

                       (財)漁港漁場漁村技術研究所         
                                                   主任研究員  後藤 卓治

【3】漁村の地域リーダー育成研修会の開催状況と今後の予定について

                    ランドブレイン株式会社 地方活性化グループ   
                                                                      後藤 峻 

【4-1】未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選から
                      和船5艘 神奈川県/横須賀市

              横須賀市自然・人文博物館 民俗担当学芸員 瀬川 渉 

【4-2】未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選から
                 小川島鯨見張所 佐賀県/唐津市呼子町

                               唐津市呼子支所水産支援室   坂田 光司

 ◆  9月26日付け人事異動
 ◆ 市町村相談窓口のご案内

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【1】第11回聞き書き甲子園について
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                      水産庁漁港漁場整備部計画課        
                              課長補佐(調査班担当) 山川 勝彦

 みなさんは「聞き書き甲子園」という言葉を聞いたことがありますか。
「聞き書き甲子園」とは、全国の高校生が森や海・川の名人を訪ね、知恵や技術、人生を聞き書きし、記録する活動です。
 この活動は、平成14年から林野庁と文部科学省の主催する「森の聞き書き甲子園」としてスタートし、平成22年には「海・川の名人」への聞き書きが同時に開催され、平成23年からは森と海・川を合わせて「聞き書き甲子園」として実施されるようになり、今回で11回目の開催となりました。
  今年も9月下旬から全国から選抜された100人の高校生が、森の名人80人と海・川の名人20人のところにひとりずつ訪ねていき、一対一でお話を伺い、「聞き書き」レポートにまとめる作業を行います。昨年のレポートを見ますと、最初はお互いに戸惑いながらも、取材を重ねていくうちに、まるで親子や師弟のような信頼関係が築かれ、高校生は名人から様々なことを聞き出しています。そして、名人の技や知恵を知
るだけでなく、自然と人の暮らしを学ぶとともに、名人の言葉から多くの感動を受けて、自分を見つめることができたようです。
 「聞き書き」の成果は来年3月30日に江戸東京博物館で開催される「聞き書き甲子園フォーラム」で発表されます。今年はどんな発見や感動を伝えてくれるのでしょうか。「聞き書き甲子園フォーラム」は一般
にも公開されますので、みなさんも取材を経た高校生の声を聞きに行かれてはどうでしょうか。

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【2】地震・津波に対する防災、減災診断の実施について
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                      (財)漁港漁場漁村技術研究所         
                                                  主任研究員  後藤 卓治

 『漁港漁場漁村のメールマガジン 2012.06 VOL.075』で、ご紹介させて頂きました「地震・津波に対する防災、減災診断」について全国各地からご応募頂きありがとうございました。
 現在は、実施地区の基礎的情報収集を進めている段階であり、今後、現地に入り地域防災計画の診断を実施してく予定です。
 なお、今回の診断では、以下の特徴の地域で診断を実施致します。

1 海岸線沿いに国道が走り、国道沿いに民家が点在し、避難場所への移動に時間を要することが想定される地域。
2 背後に平坦地が広がり高台までの移動距離に時間を要することが想定される地域。
3 背後が急斜面で、市街地とのアクセスが道路1本で集落孤立が想定される地域。
4 漁港周辺に釣り客や観光客が多数来訪し、来訪者の避難誘導の必要性が想定される地域。
 
 実際には各地域で個別に診断を実施することとなりますが、診断結果から得られた各特徴についての課題・問題点、解決に向けての方策等について取り纏めて行く予定です。

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【3】漁村の地域リーダー育成研修会の開催状況と今後の予定について
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                    ランドブレイン株式会社 地方活性化グループ   
                                                                     後藤 峻 

