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プレスリリース

平成29年度 サンマ長期漁海況予報(道東~常磐海域)

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平成29年8月4日
水産庁

平成29年度の道東~三陸~常磐海域におけるサンマ長期漁海況予報を公表いたします。

趣旨

本漁海況予報は、水産庁の「国際水産資源調査・評価推進事業」ならびに「我が国周辺水産資源調査・評価推進事業」により、漁業者や流通加工業者等の操業の効率化や経営の安定に役立てていただくとともに資源の合理的・持続的利用を図ることを目的として行っているものです。国立研究開発法人 水産研究・教育機構 東北区水産研究所が、関係試験研究機関による資源調査結果等を踏まえて、今後(漁況:平成298月から12月まで、海況:平成298月及び9月)の道東~房総沖における海況及びサンマの漁況について見通しを取りまとめました。 

今後の見通し(漁況:平成29年8月から12月まで、海況:平成29年8月及び9月)の概要

・6月~7月のサンマ漁期前分布量調査の結果から漁期全体の来遊量は前年を下回る。魚群は、東経160度付近では前年よりも多く分布しており(図1)、これらが日本近海の漁場へ来遊する漁期前半(8月~10月上旬)の来遊量は前年を上回る。しかし、東経160度付近よりも東方の海域では分布量が前年よりも少なく、これらが来遊してくる漁期後半(10月中旬~12月)は来遊量が前年を下回り、漁模様は低調に推移する。

前年まで道東沖に停滞していた暖水塊がなくなり、親潮第1分枝が道東から三陸海域にかけて分布し、その南限は平年に比べて南寄りで推移すると予測される(図2)。このため、魚群の道東~三陸海域への来遊を阻む状況にはなく、漁場は、おもに親潮第1分枝沿いに形成され、前年よりも沿岸寄りになる。

・魚体は、漁期前分布量調査による採集物の年齢組成から、1歳魚(おおむね28cm以上)の割合が前年よりも低いと予測される。

図1.平成29年6月~7月に行った表層トロール漁獲試験によるサンマ漁期前分布量調査の結果
円の面積は調査点一網あたりのサンマの採集尾数、×は採集されなかった調査点を示す。
緑の矢印は漁期前半に、黄色の矢印は漁期後半に来遊する魚群の想定経路を示す。




図2.海況の今後の見通し(上図:8月中旬、下図:9月中旬 をそれぞれ想定)
近海の黒潮(KE)の北限位置はかなり北偏(注1)で推移する。
親潮第1分枝(O1)の南限はかなり南偏で推移し、三陸近海に冷水域(C)が残る。
(注1)平年(過去24年平均)に対する偏差の度合いに応じて、「平年並み」、「やや北(南)偏」、「かなり北(南)偏」、「極めて北(南)偏」にカテゴリー分けしている。平年位置(8月・9月)は、近海の黒潮の北限:35°58'N・35°59'N、親潮第1分枝の南限:39°51'N・40°17'N。


(参考)
参考資料「平成29年度 サンマ長期漁海況予報」
http://tnfri.fra.affrc.go.jp/press/h29/20170804/20170804sanmayohou.pdf
国立研究開発法人 水産研究・教育機構プレスリリース「平成29年度 第3回 東北海区海況予報」
http://abchan.fra.go.jp/gk29/20170728.pdf

平成28年7月29日付けプレスリリース「平成28年度 サンマ長期漁海況予報(道東~常磐海域)」http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/sigen/160729.html

お問合せ先

増殖推進部漁場資源課
担当者:国際資源班  川端、河上、井ノ口
代表:03-3502-8111(内線6803)
ダイヤルイン:03-6744-2380
FAX:03-3592-0759

(予報の詳細についてのお問合せ先)
国立研究開発法人 水産研究・教育機構
東北区水産研究所
漁況について
担当:資源管理部 木所、巣山
電話:0178-33-3411
FAX:0178-34-1357


海況について
担当:資源環境部筧、奥西
電話:022-365-9928
FAX:022-367-1250

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