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プレスリリース

平成24年10月25日

水産庁

沖ノ鳥島における移植サンゴの初の産卵確認について

水産庁は、サンゴ増殖技術の開発・確立及び他地域への普及を進めるため、サンゴを沖ノ鳥島へ移植するなどの取組みを平成18年度から実施しています。

この取り組みの中で、平成20年5月に沖ノ鳥島に移植したサンゴの産卵を初めて確認しました。

1.概要

(1)事業の概要

 水産庁は、平成18年度から「厳しい環境条件下におけるサンゴ増殖技術開発実証事業」を実施し、
・沖ノ鳥島で採取した親サンゴを、船で1,100㎞離れた沖縄の陸上種苗生産施設へ搬送
・親サンゴの有性生殖による、サンゴの卵の生産
・サンゴの卵から稚サンゴになるまで1年間の人工飼育
・稚サンゴを、沖ノ鳥島の岩礁(ノル)や、本事業で開発・設置した人工サンゴ増殖礁へ移植

・保全・モニタリング

といった一連の実証試験・技術開発の取組を行っています。

(2)移植サンゴの産卵確認

本年6月、1年間人工飼育した稚サンゴの移植作業及び平成20年以降に移植してきたサンゴや周辺に生息するサンゴの成育状況、白化・斃死の状況、産卵等に関する現地調査を行いました。

この調査において、当事業で開発した着床具に着生・成育させた稚サンゴを大量(着床具数約1,600枚)に移植するとともに、人工サンゴ増殖礁に天然サンゴが着生し成長している状況が確認できました。特に、今回は、平成20年5月に移植したサンゴ種のうち、約16~17cmに成長したウスエダミドリイシ(写真1)のポリプ内に卵(バンドル)(写真2)が確認できたため、船上の水槽に移して観察したところ、本年6月11日に産卵(100個程度)(写真3)するところを目視することができました。(調査状況:写真4、5)

これらの調査内容について、平成24年10月24日開催の学識経験者等の有識者からなる当事業の検討委員会に報告したところ、移植サンゴが現地で産卵するまでに成長したことは、沖ノ鳥島のサンゴ礁生態系の保全・再生につながる大きな成果と評価されました。

サンゴの生態にはまだ未解明の部分も多く、産卵時期を特定するのも難しい中で、これまでの事業において現地調査を繰り返し実施してきたことにより、ウスエダミドリイシの産卵時期が経験的に推測できるようになり、今回の産卵確認に大きく役立ちました。 

平成20年5月に移植したサンゴの成長状況(約17cm)平成20年5月に移植したサンゴの成長状況(約17cm)

 <(写真1)移植サンゴが約17cmに成長> <(写真2)ポリプ内に卵(バンドル)を確認>

 <(写真3)移植サンゴから卵(バンドル)が放出され、産卵に成功>

  <(写真3)移植サンゴから卵(バンドル)が放出され、産卵に成功> 

 母船小型船による調査状況

<(写真4)沖ノ鳥島の礁外に停泊する母船(左)、礁内の調査を行う小型船(右)>  

 作業状況

<(写真5)沖ノ鳥島礁内でのダイバーによる人工サンゴ増殖礁での調査>

2.今後の予定

今後も、沖ノ鳥島を中心に、多様なサンゴ種に係る種苗生産技術、移植及び保全・モニタリング等、一連のサンゴ増殖技術の開発に取り組み、成果を取りまとめ、これら開発した技術を普及・啓発していくことにより、沖縄を始めとした他のサンゴ礁海域の保全・再生に役立てたいと考えています。

 

<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)

お問い合わせ先

漁港漁場整備部整備課
担当者:設計班 坪田、小森
代表:03-3502-8111(内線6880)
ダイヤルイン:03-6744-2390
FAX:03-3502-2668

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