 現在、当社では水産庁の交付金を受け、「産地水産業強化支援事業」の一環として、全国4地区で「漁村の地域リーダー育成研修会」を開催しています。
 本研修会は、水産業や漁村における所得の向上、地先資源の増大、漁業の6次産業化等の取組の中核的な役割を担う人材の育成を目的としています。3日間の研修プログラム(2回)を通して、地域資源や課題の整理の仕方やそれらに対応した新規ビジネスの考え方、実現・事業化のためのノウハウ(ターゲットの設定、運営体制、収支計画)等を習得して頂くものです。
 これまで、関西会場、関東会場で1回目の研修会が開かれました。開催状況とこれからの予定についてご報告いたします。

 

≪第1回関西会場(9月1日~3日)及び関東会場(9月18日~20日)の   開催結果≫
 漁村の活性化、漁業の6次産業化を目指す漁業関係者や行政職員、まちづくり団体などからご参加いただきました。関西では「兵庫県明石の漁業者グループAFARの活動」、関東では「千葉県保田漁協食堂ばんや」を視察し、有識者からの講義、演習を通じ、参加者同士、講師との議論・交流が進み、大変盛況な会となりました。
 「地元の資源をどのように活かして、新たなビジネスを生みだすか?」というテーマのもと、ビジネスプランの作成演習を行い、各参加者がご自身のフィールドに関するプランを作成しました。参加者が日頃か
ら抱いている活性化のアイディアや視察先の状況などを基に、「地魚を活かした土産商品の開発」や、「直販施設の整備による活性化方策」など様々な個性的で面白いプランが考えられました。地域の状況を踏まえて、アイディアをどのように具体化して、実現に持って行けばいいのか、多くのヒントが得られたと思います。2回目の研修会では、これらのプランをさらに磨き、これらをどのように実現していくか考えていく予定です。
 視察先の状況、講義内容等については、別途ホームページなどでお知らせしていく予定です。

 

≪今後の研修会について≫
 10月に、関東、関西会場の第2回目の研修会、11月~12月に北海道、九州会場での研修会を実施する予定です。研修会場により視察先、講師が違いますが、演習内容は基本的に同じです。
 本研修では、漁村の六次産業化の基礎知識や、自らの地域で事業を実施するためのノウハウを修得することができます。漁業関係者、NPO、地域住民、自治体の方など、漁村地域の活性化に実際に取り組まれている皆様、これから取り組まれる皆様、ぜひご参加下さい。2回目だけでも充実のプログラムとなっておりますので、関東会場、関西会場の2回目にも、ぜひお申込みいただくようお願いいたします。

【主なプログラム】
 実践事例の視察/専門家による講義(水産物流通、都市漁村交流等の事業展開について)/専門家等の指導によるビジネスプラン作成演習


【開催概要】
〈北海道会場〉
 1回目:11月5~7日(根室市),2回目:11月26~28日(札幌市)
 講師:婁小波氏(東京海洋大学)、敷田麻実氏(北海道大学)ほか
 視察先(1回目):根室市歯舞(衛生管理型岸壁、直売商品・販売施設、漁協食堂)・落石地区(ネイチャークルーズ船、フットパス、女性グループによる弁当など)

〈関東会場〉
 2回目:10月9~11日(東京都千代田区)
 講師:婁小波氏(東京海洋大学)、大坪泰久氏((株)紀ノ國屋インターナショナル店・生鮮仕入兼任テクニカルアドバイザー)


〈関西会場〉
 2回目:10月21~23日(大阪府大阪市)
 講師:受田浩之氏(高知大学)、若林良和氏(愛媛大学)西川益通氏(株式会社旬材代表取締役)ほか


〈九州会場〉
 1回目:11月8~10日(福岡県糸島市・福岡市),2回目:12月6~8日(福岡市)
 講師:日高健氏(近畿大学)ほか
 視察先(1回目):糸島漁業協同組合(カキ小屋、直売所)


【参加費】
 無料(旅費はご自身でご負担ください。交流会は会費制)


