English

このサイトの使い方

サイトマップ

ホーム > 分野別情報 > 水産業・漁村の多面的機能 > 多面的機能の解説 > 河川・湖沼の生態系保全


ここから本文です。

 

河川・湖沼の生態系保全

漁業者を中心とした地域の人々によって、内水面(河川や湖沼)における環境と生態系が守られています。

0301_01

河川に水利用や治水のための工作物が造成された結果、魚類などの移動阻害が問題となっています。また、ブラックバスなどの外来魚の個体数の増加や生息域の拡大によって、わが国に在来の生物への影響も懸念されています。 こうした問題に対して、内水面漁業者を中心とした様々な取り組みが展開されています。

 

魚道の機能維持とモニタリング

堰などに設けられた魚道に堆積し、魚の遡上・降下の支障となる土砂や石、ごみなどを除去する取り組みが行われています。また、魚の遡上・降下の状況をモニタリングし、魚道が有効に機能しているかのチェックを漁業者が行い、河川管理者と協議し、改善を要望する体制が整備されている例などもあります。 0301_02

 

産卵場づくり

アユは河川の下~中流域の河床の石のすきまに産卵を行います。産卵シーズン前に漁業者の手で産卵場となる瀬の河床を耕うんすることで、良好な産卵場づくりを行っています。 0301_03 0301_04

 

外来種の駆除活動

ブラックバス、ブルーギルの外来魚は、在来の生物を補食するなど生態系への悪影響が懸念されています。各地で漁業者や遊漁者、一般市民による駆除活動が展開されていますが、特に漁業者は漁船や漁具を保有していること、生態についての知識が豊富なこと、効率的に漁獲できることなどから、外来種防除の中心的役割を担っています。

0301_05 0301_07 0301_06

ブラックバスの稚魚の駆除

 

漁港に設置された回収用の生簀(琵琶湖)

 

特定外来種

平成16年6月に「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」が公布されました。わが国固有の生態系を壊すことが危惧される外来生物として、魚類ではオオクチバス、コクチバス、ブルーギル、チャネルキャットフィッシュの4種類が「特定外来種」に指定されました。

0301_08 0301_09

ブラックバス

ブルーギル

 

 

外来生物被害予防三原則

  1. 入れない ~悪影響を及ぼすかもしれない外来生物をむやみに日本に入れない
  2. 捨てない ~飼っている外来生物を野外に捨てない
  3. 拡げない ~野外にすでにいる外来生物は他地域に拡げない

 

特定外来生物とは、海外起源の外来生物であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されます。

1. 生態系への影響

外来生物が侵入し、新たな場所で生息するためには、餌をとったり、葉っぱを茂らして生活の場を確保したりする必要があり、もともとその場所で生活していた在来生物との間で競争が起こります。

  • 外来生物が在来の生き物を食べてしまうことにより、本来の生態系が乱されてしまう。
  • 外来生物が、日陰を作ってしまうことで、在来植物の生活の場を奪ってしまったり、在来生物と同じ餌を食べることにより、エサを巡って競争がおこる。
  • 近縁の在来生物と交雑して雑種を作ってしまい、在来生物の遺伝的な独自性がなくなる。

2. 人の生命・身体への影響

たとえば、毒をもっている外来生物にかまれたり、刺されたりする危険があります。

3. 農林水産業への影響

外来生物の中には、畑を荒らしたり、漁業の対象となる生物を捕食したり、危害を加えたりするものもいます。

 

 

 

リンク集


アクセス・地図