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水産庁公式ブログ「アワビのステーキ食べてみたいよね」2021年9月

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【9月30日 1か月毎日海鮮丼チャレンジ】



「海鮮丼」

それは 海の宝石箱。
誰しもが心躍る食べ物である。

昨今のコロナ禍により飲食店での魚の消費が減り、一部の魚では魚価が落ちている。

各家庭でもっと魚を食べてほしい・・・。

水産庁職員である私は率先して魚を食べるという姿勢を見せたい!

皆さんに、明日は海鮮丼にするかなーと思ってもらいたい!!

そして魚は美味しいということをもっと知ってもらいたい!!!

やります!10月は1か月毎日海鮮丼チャレンジ!!

お楽しみに!

〇水産庁Facebook:https://www.facebook.com/suisanjapan.jfa/
毎日21時に海鮮丼アップ!

〇カテゴリ別「1か月毎日海鮮丼チャレンジ」(10月1日21時公開!)
https://www.jfa.maff.go.jp/j/koho/blog/category/kaisen_don.html

〇海鮮丼のマイルール
・海鮮丼は、「海」の新「鮮」な魚を使った「丼」だそうなので、鮮魚(刺身)だけでなく、加熱・調理もOKとする(なんなら天丼でもOKとする)。
・多種類乗っていなくても、1、2種盛りでもOKとする。
・外食もOKとする。



【9月28日 資源管理のすすめ➆~TAC魚種拡大に向けたスケジュール~】

前回は、新漁業法に基づく新たな資源管理システムをどのように構築していくのかという概略
「新たな資源管理の推進に向けたロードマップ」について御紹介しました。


今回は、新たな資源管理システムの肝となるTAC魚種の拡大について、
本年3月に公表いたしました「TAC魚種拡大に向けたスケジュール」について、お話します。


この「TAC魚種拡大に向けたスケジュール」は、資源評価に関して中心的な役割を担う国立研究開発法人水産研究・教育機構から、
今後の資源評価のスケジュールが示されたことを受け、漁業者をはじめとした関係者に対し、検討・議論の対象となる各資源について、
いつ・どのようにして検討・議論が開始されるのかを明確にする意味でも必要なものだと考え、作成・公表したもので、
令和3年3月26日の水産政策審議会資源管理分科会においても、水産庁から報告いたしました。

水産政策審議会資源管理分科会では、このようなスケジュールを示すことに対する賛意だけでなく、唐突感があるといった声や、
新たな資源管理を進めるに当たっては、関係する漁業者の意見をよく聴いて進めてほしいといった声がありました。
新型コロナウイルス感染症が全国的に影響を及ぼしている中、直接現場の皆様にお会いして話をうかがう機会が設けにくい状況ではありますが、
引き続き、ウェブ会議なども活用しまして、しっかり御説明・意見交換を行いながら進めていくこととしています。 

それでは、具体的な内容について、御説明いたします。

(1)新たなTAC管理の検討

新たなTAC管理の検討は、

➀漁獲量が多い魚種(漁獲量上位35種を中心とする)、

➁MSYベースの資源評価が近い将来実施される見込みの魚種


という2つの条件に合致するものから順次検討・議論を開始していくこととしています。

これらの条件に合致するものが、スケジュールの図の矢印が書かれたもので、魚種・分布域毎に分かれて、今後のスケジュールを示しています。

並んでいる順番は、魚種ごとに漁獲量の多いものから機械的に並べており、ロードマップで掲げた、
令和5年度までに漁獲量の8割をTAC管理とするという目標との関連で、参考までにその魚種がTAC管理となった場合の割合を右側に示しています。

各年度4つに点線で区切られているのは、それぞれ四半期を示しています。 

(2)検討のプロセス

検討のプロセスは、「公表」⇒「検討部会」⇒「SH会合」⇒管理の実施という流れを基本としています。

➀図中に「公表」と書かれているところで、資源評価結果が公表され、

➁その次の「検討部会」と書かれているところでは、資源管理手法検討部会で、論点や意見の整理を行います。

➂図中の「SH会合」と書かれている部分が、資源管理方針に関する検討会、いわゆるステークホルダー会合を示しており、そこで、従来のTAC魚種と同様にMSYベースの資源管理目標やそれを達成するための漁獲シナリオの議論を進めていくことになります。

