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水産庁

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プレスリリース

平成18年12月16日
水産庁

 

中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第3回年次会合の結果について

1. 開催日程、開催地

 現地時間:平成18年12月11日(月曜日)~15日(金曜日)、アピア(サモア)

2. 参加国

 日本、韓国、中国、米国、豪州、NZ、カナダ、フィリピン、インドネシア、EC、台湾、太平洋島嶼国(ミクロネシア、フィジー他) 30カ国・地域

3. 我が国出席者

農林水産省国際顧問   後藤 暁
水産庁資源管理部参事官 花房 克磨
他 水産庁、外務省、業界関係者

4. 概要

(1)マグロ類の保存管理措置

(ア)メバチ・キハダ
 以下を主な内容とする2007年の保存管理措置を採択。

  • 北緯20度以北、南緯20度以南の国のメバチ・キハダを対象とする漁船はえ縄漁船を除く)の漁獲能力(隻数)を近年レベルに抑制
  • 北緯20度~南緯20度の公海におけるまき網漁業の漁獲努力量を近年レベルに抑制
  • まき網漁業による小型魚の投棄を防止するため、漁獲物の全量保持を推進
  • はえ縄漁業については、2006年から3年間、漁獲量を近年レベルに抑制する昨年の決議を維持

(イ)メバチ、キハダの小型魚混獲防止

集魚装置(FADs)を用いた公海まき網漁業について、メバチ、キハダの幼魚の混獲を削減する措置を次回委員会で採択。また2008年1月までにFADsの利用管理計画を委員会に提出。

(2)混獲対策

(ア)海鳥
 北緯23度以北及び南緯30度以南の水域で操業するはえ縄漁船について、海鳥の偶発的捕獲を回避する措置の導入を推進。 

(イ)サメ
 混獲されるサメを有効に利用し、ヒレ切りを防止するため一定割合での魚体の船上保持について規定

(3)公海における監視取締措置

(ア)漁船監視システム(VMS)
 2008年からの段階的導入(北西太平洋への導入は今後検討)に向けて、実施手続や情報保護規定などを作成していくことに合意。
(イ)乗船オブザーバー制度
 翌年の年次会合までの間に、具体的な実施手続等を作成するための中間会合を開催することに合意。

(4)次回年次会合

2007年の年次会合は、12月3日から7日の日程で、ポンペイ(ミクロネシア)において開催されることとなった。

 

 

お問い合わせ先

水産庁国際課国際協定第1班
  坂本、猪又、鈴木
電話:03-3502-8111 (内線)7166/7168
直通:03-3591-1086

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