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水産庁公式ブログ「アワビのステーキ食べてみたいよね」2020年8月


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【8月27日 水産庁広報動画「魚が君に届くまで」vol.5】

霞が関初のVtuber※「デジモちゃん」がお届けする水産庁広報動画「魚が君に届くまで」。
Virtual YouTuberの略

ついに最終話の第5話となりました。
これまでデジモちゃんは、日本の水産業の現状と魚の流通について学んできました。

私たちが普段食べている魚は、じつにたくさんの水産関係者の方々の日々の努力によって、新鮮な状態で私たちの食卓に運ばれていることが分かりましたね。

日本全国津々浦々の浜の美味しい魚と、それを扱う水産関係者のことを知れば、魚はもっと美味しく、水産業はもっと魅力的な産業になると信じています。

水産庁広報そしてデジモちゃんは、これからもより多くの人達に、魚、海、そして水産業の魅力について紹介していきたいと思いますが、我々だけでは、この魅力を世界中に伝えることは困難だと考えています。

「魚が君に届くまで」

皆さんが今日魚屋で買った魚は、どんな魚で、どこで獲られて、私たちのところまで来たのでしょうか。

きっと「君」に届いた魚も、水産関係者の日々の努力によって新鮮な状態で届いたものだと思います。

その魚が新鮮で美味しかったら、ぜひSNS等で発信してもらえませんか?

きっとその投稿を水産関係者の皆さんが見たら、グッ!とガッツポーズがでるんじゃないでしょうか。

その時は、皆さんも立派な水産庁広報として、人工知能「AWABI」にしゃべりかけてもらえるのかもしれませんね。

「魚が君に届くまで」全5話ご視聴ありがとうございました。

水産庁広報より。

【8月24日 資源管理のすすめ➂~新たな資源管理について~】

はじめに、これまでの内容を簡単におさらいしましょう。(過去の資源管理のすすめはこちら)
資源管理とは、私たちが水産資源を今後もずっと利用していくための取組のことでしたね。 

そして、その方法は大きく3つあり、それらは、
➀資源に対する漁獲圧力を漁船の隻数などの入口で規制する「投入量規制」
➁漁具の制限や産卵する親魚・若い魚の保護などを行うことにより特定の管理効果を得る「技術的規制」
➂資源に対する漁獲圧力を出口で規制する「産出量規制」
でした。

それでは、これまでの内容を踏まえ、今日ご紹介する本題に入っていきましょう!

前回の最後にも少しお話しましたが、201812月に漁業法が改正され、大きく変わったことの一つに、資源管理が挙げられます。いったい何が新しくなったのでしょうか?
一言で言うと「国際的にみて遜色のない科学的・効果的な評価方法と管理方法を採り入れた資源管理システムの構築」していくことになります。

さて、ピンとくるでしょうか?
いや、よくわかりませんよね。もう少し簡単に説明していきます。 

その前に基本的な資源管理の流れについてお話しします。

資源を管理するためには、資源が今どのような状態(良いのか、悪いのか)にあって、今後どのように増えたり減ったりするのかを知る必要があります。
このため、漁獲量や魚の大きさなど漁業活動による様々なデータを収集することや、調査船による調査を行うなど「資源調査」を行います。

そして、この結果に基づき「資源評価」を行います。
これは、海の中のことは外から見ることはできないので、「資源調査」で得られた情報などを基に資源の状態を推測することです。
ここまでは、科学的な知見に基づき、研究機関が行います。 

「資源管理」は、このような「資源評価」の結果を基に、目標を立て、この目標を達成するために必要な取組とはどのようなものか、どういった取組が実際の現場で行うことができるのか、既に漁業者さん達が行っている取組には、どのような効果があるのか、などを念頭に、3つの方法を組み合わせた具体的な管理措置を検討・決定し、それを実行していくことです。

こうした流れに沿って、資源管理が行われていくことは、今後もこれまでどおり変わりません。
何が変わるのかというと、ここです。
「国際的にみて遜色のない」というところです。

では、どのようなものが「国際的にみて遜色のない」のでしょうか。

水産の世界における国際的な基準というのは、「国連海洋法条約」※に定められています。
※海洋法に関する国際連合条約
UNCLOSUnited Nations Convention on the Law of the Sea
我が国は1996年6月に批准、同年720日に発効(ご存じのとおり、「海の日」です。) 

ここでは、
「沿岸国は、➀自国の排他的経済水域(EEZ)内の水産資源の漁獲可能量を決定し(第61条)、➁その措置は利用可能な最善の科学情報に基づき(第62条)、➂MSY(最大持続生産量)水準に資源を維持・回復させるために措置をとるものとする(第63条)」とされています(個々の内容については、後ほどご説明します。)。
つまり「国際的にみて遜色のない」とは、このような基準に沿って資源評価や資源管理を行っていくということであると考えています。 

