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(3)子どもの魚離れがもたらす影響 ア 子どもの健全な発育にも影響


近年、魚の脂に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といった体内で合成される量が非常に少ない機能性成分が、胎児や子どもの脳の発育に重要な役割を果たすことが分かってきました(第1部 第1章 特集2 第2節(1)参照)。

母乳には発育に必要な栄養素がバランスよく豊富に含まれることから、母乳による育児が乳児にとって最適な栄養源であることは良く知られています。

ただし、最近の研究成果によると、DHAを添加した人工乳を生後まもない乳児に摂取させることで、網膜や視神経の発達が促され、発達指数や知能指数を上昇させることが明らかになっています。

また、妊娠中にDHAやEPAなどのオメガ3系不飽和脂肪酸を摂取した妊婦から生まれた子どもの知能指数は、摂取しなかった子どもに比べ高いという米国の研究成果もあります。

図1-4-15 妊娠中の母親の魚介類摂取量が生後42か月及び8 歳の子どもの言語知能指数に及ぼす影響

この他にも米国では、オメガ3系不飽和脂肪酸の効用を示す研究が公表されており、子どもの健康と脳の機能発達への効果が注目を集めています。

さらに、魚油やDHAの摂取が精神活動に及ぼす影響についても研究が進んでいます。心理的なストレス下にある学生を対象とした実験において、DHAを摂取したグループは対照群よりも敵意性が低いという結果も得られています*1。

こうした研究結果を踏まえると、水産物の摂取量が大きく減少することは、子どもの健全な発育に影響を及ぼすことになるかもしれません。

*1 Hamazaki T, et al:The effect of docosa-hezaenoic acid in aggression in young adults. A placebo-contorolled double-blind study, J, Clin . Invest., 97(4),1129-1133(1996)

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漁政部企画課
担当者:動向分析班:大橋・太田
代表:03-3502-8111(内線6578)
ダイヤルイン:03-3502-8415
FAX:03-3501-5097

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