ホーム > 報道発表資料 > 台湾大型トロール漁船の拿捕について
平成27年11月9日
九州漁業調整事務所
事件概要
11月6日、水産庁漁業取締船「白鷗丸(はくおうまる)」(499トン)は、長崎県五島市所在女島(めしま)灯台
南南西約186キロメートルの我が国排他的経済水域において、台湾大型トロール漁船が我が国農林水産大
臣の許可を受けずに操業していたのを確認しました。
このため、「白鷗丸(はくおうまる)」は、同船を拿捕(※)し、船長を排他的経済水域における漁業等に関す
る主権的権利の行使等に関する法律第5条第1項違反(無許可操業)の疑いで11月6日現行犯逮捕し、台湾
側から被疑者釈放のための担保金提供の申し出がなかったことから、11月8日福岡地方検察庁に身柄を送致
しました。
なお、11月9日、台湾側被疑者代理人から担保金の提供を保証する書面が提供されたことから、同日、被疑
者は釈放されました。
また、本年の九州漁業調整事務所による外国漁船の拿捕は9件目(台湾漁船1件)です。
1.被疑者:朱鐵強(チュウ ティエチアン)船長(63歳)
2.被疑船:満慶祥16号(マンチンシアン16号)
大型トロール漁船、総トン数:276トン
被疑者を含む11名乗船
船籍港:基隆(キールン)
3.違反内容
排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律第5条第1項違反
(無許可操業)の疑い
4.逮捕状況
11月6日午後8時18分、同船船長を現行犯逮捕
5.漁業取締船
白鷗丸(はくおうまる)(499トン、船長:橋本 高明)
※ 拿捕とは、船舶を押収し、又は船長その他の乗組員を逮捕することをいいます。
<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)
九州漁業調整事務所漁業監督課
担当者:佐藤
代表:092-273-2000(内線6601)
ダイヤルイン:092-273-2005
FAX:092-262-1930