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境港漁業調整事務所

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違反の概要

1. 許可船の違反と無許可操業

   ここでいう違反には、大きく分けて『許可船による違反』と『無許可船による違反』があります。
  

(1)許可船による違反

日本の排他的経済水域での操業許可を持っている外国の漁船が、定められているルールを守らず操業することです。 

具体的には、我が国排他的経済水域内で漁獲した量を正しく操業日誌に記載していない等であり、これら許可船に対しては立入検査を行い、ルールに違反した操業を行っている船は拿捕する等厳正な態度で臨んでいます。

  

(2)無許可船による違反

    日本の排他的経済水域で操業する許可を持たない外国の漁船が、日本の排他的経済水域や領海に侵入し、違法に操業を行うことです。 

    これに対しても違法な操業現場を押さえ拿捕をすべく取締りを行っていますが、これらの船は取締りを逃れるため違反の手口を巧妙化させ、我が国の漁業に深刻な影響を与えています。

 

2. 無許可操業(密漁)の背景

(1)ズワイガニ狙いの密漁 (侵犯操業)

日本は資源保護の観点から7ヶ月半(3月21日~11月5日)の間をズワイガニ漁の禁止期間としていますが、韓国のズワイガニ漁の禁止期間は5ヶ月間(6月1日~10月31日)のみとなっています。

日本は韓国に対し暫定水域内のズワイガニ資源回復のため、資源管理を共同で行うことを提案していますが、韓国はまったく応じません。

このため、日本海の暫定水域内のズワイガニ漁場は、韓国の底刺網、ズワイガニ篭漁船により占拠され、ズワイガニ資源の悪化が進んでしまいました。

その結果、韓国漁業者はズワイガニを求めて、暫定水域に隣接する日本の排他的経済水域内の優良漁場への侵入を謀るという事態が繰り返されています。

 

(2)無害航行と称しての密漁

日本海の暫定水域の南端(浜田沖)で操業する韓国漁船が韓国の港から入出港する時には、日本の排他的経済水域を横切るのが最も早いルートとなります。

このルートを無害航行として通っているだけと主張して、実際は通過中に操業する場合があります。  

  

3. 密漁の悪質化・巧妙化  

密漁船は、取締りを逃れるため以下のような工夫をしています。  

  •  レーダーマストを高く改造して、我が国取締船に対する見張り能力を強化 (下図参照)
  • 海面に浮かぶブイを取り付けずに漁具を敷設してサデ曳きにより揚収
  • 暫定水域側にブイを置き、海底の漁具は隣接する日本の排他的経済水域内に敷設
  • 漁具の仕立てをコンパクトにして、操業に時間がかからないように工夫

 

レーダーの高い韓国漁船

レーダーマストが高い韓国底刺網漁船

 

4. 我が国への影響

これらの密漁は、漁獲の違法性という問題のみならず、これら密漁船の設置した漁具が、我が国漁船の漁具に絡まったり、網を破いたりして損害を与えるほか、回収されない漁具がゴーストフィッシングを続ける等、資源への悪影響も引き起こしており、我が国の漁業に深刻な影響を与えています。

   ※ゴーストフィッシング(幽霊漁業)とは、漁場に残存する網漁具に生物が絡まって死亡したり、漁場に放置された、かご
      漁具に生物が「漁獲」されて死亡し、その死骸が餌となって生物を誘引することで、新たな「漁獲」が次々に引き起こさ
      れる現象をいう。
  

バイ篭の中に入ったズワイガニ

押収したバイ篭漁具に入っていたズワイガニ

 

5. 資料 

山陰沖における外国漁船の拿捕実績(PDF : 54KB)
山陰沖における密漁漁具の押収実績(PDF : 44KB)

お問合せ先

水産庁漁業取締本部境港支部
(境港漁業調整事務所漁業監督課)
担当者:漁業監督課長
ダイヤルイン:0859-44-3682
FAX:0859-44-3683