第二期北西太平洋鯨類捕獲調査船団の入港について(沖合調査)
|
本年度の「第二期北西太平洋鯨類捕獲調査(沖合調査)に従事していた調査母船「日新丸」が、下記のとおり入港いたしますので、お知らせします。
|
1.調査船
- 調査母船「日新丸」(8,044トン 小川知之 船長以下119名)
入港日:平成22年8月22日(日曜日)7時半頃 東京都大井水産物埠頭
※なお、大井水産物埠頭については、国際条約に基づく立入り制限区域となっておりますので、部外者の立入りはできません。
(参考)
「勇新丸」(720トン 廣瀬喜代治 船長以下20名)
入港日:平成22年8月21日(土曜日)宮城県仙台塩釜港
「第二勇新丸」(747トン 佐々木安昭 船長以下20名)
入港日:平成22年8月23日(月曜日) 山口県下関港
「第三勇新丸」(742トン 小宮博幸 船長以下18名)
入港日:平成22年7月18日(日曜日)宮城県石巻港
「北光丸」(1,246トン 戸石清二 船長以下24名)
入港日:平成22年8月10日(火曜日)北海道釧路港
2.調査概要
(1)出港日:平成22年6月9日広島県土生港出港(日新丸)
(2)調査海域:北緯35度以北、日本沿岸から東経170度にかけた北西太平洋の一部海域
(3)標本採集頭数:
(4)調査実施機関:(財)日本鯨類研究所、(独)水産総合研究センター遠洋水産研究所
(5)主な調査結果:
- ミンククジラは、調査海域の北東部に分布していたが、同海域ではミンククジラを探索しにくい海況が続いたため例年に比べて発見数が少なく、捕獲頭数も14頭にとどまった。
- 捕獲した14頭のミンククジラは、いずれも大型のサンマを餌としていた。サンマはこれまでの調査においてもミンククジラの主要な餌であったが、例年よりも我が国周辺海域への来遊量が少なく、東側に偏って分布していると報告されている((独)水産総合研究センターが発表した北西太平洋サンマ漁況予報による)。今次調査でミンククジラの発見数が少なかったことや調査海域の北東部に分布していたことは、主要餌生物であるサンマの回遊がミンククジラの分布にも影響している可能性を示唆しているものである。今後、餌環境調査の結果とも併せて、ミンククジラの分布とサンマの来遊量との関係を解析する予定である。
- イワシクジラは、6月から8月にかけて調査海域の沖合域に広く分布し、例年と同様に、カイアシ類やオキアミ類などの動物プランクトンから、カタクチイワシなどの魚類まで、広範な餌生物種を餌としていた。これまでの調査からイワシクジラが海域や時期により異なる生物を餌として利用している傾向が見られており、餌環境調査によって得られた餌生物の分布情報とともに、今後さらに解析をすすめる予定である。
- ニタリクジラについては、7月の沖合域での分布状況と餌に関する情報が不足していたが、今次調査によって7月の沖合域でも、他の時期と同様に主にカタクチイワシとオキアミ類を餌としていることが明らかとなった。
- マッコウクジラは、8月に今まで捕獲が少なかった沖合域の北部で捕獲することができた。現在、胃内容物の解析を進めており、これを元にマッコウクジラが海の表層の生態系に与える影響についてさらに解析をすすめる予定である。
(参考)
- 鯨類捕獲調査は、国際捕鯨取締条約(IWC条約)第8条を根拠とし、農林水産大臣の許可により実施されている。
- 出港時プレスリリース「第二期北西太平洋鯨類捕獲調査船団の出港について(沖合調査)」
http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/enyou/100608.html
ページトップへ