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プレスリリース

「2017年IWC/日本共同北太平洋鯨類目視調査」の実施について

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平成29年7月3日
水産庁

我が国と国際捕鯨委員会(IWC)は、IWC の「太平洋鯨類生態系調査プログラム(POWER)」に基づき、北太平洋海域において鯨類の目視調査を共同で実施します。

1.調査の目的

本調査は、国際捕鯨委員会(IWC(注1))の太平洋鯨類生態系調査プログラム(POWER(注2))に基づき、北太平洋海域の鯨類資源状況等を把握することを目的に、我が国とIWC が共同で実施しているものです。
平成22年(2010 年)から実施しており、今回が8回目の調査となります。
(注1)IWC:International Whaling Commission
(注2)POWER:Pacific Ocean Whale and Ecosystem Research

2.調査委託機関

一般財団法人 日本鯨類研究所
         調査団長 松岡耕二(一般財団法人 日本鯨類研究所)
         その他、日本人1名、アメリカ人2名の鯨類研究者が乗船

3.調査期間

平成29年7月3日(月曜日)から9月25日(月曜日)まで(注3)
(注3)海況や調査の進展により、調査期間が変更される可能性があります。

4.調査海域

北太平洋海域:下図の線で囲まれた海域のうち、公海及び米国の排他的経済水域

2017年調査海域

5.調査船

第二勇新丸(747トン)

6.調査内容

・イワシクジラ、ナガスクジラ、ザトウクジラ、コククジラ等の目視調査による資源量・分布域の推定
・イワシクジラ、ナガスクジラ、ザトウクジラ、コククジラ、マッコウクジラ等の系群構造に関する情報の収集(バイオプシー(皮膚標本)の採取(注4)・自然標識撮影(注5)など)
・東太平洋におけるセミクジラ等希少鯨種の生態に関する情報の収集(バイオプシー(皮膚標本)の採取・自然標識撮影など)
(注4)DNA等を解析するため、鯨の表皮の一部を採取するもの
(注5)外見上の特徴(色、ひれの形状、傷跡等)により、鯨の個体識別ができるようにするため、発見された鯨を撮影するもの

お問合せ先

資源管理部国際課

担当者:高屋、槇、森田
代表:03-3502-8111(内線6762)
ダイヤルイン:03-3501-3861