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プレスリリース

「平成29年度北西太平洋鯨類科学調査(網走沿岸域調査)」の終了について

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平成29年7月10日
水産庁

「新北西太平洋鯨類科学調査計画(NEWREP-NP)」に基づき、北海道網走市網走沿岸域で実施していた調査が、7月6日(木曜日)に終了しました。

1.調査の目的及び概要

本調査は、日本沿岸域におけるミンククジラのより精緻な捕獲枠算出を目的として、実施されているものです。
なお、NEWREP-NPでは、沿岸域調査として、網走沿岸域と太平洋沿岸域でミンククジラの捕獲調査を実施することとしており、年齢情報等の生物学的情報の収集、胃内容物の餌生物種の同定・内容物量の測定等を行っています。
本調査は、国際捕鯨取締条約第8条に基づき、農林水産大臣の許可を受けて実施されるものです。

2.調査実施主体

一般社団法人 地域捕鯨推進協会
  調査総括 加藤 秀弘(国立大学法人 東京海洋大学 教授)
  調査団長 吉田 英可(国立研究開発法人 水産研究・教育機構)

3.調査期間

平成29年6月11日(日曜日)~7月6日(木曜日)(26日間)

4.調査海域

北海道網走市網走港を中心とした沿岸域

5.調査参加船

標本採集船:5隻

6.結果概要

(1)捕獲調査
  ・捕獲頭数:ミンククジラ  47頭
           (目標捕獲頭数  47頭)
  ・発見頭数:ミンククジラ  128群132頭
  ・捕獲鯨の組成
      雄   9頭(平均体長6.92m(5.62~7.55m))
      雌  38頭(平均体長7.35m(4.96~8.18m))
  ・年齢情報や性成熟情報等を収集。
  ・胃内要物(オキアミやスケトウダラなどの餌生物)等のデータを収集。
(2)今回の調査で得られたデータは、今後、詳細な分析を行った上で、国際捕鯨委員会(IWC)科学委員会に報告されるなど、北西太平洋における鯨類資源の保存及び管理に資する科学的知見の蓄積・増進に役立てられます。

7.参考

・平成29年6月11日付けプレスリリース「平成29年度北西太平洋鯨類科学調査(網走沿岸域調査)」の実施について
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/170611.html
・NEWREP-NPの概要については、以下のURLで御覧になれます。
https://www.jfa.maff.go.jp/j/whale/index.html

お問合せ先

資源管理部国際課

担当者:高屋、槇、森田
代表:03-3502-8111(内線6762)
ダイヤルイン:03-3501-3861