このページの本文へ移動

九州漁業調整事務所

メニュー

プレスリリース

平成30年九州・山口県沖における外国漁船取締活動の概況について

  • 印刷
平成31年2月7日
九州漁業調整事務所
水産庁漁業取締本部福岡支部(九州漁業調整事務所)では、九州・山口県沖の我が国領海及び排他的経済水域(EEZ)において、外国漁船を主な対象として船舶及び航空機による取締りを実施しています。  福岡支部による平成30年の外国漁船の取締実績は立入検査6件(前年22件)、拿捕3件(前年5件)となりました。また、外国漁船が違法に設置したとみられる漁具の押収が4件(前年10件)となりました。いずれも、前年より減少していますが、悪質な無許可操業事案等が依然として発生しており、今後とも、関係機関と連携して外国漁船の違法操業の防止・根絶に努めます。

1.福岡支部による平成30年における外国漁船の取締実績は、立入検査6件(平成29年は22件)、拿捕3件(同5件)、外国漁船が違法に設置したとみられる漁具の押収4件(同10件)となり、拿捕、違法設置漁具の押収件数は前年より減少していますが、外国漁船による我が国水域周辺での操業は多数確認されています。

2.立入検査は、韓国漁船3件、中国漁船3件で、前年から減少しました。これは、韓国、中国との漁業協定に基づく相互入漁条件に関する協議が合意に至っておらず、両国漁船の我が国EEZでの操業ができなくなったためです。

3.拿捕事件を違反内容別にみると、無許可操業が2件、漁業監督官の検査拒否及び無許可操業が1件ありました。
また、国・地域別に見ると、韓国漁船3件(平成29年は1件)、中国漁船0件(同4件)となりました。

4.平成30年の外国漁船による違法操業は、4月に韓国はえ縄漁船、9月に韓国あなご筒漁船の無許可操業が発生しており、また4月には韓国はえ縄漁船の漁業監督官の検査拒否及び無許可操業が発生しています。
また、韓国漁船が設置したと思われる違法設置漁具の押収事案が発生しており、我が国水域での秩序ある操業が定着しているとは言い難い状況にあります。

5.今後とも関係機関と連携して我が国EEZ境界付近の監視、外国漁船への立入検査・指導を強化し、違法操業に対しては毅然として対処するとともに、様々な方法を用いて違法操業の防止・根絶に努めてまいります。

6.外国漁船取締活動の主な取組、事件件数の推移等は別紙のとおりです。

EEZ:Exclusive Economic Zone

<添付資料>
(別紙)平成30年九州・山口県沖における外国漁船取締活動の概況について(PDF : 602KB)

お問合せ先

水産庁漁業取締本部(水産庁資源管理部漁業取締課)

代表:03-3502-8111(内線6671)
ダイヤルイン:03-3502-0942