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農林水産大臣談話

平成十九年三月二十日

農林水産大臣談話

新たな水産政策の推進について

一    本日、新たな水産基本計画を閣議決定いたしました。

 

二    この新たな基本計画は、国民の健全な食生活を支える水産物を将来にわたって安定的に供給するとともに、力強い水産業と豊かで活力ある漁村を確立することを目指し、水産政策全般にわたる改革を進めていくための指針として策定したものです。

 

三    現在、我が国水産業・漁村をめぐっては、資源状況の悪化や漁業生産構造の脆弱化に加え、消費者の「魚離れ」の急速な進行、世界の水産物需要の増大を背景としたいわゆる「買い負け」の発生などが見られる一方、積極的な輸出拡大の取組が始まるなど各地域における新たな動きも起こっています。

 

四    このようなかつてない情勢の変化に的確に対応し、消費者・国民の視点に立った水産政策を展開していくためには、新たな基本計画に沿って、従来の枠にとらわれない政策改革を実行することが必要です。こうした考え方の下、水産資源の回復・向上に取り組みつつ、漁船漁業の構造改革や、新しい経営安定対策の導入、また、輸出戦略の積極的な展開を含めた加工流通分野の構造改革を進めるとともに、消費者との信頼のネットワークの構築を通じた水産物消費の拡大を図るなどの政策を着実に推進してまいります。

 

五    水産政策は、日々の食生活を始めとして広く国民生活に関わるものであり、水産基本計画に基づく各般の施策と漁業者のみならず消費者を含めた国民全体の意識や行動とが結び付くとき、我が国の水産の明るい将来展望が拓けるものと考えています。国民の皆様におかれましては、水産政策の推進に対する一層の御理解と御協力を賜りますよう、心からお願い申し上げる次第です。

 

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