【問合せ・お申し込み先】
 ランドブレイン株式会社 地域活性化グループ  大蔵・齋藤
 TEL:03-3263-3811   Email:gyoson@landbrains.co.jp
 上記メールに、名前、所属、電話番号、メールアドレス、参加希望会場を記載の上、お申込み下さい。研修内容の詳細、申込フォームは以下のホームページにも掲載しています。
⇒ URL:
http://www.gyoson-nippon.jp/%E6%BC%81%E6%9D%91%E3%81%AE%E5%9C%
B0%E5%9F%9F%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E8%82%B2%E6%88%
90%E7%A0%94%E4%BF%AE%E4%BC%9A/

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【4-1】未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選から
                  和船5艘 神奈川県/横須賀市
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                  横須賀市自然・人文博物館 民俗担当学芸員 瀬川 渉

 大海原を東京湾と相模湾に分かつ三浦半島の国際港湾都市、横須賀。この地が広く知られるようになるのは、ペリー来航以降のことではない。三浦半島の海付きの村は江戸時代から栄えており、イワシ漁や鯛の一本釣りなどが盛んに行われていた。イワシは干鰯に加工され畑の肥料として用いられるとともに、三浦半島に立ち寄るカツオ漁船に生き餌として売られるなどしていた。

 選定されているのは地曳網漁に使われていた和船4艘と、伝統的な和船建造技術を後世に伝えるため横須賀市内造船所において建造されたカモイ船である。木造船の耐用年数は10~15年と短く、今日では実物に加え建造技術も失われつつあることから、カモイ船の建造過程は記録映画としても保存されている。強化プラスチック製の漁船しか建造されなくなった現代では選定された和船ばかりでなく、カモイ船の建造技術を記録した映画の資料的価値も一層高まっている。

 今年は5月と来る11月2日~4日に、選定された和船を含む国指定重要有形民俗文化財「三浦半島の漁撈用具」2603点(昭和49年2月18日指定)を一般公開し、展示解説を3日午後2時から開催予定である。この一般公開ではイワシ漁だけでなく、タコ漁や見突き漁、さらに海藻や貝類の採集用具なども公開しており、多種多様な生物が生息する三浦半島の漁撈活動を理解できるようになっている。
  一般公開の詳細は横須賀市自然・人文博物館のホームページ(http://www.museum.yokosuka.kanagawa.jp/)でお知らせしています。

 「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」については、(社)全国漁港漁場協会のホームページに掲載されておりますので、興味のある方は是非ご覧いただきたいと思います。
URL   http://www.gyokou.or.jp/100sen/100kekka.htm

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【4-2】未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選から
              小川島鯨見張所 佐賀県/唐津市呼子町
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                                      唐津市呼子支所水産支援室 坂田 光司 

 唐津市呼子町の沖合6kmに浮かぶ小川島は、江戸時代、捕鯨の島として栄えていました。
 秋ごろから温かい場所を求めて南に向かう鯨は、イカなど餌が豊富な小川島周辺の海域を通り道にしていました。
 鯨が小川島に出没するのは11月から3月、4月まで。毎年、その時期になると呼子の鯨組の組主・中尾家が銛を突く人、船をこぐ人、捕鯨に必要な島内外の人々を束ねて、小川島に捕鯨前線基地を作りました。
 島の一番高い「地の山」には、今も残る「鯨の見張所」があり、鯨を見つけると見張所の東西に立つ旗ざおに旗が揚がります。どちらに揚がるかで、島からの距離や位置を知らせ、近くの島の応援も得て鯨を捕らえていました。
 一回の捕鯨で海に出る人は500人ほど。港には鯨を解体したり、鯨油を取ったり、保管、船の修理をするための「納屋場」があり、そこには約300人が作業をして活気づいていたといいます。
 外国船が近海で捕鯨をするようになると、明治10年には、わずか4頭しか取れなくなり、捕鯨に携わる約800人の生活を半年にわたって支えるには、最低20頭の鯨を取ることが必要だったため、徐々に捕鯨
が衰退していきました。
 しかし、鯨がイカなどの餌を追って回遊した小川島周辺の豊かな海の資源は変わらず存在し、島の人々はイカ漁へと移行して、島の人々の生活を支えています。