➃なお、一部の魚種、カタクチイワシやウルメイワシ、マダラ、カレイ類の一部については、
「公表」の前に、「神戸チャート公表」から始まるものがあります。
これらについては、科学的な検討を行った結果として、資源評価の一部、神戸チャートという資源の現状を表したものが、令和3年3月に公表されております。
これらについては、令和3年度に将来予測を含めた資源評価結果全体が公表される予定です。
➄これら以外については、令和3年の第2四半期以降に、順次、資源評価結果が将来予測も含めた形で公表されることとなっています。

➅また一部の魚種について、「神戸チャート公表」の後に「説明会等」と記載しておりますが、これは一部の魚種に限って説明会を開催するということではありません。
どの魚種についても、必要に応じて、説明会や意見交換会等を開催させていただきます。
皆様からの御要望を踏まえ、開催の形式や時期等も含め、御相談させていただきますので、水産庁までお気軽にお声掛けください。

 

(3)資源管理手法検討部会

先ほど、資源評価結果が公表された後の次のステップとして、資源管理手法検討部会というものを御紹介させていただきました。
これは、水産政策審議会資源管理分科会の下に設置された部会として、
水産資源の特性およびその採捕の実態や漁業現場等の意見を踏まえて論点や意見を整理するための場であり、
関係する漁業者や専門家が参加し、オープンな場で議論ができる機会となっています。

資源管理手法検討部会は、水産資源ごとに1回開催することを基本としていますが、必要に応じ、複数回開催することも検討しています。

こちらについては、令和3年3月23日の水産政策審議会資源管理分科会において設置が決定され、
4月26日に第1回の会合が開催され、同部会の運営体制に関する事項や、今後どのような議論を行うのか、参考人等の選定方法などの事務的な手続きが議論されました。
参考人の推薦及び意思表明の申し出に係る報告は、資源評価結果の公表予定の四半期の直前の四半期末日までに行うこととなっています。

今後は、資源評価結果が公表された水産資源ごとに、具体的な議論を行っていくこととなっています。

資源管理手法検討部会に関する情報は、以下のページで公開しています。

https://www.jfa.maff.go.jp/j/council/seisaku/kanri/210416.html

 

(4)ステークホルダー会合

資源管理手法検討部会で、論点や意見の整理が行われたあと、具体的な資源管理の議論を行うため、ステークホルダー会合(資源管理方針に関する検討会)を開催します。

従来のTAC魚種を新漁業法に基づくTAC管理へと移行する際にも、本会合は開催され、
行政機関や研究機関、漁業者、漁業関係団体のみならず、加工流通業者やNGO、マスコミ等、幅広い方に御参加いただき、活発な議論が展開されました。
(詳細な議論の内容等は、https://www.jfa.maff.go.jp/j/study/kentoukai.htmlに掲載しております。)

新たなTAC魚種に関する検討に当たっても、この会合を開催し、資源管理の目標やその目標に向かってどのように管理していくのかなどについて議論を行うこととしており、
必要に応じ、複数回開催することとしています。

 

(5)管理の実施

ステークホルダー会合で、管理について一定の方向性への共有認識が醸成された場合、その水産資源を資源管理基本方針の「別紙」に位置づけることになります(スケジュールの図中の矢印の先)。

TAC管理を導入するとなった場合には、この基本方針において、特定水産資源として指定されることになります。
このほか、その「別紙」に、管理年度や資源管理の目標、漁獲シナリオ、大臣管理区分の管理の手法、都道府県及び大臣管理区分への配分の基準などが定められることになります。
また併せて、関係する都道府県においても、都道府県が定める資源管理方針において、知事管理区分やその区分への配分基準などが定められることになります。

資源管理基本方針の「別紙」を定めるに当たっては、パブリックコメント手続きや水産政策審議会の諮問・答申を経ることとなっており、
こうした機会においても、幅広い関係者から意見等を聴くこととしています。

 

前回もお伝えしましたが、現在、「新たな資源管理の推進に向けたロードマップ」や「TAC魚種拡大に向けたスケジュール」に関して、
漁業者をはじめとする関係者の皆様を対象とした説明会を開催しております。
基本的には、現地を訪問させていただき、現場の意見をお聴きしたいと考えておりますが、
新型コロナの関係で東京からの訪問が難しい場合には、ウェブ形式を利用した説明会等も開催しておりますので、ご要望がありましたら、都道府県庁を通じてご連絡いただければと思います。
よろしくお願いいたします。

 

