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ホーム > 報道発表資料 > 平成28年度 常磐・三陸沖カツオ長期来遊資源動向予測(6月~11月)


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プレスリリース

平成28年6月22日

水産庁

平成28年度 常磐・三陸沖カツオ長期来遊資源動向予測(6月~11月)

平成28年度の常磐・三陸沖におけるカツオ来遊資源動向予測(6月~11月)を公表いたします。

概要

水産庁は、「国際漁業資源評価調査・情報提供委託事業」により、資源の合理的利用や操業の効率化を目的として、常磐・三陸沖におけるカツオの来遊資源動向について、国立研究開発法人水産研究・教育機構に検討を依頼しています。
検討の結果、平成28年6月~11月のカツオ来遊資源量は、「昨年を下回り、過去10年平均を下回る程度」と予測されました。

来遊資源量

これまでの調査結果から、5月上旬から下旬の竿釣りCPUE(注1)と6月以降の常磐・三陸沖のCPUEに有意な相関関係があることから、この関係を用いて本年の常磐・三陸沖の6月以降の来遊資源動向を予測したところ、「昨年を下回り、過去10年平均を下回る程度」との結果が得られました。(図1)

なお、2014年の中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)科学委員会においては、中西部太平洋のカツオ資源状態には問題がないとされていますが、赤道域における高い漁獲が、カツオ資源の分布水域を減少させ、その結果、高緯度海域における利用の減少が懸念されています。このことから、資源状態と日本近海への来遊動向を引き続き注意深く見守っていく必要があります。

 

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  図1. 過去10ヶ年の6~11月の近海竿釣り船による常磐・三陸沖のCPUE(1日1隻あたりの漁獲量)及び予測された2016年のCPUE水準(赤マーカー)。

図中の点線は過去10年間の平均値(2006年~2015年)、赤領域は80%予測区間を示す。

(注1)CPUE:Catch Per Unit Effort(1日1隻あたりの漁獲量)

主分布域

 カツオは主に黒潮系暖水の張り出し及び暖水塊の北縁部西寄りに分布する傾向があります。予測される水温分布から、次の3 海域がカツオの主分布域になると考えられます(図2)。

 

 (1)7,8月:38°30'N,142°30'E~40°00'N,145°00'E 付近

  (綾里埼東方50km~魹ケ埼東方250km)

 9-11月:39°30'N,142°30'E~41°00'N,145°00'E付近

 (黒埼東方50km~鮫角東方300km)

 

 (2)7,8月:38°00'N,147°00'E~40°00'N,149°30'E付近

(金華山東方450km~黒埼東方650km)

 9-11月:39°00'N,147°00'E~41°00'N,149°30'E付近

(綾里埼東方450km~尻屋崎東方650km)

 

(3)7,8月:39°00'N,150°30'E~41°00'N,153°30'E付近

(魹ケ埼東方750km~尻屋崎東方1000km)

 9-11月:40°00'N,150°30'E~42°00'N,153°30'E付近

(黒埼東方750km~襟裳岬東方850km)

 

なお、黒潮系暖水とは黒潮続流より北側の表層に分布する暖水のことで、100m深の水温10℃が北端の指標となります。9-11月になると、平均的には6-8月よりも緯度が1°北上します。

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図2. 2016年7月~11月のカツオ主分布域予測 

魚体

2016年6月上旬現在、東北沖で操業しているまき網船による漁獲物を主とした測定結果によると、尾叉長45cm前後(体重1.8kg前後)と例年よりも若干小型の個体が中心となっています。過去の体長組成の季節的推移から、南下する秋には体長50cm前後、体重2.5kg前後の個体が中心となると考えられます。 

<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)

お問い合わせ先

増殖推進部漁場資源課
担当者:国際資源班 川端、河上、井ノ口
代表:03-3502-8111(内線6803)
ダイヤルイン:03-6744-2380
FAX:03-3592-0759

(具体的な内容について)
国立研究開発法人水産研究・教育機構
国際水産資源研究所 かつお・まぐろ資源部 西田、清藤
ダイヤルイン:054-336-6043

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