《小川島での捕鯨の様子が記されている史料》
 「鯨一件の巻」    (1773 呼子鯨組) 
 「小川嶋捕鯨絵巻」  (1796 呼子観光物産館)
 「小川島鯨鯢合戦」  (1840 九州大学附属図書館芸術工学図書館)
 「小川嶋鯨組一切記」 (1838 呼子支所総務教育課)など


【引用】 本文・・・・・七つの島物語(島づくり事業実行委員会)
     史料文献・・・小川島捕鯨史跡とまちなみマップ(呼子町文化連盟)

 「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」については、(社)全国漁港漁場協会のホームページに掲載されておりますので、興味のある方は是非ご覧いただきたいと思います。
URL   http://www.gyokou.or.jp/100sen/100kekka.htm

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◆  9月26日付け人事異動
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 9月26日付け漁港漁場整備部関係の人事異動をお知らせします。

☆ 9月26日付け部内へ(で)異動・新所属

【計画課】
鳩野 弘毅 →  外務事務官併任

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◆ 市町村相談窓口のご案内
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  地元のお考えや解決したい課題等を水産庁に直接相談していただけるよう「市町村相談窓口」を開設しています。どうぞ、お気軽にご利用下さい!
  相談対象者:市町村からの相談を基本とします。
  相談内容 :水産業及び漁港漁場に関連した漁村の振興
  相談方法 :原則、電子メールで、所属、氏名、連絡先、相談内容を送付下さい。
              E-mailアドレス:www_fid_fa@nm.maff.go.jp
  回答   :1週間以内目処でお答えします。
  窓口担当 :防災漁村課漁村企画班、環境整備班

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◎ バックナンバー
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 平成17年9月から発行している「漁港漁場漁村のメールマガジン」のバックナンバーを掲載しています。
★漁港漁場整備部ホームページからどうぞ
 >>> http://www.jfa.maff.go.jp/j/gyoko_gyozyo/g_merumaga/index.html

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▲ 編集後記
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 東日本大震災で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
 2つの台風が日本にやってきています。台風周辺や進路にあたる地域は暴風や大雨、大時化に厳重な警戒が必要です。
 今月号では、聞き書き甲子園を取り上げました。海・川の名人への聞き書きが本格的に始まって3年目です。この取組が一層発展し、経験者が徐々に増え、漁業や漁村の活性化に関心を持つ若者が増えていくことに期待したいと思います。
 また、今月から始まった漁村の地域リーダー育成研修会の開催状況のご紹介をいたしました。先進地の視察や専門家の講演をきく有益な機会であるとともに、日頃漠然と抱いているアイディアを、実行可能な事業計画に仕上げるノウハウを取得するものであり、漁業や漁村の活性化を進めていく上で役に立つものと思います。是非、多数の方に参加していただきたいと思います。
 なお、メールマガジンの配信先変更等のご連絡を受けながら、変更作業が遅れたところがありました。この場を借りてお詫び申し上げます。
 このメールマガジンに対する、ご感想、ご要望、ご意見等歓迎しますので、どんどんお寄せください。また、皆様の町の話題についても、取り上げていきたいと考えておりますので、お知らせいただければ幸いです。

~~~~~~~ ♪ 漁港漁場漁村のメールマガジン ♪ ~~~~~~

★発行:水産庁漁港漁場整備部防災漁村課
      (〒100-8907 東京都千代田区霞が関1丁目2番1号)

  このメールマガジンは、水産業・漁村の振興に関わる地方公共団体の
方々に配信しています。
  このメールマガジンに関するご意見・ご要望、転載の希望、あるいは
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メールでお願いします。
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水産庁

漁港漁場整備部整備課
ダイヤルイン:03-3502-8493
FAX:03-3502-2668

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