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ホーム > 報道発表資料 > 第24次 南極海鯨類捕獲調査(平成22年度)の結果について


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プレスリリース

平成23年3月21日

水産庁

第24次 南極海鯨類捕獲調査(平成22年度)の結果について

本年度の南極海鯨類捕獲調査(財団法人 日本鯨類研究所実施)の結果についてお知らせします。

1.調査船団の出港日

平成22年12月2日(木曜日)

2.調査船団の構成及び入港日

調査団長: 石川 創(財団法人 日本鯨類研究所)

調査船:

日新丸(8,044トン  小川 知之 船長以下119名)

平成23年3月21日(月曜日)東京港(東京都)

勇新丸(720トン  佐々木 安昭 船長以下21名)

平成23年3月21日(月曜日)下関港(山口県)

第二勇新丸(747トン  廣瀬 喜代治 船長以下22名)

平成23年3月21日(月曜日)下関港(山口県)

第三勇新丸(742トン  三浦 敏行 船長以下22名)

平成23年3月21日(月曜日)下関港(山口県)

3.調査海域

南緯60度以南の南氷洋(東経35度以東、西経145度以西)

4.捕獲頭数

クロミンククジラ170頭及びナガスクジラ2頭

5.実施機関

財団法人 日本鯨類研究所

6.本年の調査の成果概要

 ・調査期間中の総探索距離は、1,877.2マイルでした。発見された鯨類はヒゲクジラ亜目4種及びハクジラ亜目4種であり、種別ではクロミンククジラ(530群1,576頭)、ザトウクジラ(44群83頭)、ナガスクジラ(34群120頭)の順に多く発見されました。
・捕獲調査のほか、海洋環境観測調査及び非致死的調査として、ザトウクジラ等の自然標識撮影(注1)及びバイオプシー標本採取(注2)等も行いました。
(注1)外見上の特徴(色、ひれの形状、傷跡等)により鯨の個体識別ができるようにするため、発見された鯨を撮影するもの。
(注2)DNA等を解析するため、鯨の表皮の一部を採取するもの。
<捕獲調査により明らかになったこと>
・クロミンククジラは雄62頭、雌108頭の計170頭を採集しました。採集した個体のうち雄が66.1%、雌が87.0%の割合で性成熟しており、成熟した雌の91.5%が妊娠していました。雌の高い妊娠率は例年と同様であり、南極海におけるクロミンククジラの繁殖状況が健全であることを示唆しています。クロミンククジラの性別や成熟率は、調査海域により大きく異なり、ロス海には成熟した雌が集中する一方、ロス海の外側では未成熟の雌雄及び成熟雄が多いという結果が得られました。
・ナガスクジラは採集対象2群から1頭ずつ計2頭を採集しました。それぞれ体長19.05mと18.99mの雄で、ともにナンキョクオキアミを捕食していました。これらの生物学的データは、過去の南極海鯨類捕獲調査で採集された個体と併せて、南極海生態系解明のための貴重な資料となるものです。
・採集されたすべての鯨から、鯨の年齢査定に必要な耳垢栓や、栄養状態・健康状態の判定に必要な脂皮厚、寄生虫の寄生状態など、数多くのデータや標本が得られました。これらの調査記録、データ及び採集標本は、今後、様々な分野の研究者により分析及び解析が行われ、鯨類資源に関する研究の進展に寄与することが期待されます。研究成果については、国際捕鯨委員会や各分野の学会などで公表される予定です。
<目視調査等の非致死的調査により明らかになったこと>
 ・ロス海で発見されたほとんどの鯨類がクロミンククジラでした。ロス海が完全に開氷するまでの時期は、ザトウクジラがロス海北部の氷縁付近まで分布しており、特にロス海の北部の西側で高い密度で分布していました。ナガスクジラはロス海北部の氷縁より沖合に分布しており、3種の分布域が明確に異なっていました。
・シロナガスクジラは、ロス海北部の氷縁付近から沖合まで散見され(10群19頭)、ロス海でも1例の発見がありました。
・シャチは、ロス海で大きな群れを形成していました(5群136頭)。クロミンククジラに対して攻撃を加える個体が観察されたほか、バイオプシー標本の採取にも成功しました。

7.その他

反捕鯨団体シーシェパードは、今期の南極海鯨類捕獲調査においても、妨害活動を行いました。こうしたシーシェパードによる妨害活動は、調査捕鯨に従事する我が国の船舶及び乗組員の生命・財産を脅かす危険な行為であり、断じて許されるものではありません。

我が国は、外交ルートを含むあらゆる機会を通じて、再三、関係国に対し働きかけを行いましたが、母船である日新丸はシーシェパード船舶(ボブ・バーカー号)の追航を続け、船団の安全を確保することが困難となりました。

さらに、もう一隻(スティーブ・アーウィン号)が現場にいつ到達してもおかしくない状況となったため、2月18日(金曜日)、乗組員の生命・財産及び調査船の安全を確保する観点から、やむを得ず今期の調査を切り上げることとしました。

 

第24次南極海鯨類捕獲調査に関する妨害活動について

日本鯨類研究所HP  http://www.icrwhale.org/gpandseaJapane.htm

お問い合わせ先

資源管理部遠洋課
担当者:捕鯨班  高屋、古川
代表:03-3502-8111(内線6724)
ダイヤルイン:03-3502-2443
FAX:03-3591-5824

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