中国さんご船の拿捕について

事件概要

    5月14日、水産庁漁業取締船「やまと」（499トン）が、長崎県五島市所在女島灯台西約19キロメートルの

我が国領海内において、中国さんご船（船名不詳）が操業していたのを確認しました。

逃走した同船を、やまと及び水産庁漁業取締船「白鷗丸（はくおうまる）」（499トン）が追跡のうえ、5月15日、

白鷗丸が同船船長を外国人漁業の規制に関する法律第3条第1号違反（領海内操業罪）で拿捕（※1）し、

5月16日、被疑者を送致しました。

    なお、本年の九州漁業調整事務所による外国漁船の拿捕は11件目（中国漁船4件）です。

1．被疑者：平先良（ピン    シエンリャン）（49歳）船長（自称）

2．被疑船：船名不詳

      さんご船、総トン数：不詳

      被疑者含む12名乗船

      船籍港：浙江省温岭市（被疑者による）

3．違反内容

    外国人漁業の規制に関する法律第3条第1号違反（領海内操業罪）の疑い

4．逮捕状況

    5月15日午前0時27分、同船船長を外国人漁業の規制に関する法律第3条第1号違反（領海内操業罪）

の疑いで現行犯逮捕

5．漁業取締船

    白鷗丸（はくおうまる）（499トン、船長：橋本 高明）

※1：拿捕とは、船舶を押収し、又は船長その他の乗組員を逮捕することをいいます。

 

中国さんご船「船名不詳」（左）と「白鷗丸取締艇」（中央）及び「やまと」（右）

 

搭載艇により移乗する漁業監督官