平成26年3月3日
九州漁業調整事務所
事件概要
3月1日、水産庁漁業取締船「白鷗丸(はくおうまる)」(499トン)が、鹿児島県鹿児島郡十島村所在宝島荒木埼灯台
西北西約219キロメートルの我が国排他的経済水域(EEZ※1)において、我が国農林水産大臣の許可を受けて操業
していた韓国はえ縄漁船に立入検査を実施したところ、2月17日から3月1日までの間に我が国EEZで操業し漁獲した
タチウオの操業日誌過小記載2,010キログラム(実際の漁獲量:6,320キログラム、操業日誌記載量:4,310キログラム)
が判明したため、同船船長を排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律第12条違
反(操業日誌不実記載罪)の疑いで3月1日拿捕(※2)しました。
なお、本年の九州漁業調整事務所による外国漁船の拿捕は5件目(韓国漁船3件)です。
1.被疑者:千炳喆(チョン ビョンチョル)(41歳)船長(漢字名は自称)
2.被疑船:チョヨン(조연)
はえ縄漁船、総トン数:29トン
被疑者含む9名乗船
船籍港:済州(チェジュ)市
3.違反内容
排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律第12条違反(操業日誌不実記載罪)の疑い
4.逮捕状況
3月1日午後7時00分、同船船長を排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律第12条
違反(操業日誌不実記載罪)の疑いで現行犯逮捕
5.漁業取締船
白鷗丸(はくおうまる)(499トン、船長:橋本 高明)
※1:EEZ:Exclusive Economic Zone
※2:拿捕とは、船舶を押収し、又は船長その他の乗組員を逮捕することをいいます
韓国はえ縄漁船「チョヨン」(左)と水産庁漁業取締船「白鷗丸」
立入検査に臨む漁業監督官
<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)
九州漁業調整事務所漁業監督課
担当者:中村
代表:092-273-2000(内線6601)
ダイヤルイン:092-273-2005
FAX:092-262-1930