参考:水産庁ホームページにおける資源管理関係情報のウェブサイト

「新たな資源管理の部屋」…新たな資源管理に関する全般的な情報(ロードマップ等の情報もここに掲載しています。)

https://www.jfa.maff.go.jp/j/suisin/index.html

「水産政策の改革について」…水産改革全般の情報

https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/kaikaku/suisankaikaku.html

「水産政策の改革パンフレット 沿岸漁業者の皆様へ」

https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/kaikaku/attach/pdf/suisankaikaku-38.pdf

「資源管理方針に関する検討会」…ステークホルダー会合の情報

https://www.jfa.maff.go.jp/j/study/kentoukai.html

「水産政策審議会」…資源管理分科会や資源管理手法検討部会等の情報

https://www.jfa.maff.go.jp/j/council/index.html






【9月4日 9月4日は「くじらの日」??】

由来は「く(9)じ(4)ら」と読む語呂合わせからだそうです。
制定は2012年からですが、例年、各地域ではくじらにちなんだイベントが開催されます。
(※本年は新型コロナウイルス感染症による影響で延期、中止等の変更がされています。) 

さて、今日はくじら料理についてご紹介します。 

まずは、くじらと言えばお馴染みの竜田揚げ!

竜田揚げは「ツチクジラ」の肉で作ったものが美味しいという評判もあります。(担当者調べ)


(写真提供一般社団法人日本鯨類研究所)


次はなんといってもお刺身!

捕鯨業が再開した今、鮮度抜群の生鯨肉も流通するようになりました。

ちなみに、下の2列は鯨ベーコンです。


(写真提供捕鯨室)

 

最後はくじらの皮をつかったくじらの味噌汁(くじら汁)!

豚汁に豚の代わりで鯨の皮を入れてみてください。


(写真提供一般社団法人日本鯨類研究所)


今回は定番メニューをご紹介しましたが、新たなレシピ開発や料理教室の開催なども進んでおり、

またの機会にご紹介したいと思います。

最後に日本と同じく捕鯨を行っているノルウェーとアイスランドの料理をご紹介。赤肉を使ってくじらのステーキやシチュー、ソテーなどが親しまれています。


(写真提供一般社団法人日本鯨類研究所)

捕鯨業が再開して3年目になりました。まだまだ流通量は少ないですが、年に1度のくじらの日、何処かでくじらを見つけたら是非食べてみてくださいね。

 



【9月1日 「減災」から考える堤防の高さ】


皆さん、日本の海岸ってどのくらいの長さかわかりますか?

答えは約3万5千km!!これは、地球一周の約8割の距離です。

そのうち水産庁所管は約6千5百km(東京とハワイの直線距離と同じぐらいの距離)となっています。

水産庁では、漁業集落等の人命や資産の安全を図るため、堤防や護岸 等の海岸保全施設の整備を進めています。

この海岸保全施設のひとつである「堤防の高さ」はどのように決まっているか知っていますか?

堤防の高さは、台風や低気圧等の高潮時の海水の侵入を防止する高さと、
数十年から百数十年に一度程度発生する津波(L1津波 といいます)から堤防背後への海水の侵入を防止する高さのいずれか高いほうで決まっています。

ただ、津波を想定した高さであっても、すべての津波から海水の侵入を防止するわけではありません。

津波には、L1津波以上の被害をもたらす、発生頻度は極めて低いものの、
発生すれば甚大な被害をもたらす最大クラスの津波(L2津波 といいます。例えば、東北地方太平洋沖地震による津波がこれに相当します)があります。

せっかく堤防を作るのであれば、L1津波と言わずL2津波に対応した堤防を作った方がいいのでは?と思われる方もいるかと思います。

L2津波を対象とした堤防は、莫大な整備費用や海岸の環境や利用に及ぼす影響などの観点から現実的ではないのです。


景観に配慮して海や漁港内を見ることができるアクリル板を使用した堤防
(静岡県焼津市焼津漁港海岸)

このため、L2津波に対しては、被害の最小化を主眼とした「減災」の考えかたに基づき、
堤防等のハード対策 と、どこにどうやって逃げるかといったソフト対策 を組み合わせて対応する必要があります。


周辺の地理がわからない人でも避難できるよう避難経路図を示した案内板
(沖縄県宮古島市佐良浜漁港)

高い堤防でも、すべての津波を防ぎきることはできません。
そのため、日ごろから津波襲来時の避難場所や経路を家族や地域と確認しておき、
いざ津波が襲来したときには、対応できるよう意識しておくことが大切です。

 

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