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新潟漁業調整事務所

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平成21年7月29日「外国漁船立入検査」の訓練を実施

 

拿捕訓練風景1

拿捕訓練風景2

船橋(ブリッジ)で検査を行う立入検査班

 

取締艇で外国漁船に移乗する立入検査班

 

拿捕訓練風景3

拿捕訓練風景4

事務所で取締船からの書類等をチェックする

漁業監督官

漁獲物(スルメイカ)の総重量を検量する

立入検査班

 

日本の排他的経済水域内では韓国や中国などの外国漁船が日本の許可を受けて操業をしています。
もちろん、許可を持っていない外国漁船が日本排他的経済水域内で操業をしていれば違反なのですが、許可を受けていても許可の際に付された条件に従わないで操業をする外国漁船もいることから、外国漁船に乗り移って操業日誌などの書類や魚倉に保管している漁獲物のチェックをし、許可の条件を遵守しているかどうかの検査をする必要があります(これを立入検査と言います)。
先日、この立入検査をよりスムーズに行うために、当所に所属している取締船2隻を用いて新潟県佐渡島沖にて「外国漁船立入検査」の訓練を行いました。今回は操業日誌への漁獲量の虚偽の記載を発見し、「操業日誌不実記載罪」として外国漁船船長を拿捕することを想定しました。
取締船の漁業監督官は、停船命令をかけて外国漁船を停船させ、取締艇(ゴムボート)に乗って外国漁船に乗り移ります。その後、操業日誌等の書類のチェックや魚倉に保管されている漁獲物のチェックなど、訓練ではありますが本番さながらの緊迫した雰囲気で進んでいきました。当事務所においても陸上に待機している職員が取締船から報告される情報を把握・整理して拿捕時に必要な書類の作成を行いました。また、訓練終了後には取締船内や当事務所内にて改善点を整理し、次回以降の拿捕訓練に活用していくこととしています。
今回の訓練は好天に恵まれましたが、実際には波が高い荒天の日に立入検査することもあり、非常に厳しい環境の中でも日本の漁業の安全を守るために当所としましては引き続き漁業取締に取り組んでいく所存です。みなさんのご声援よろしくお願いいたします。

拿捕(だほ)とは?→「船舶を押収し、又は船長その他の乗組員を逮捕すること」です。

お問合せ先

新潟漁業調整事務所
担当者:漁業監督課
代表:025-248-3303
FAX:025-248-3305