ホーム > 報道発表資料 > 中国底びき網漁船の拿捕について
平成25年3月18日
九州漁業調整事務所
事件概要
3月16日、水産庁漁業取締船「白鷗丸(はくおうまる)」(499トン)が、長崎県五島市所在女島灯台南西約71kmの我が国排
他的経済水域(EEZ:注1)において、我が国農林水産大臣の許可を受けて操業していた中国底びき網漁船に立入検査を実
施したところ、3月6日正午から3月15日正午までの間、我が国EEZで操業し漁獲した漁獲量の合計を偽り、2,643キログラム
過小(実際の漁獲量:4,398キログラム、操業日誌記載量:1,755キログラム)に操業日誌に記載していることが判明したため、
同船船長を排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律第12条違反(操業日誌不実記載
罪)で拿捕(注2)しました。
なお、本年の九州漁業調整事務所による外国漁船の拿捕は8件目(中国漁船5件)です。
1.被疑者:骆仁君(ルオ レンチュン)33歳 船長
2.被疑船:浙岭渔23690(チォリンユィ23690)
底びき網漁船、総トン数:216トン、被疑者を含む9名乗船、船籍港:浙江省温嶺市
3.違反内容
排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律第12条違反(操業日誌不実記載罪)の疑い
4.現行犯逮捕
3月16日午後4時19分、同船船長を排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律第12条
違反(操業日誌不実記載罪)で現行犯逮捕
5.漁業取締船
白鷗丸(はくおうまる)(499トン、船長:橋本 高明)
注1:EEZ:Exclusive Economic Zone
注2:拿捕とは、船舶を押収し、又は船長その他の乗組員を逮捕することをいいます。
中国底びき網漁船「浙岭渔23690(チォリンユィ23690)」
中国底びき網漁船「浙岭渔23690(チォリンユィ23690)」全景(左手前)と水産庁漁業取締船「白鷗丸」
立入検査に臨む漁業監督官
<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)
九州漁業調整事務所漁業監督課
担当者:中村
代表:092-273-2000(内線6601)
ダイヤルイン:092-273-2005
FAX:092-262-1930