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はじめに


青く豊かな海、清く澄んだ川、美しい浜、その恵みを受けている多様な生物、これらは地球に住む人類にとって貴重な財産です。地球の表面積の7割を占める海は、生命の源であり、生態系や地球環境に大きな役割を果たしています。そして、この貴重な財産である海の環境を慈しみ、守り、後世に引き継いでいくことは、我々に課せられた大きな使命です。

特に四方を海に囲まれた我が国においては、古来より海の恵みを享受してきました。我が国周辺で獲れる魚は多種多様な食文化や地域の伝統文化の形成に深く関わってきました。水産業は日本人の生活にとって身近な産業として発展してきたのです。

しかしながら、我が国の水産業をめぐる状況は大きく変わろうとしています。国内においては、資源の減少、漁獲量の減少、魚価の低迷に加え、消費者の魚離れが進んでいます。国外に目を向けると、水産物需要の増加、マグロ類をはじめとする海洋生物資源の保存管理や国際規制の強化等、水産業に対する関心は世界的に高まっています。

このように深刻化する国内外の水産業を取り巻く状況にあって、それを乗り越え、将来に向けた明るい展望を持った水産業の環境を整備することが急務となっています。なぜならば、水産物は日本人が摂取する動物性タンパク質の4割近くを占める重要な食物であり、この日本人の食生活を支えているのが漁業・漁村だからです。

新たな政権の下、海洋国家・日本に相応しい豊かな国民生活を実現することが求められています。漁業に従事する人々、漁村に暮らす人々が、誇りを持ち、笑顔が絶えないような漁業・漁村をつくること、それは、日本人のよりよい食生活を実現することでもあるのです。

将来の漁業・漁村の姿を思い描く材料として、今回の白書の「特集」では、我が国の漁業・漁村の歴史的な役割などに焦点を当てました。歴史は未来を知る手がかりです。「トピックス」においては、消費者の魚離れが進む中での魚食普及や大西洋クロマグロのワシントン条約附属書掲載をめぐる動きや資源管理の実行に向けた我が国の方針等を取り上げています。また、「平成20年度以降の我が国水産の動向」においては、新たな時代を迎えるにあたっての課題について、様々な観点から分析、整理を行いました。

本報告を通じ、水産業に関する国民の理解と関心が一層深まることを期待します。

お問い合わせ先

漁政部企画課
担当者:動向分析班
代表:03-3502-8111(内線6578)
ダイヤルイン:03-6744-2344
FAX:03-3501-5097

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