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ホーム > 水産白書 > 平成25年度 水産白書 全文 > 平成25年度 水産の動向 > 第1部 平成25年度 水産の動向 > 第Ⅰ章 特集 養殖業の持続的発展〜


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第Ⅰ章 特集 養殖業の持続的発展



我が国の養殖生産は緩やかな減少傾向にあり、漁業・養殖業生産量に占める養殖業の割合は20%をわずかに超える水準にとどまっていますが、沿岸漁船漁業の生産量とほぼ同じ水準となっています。また、漁業・養殖業生産額に占める養殖業の割合は30%を超える水準で推移しています。

一方、国際連合食糧農業機関(FAO)によると、世界の養殖業生産量は平成24(2012)年には9,043万トンとなり、漁業・養殖業生産量に占める養殖業の割合は49%に達しています。世界の水産物消費量が増加している中、世界の漁船漁業による生産量は9,000万トン前後で頭打ちの状況にあり、養殖業の生産の増加が伸び続ける消費量を支えています。しかし、養殖業生産量の増加は、中国を中心とする淡水魚類養殖での増加や工業用原料としての藻類養殖での増加が大きな部分を占めており、食用目的の海面養殖業の生産が大部分を占める我が国の養殖生産構造とは異なる面があります。

水産物は、世界的に食味だけでなく栄養面での評価が高まっており、水産物を多用する日本食の世界的な普及と相まって需要が増大しています。一方、水産資源量には限界があり、多くの水産資源が既に満限又は過剰に利用されていると評価されていることから、漁船漁業による生産量の大幅な増加は見込みにくくなっています。このため、我が国においても、我が国周辺水域の水産資源の適切な管理及び利用とともに、養殖業の持続的発展を目指すことが水産物供給を確保する上で特に重要な課題です。

我が国は、古くから養殖技術の発展に取り組んできました。海面魚類養殖やエビ類養殖を始めとした我が国の養殖技術は、世界の養殖業の発展に大きく寄与してきましたが、今後とも、世界の養殖業の更なる発展と、それによる天然水産資源への負荷の軽減を図る上で、我が国の養殖技術の一層の貢献が求められています。

この特集では、第1節において、養殖業の意義、歴史及びその現状について説明します。第2節では、養殖業における経営や技術的課題とその対応について分析します。第3節では、養殖水産物の流通や消費における現状と課題について分析します。第4節では、全体のとりまとめとして、養殖業の持続的発展のために解決すべき課題について整理し、その対策について考察します。


目次

第1節 これまでの養殖業の展開


第2節 養殖生産をめぐる課題


第3節 養殖水産物と食卓


第4節 養殖業の持続的発展のために


お問い合わせ先

漁政部企画課
担当者:動向分析班
代表:03-3502-8111(内線6578)
ダイヤルイン:03-6744-2344
FAX:03-3501-5097

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