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日本学術会議への諮問と答申
「水産業及び漁村の多面的な機能」に関する日本学術会議からの答申について
1.日本学術会議への諮問
「水産業及び漁村の多面的な機能」については、平成15年(2003)10月8日、農林水産大臣から日本学術会議会長に対して『地球環境・人間生活にかかわる水産業及び漁村の多面的な機能の内容及び評価』について諮問しました。
諮問の主な内容は、多面的な機能の内容を明らかにするとともに、その定量的な評価を含めた手法や今後の調査研究の展開方向のあり方などを中心に、幅広い見地から『地球環境・人間生活にかかわる水産業及び漁村の多面的な機能の内容及び評価』について学術的な審議をしていただきたい、というものです。
2.日本学術会議における検討
本諮問を受けた後、学術会議では、この問題について調査審議を行うため、多岐の分野にわたる会員から構成される「水産業・漁村の多面的機能に関する特別委員会」が直ちに設置され、併せて実務的な検討を行うための「水産業」及び「漁村」の2つのワーキンググループが設置されました。
特別委員会及びワーキンググループ会合は20回以上開催され、水産業・漁村の多面的な機能の内容、多面的な機能の定量的評価と今後の課題等について詳細な議論、検討が行われました。