それでは、具体的内容について説明します。 

まず、「➀自国の排他的経済水域(EEZ)内の水産資源の漁獲可能量を決定し(第61条)」ということですが、聞いたことのある言葉が出てきましたね。
覚えていますか。
前回ご紹介した「漁獲可能量」、いわゆるTACです。
簡単にいうと「自分の国の周りにある海に住んでいる生き物を利用するときは、利用してもいい量を決めましょう」ということです。
つまり、水産資源には限りがあるため、利用する量を制限するということです。簡単ですね。 

次に、「➁その措置は利用可能な最善の科学情報に基づき(第62条)」ということですが、ここで皆さんに質問です。
海の中にいる魚の数を数えることはできますか?
簡単にはできませんよね。
空から見ても海の深いところは見えません。海に潜ってみても、すべてを見つけて数えることはできません。でも、先ほど述べた通り、利用してもいい量を決めなければいけません。

では、どうするのか。ここで登場するのが研究者の皆さんです。

最新の科学技術やこれまで知り得たこと、様々なデータなどを用いて、直接海の中が見えなくても、どれぐらいの魚がいるのか、今後どのように変動していくのかを「推し量る」ことができるようになっています。

「推し量る」わけですから、海の中に実際にいる数とピッタリ同じにということは難しいですが、利用できる科学情報が多ければ多いほど、そのズレは小さくなります。
このため、海の中をよく知っている漁師さんたちから、漁獲量や漁業に費やした日数や時間、漁具を入れた回数などの漁業活動に関する情報を収集するとともに、調査船を用いた調査、魚の生態の研究、一部から全体を推測する数学・統計解析などの様々なものを組み合わせることにより、より精度の高い「推し量り」を行っています。

このことを「利用可能な最善の科学情報に基づく資源評価」といいます。 

最後に、「➂MSY(最大持続生産量)水準に資源を維持・回復させるために措置をとるものとする(第63条)」ということですが、新たな略語が出てきましたね。
MSY(エムエスワイ:最大持続生産量)」とは何でしょうか。

例えば、海の中にいる十分成長した魚(「親魚」といいます。)の数が少ないと、それらが産む卵の数も限られるので、成長して新たに親魚になる数もさほど多くはならないですよね。
海の中の親魚の数が多くなると、その分、産まれる卵の数も多くなり、さらに成長して親魚になる数は増えていきます。つまり増える量が大きくなるということです。この増える分よりも少ない分だけ漁獲すれば、資源は増える、つまり回復することになります。

また、増える分と同じだけ漁獲すれば、海の中にいる親魚は増えもせず、減りもしない、つまり資源が維持されるという状況になります。したがって、漁獲してもいい量を増やすためには、資源を増やす必要があるということです。

しかしながら、資源を増やせば増やすほど、漁獲できる分は無限に大きくなるかというと、そうではありません。

海は広大とはいえ、卵や産まれたばかりの魚の生き残りや成長に適した環境、更にはそれらの餌となる生物の量には限りがあります。
このため、ある程度まで海の中の親魚が増えていくと、増える量が頭打ちとなり、それ以上に親魚が増えると、増える分が減ってしまうことになります。

このようなことから、水産資源を最大限活用しようと思った場合、漁獲してもいい量ができるだけ大きくなるようにする。つまり、増える分が最も大きくなる水準=MSYの水準に資源を維持・回復させることを目標としようということです。

このように、新たな資源管理とは、「新たな資源評価に基づき、MSY水準に資源を維持・回復させるという目標を設定し、その目標を達成するため、TAC(漁獲可能量)による管理を基本とすること」です。

これまでの資源管理とは、かなり大きく変わることになるため、漁業者をはじめとした関係者に十分ご理解いただく必要があるのはもちろんのことですが、普段からお魚をたくさん食べている消費者である皆様にも、よく知っていただくことが重要だと考えています。 

次回は、なぜこのように大きく変える必要があったのか。その「水産政策の改革の必要性と経緯」について、お話したいと思います。

 

【8月21日 佃煮の世界 ~佃煮百景3品目~10品目~】



水産庁職員は仮の姿、佃煮エージェントKがお送りする「佃煮の世界」!

今回は「佃煮百景」!
3品目~10品目を一気にご紹介します。(過去の佃煮百景はこちら

3品目「山椒ちりめん」

商品名:山椒ちりめん
食材:いわし稚魚(兵庫県淡路島産)
製造元:沖物産株式会社
購入金額:オープン価格
コメント:やわらかく炊きあげられたちりめんとピリッとした山椒のハーモニーが絶妙!ご飯が進みます。

4品目「ふじっ子煮 こもち昆布

商品名:ふじっ子煮 こもち昆布
食材:子持ち昆布
製造元:フジッコ
購入金額:227円
コメント:皆さんが絶対一度は食べているであろう安心する味。昆布のうまみが若干濃いめの味付けに負けていない。おにぎりの具材でもよくお世話になっています。

5品目「あさりの佃煮」

商品名:あさりの佃煮
食   材:あさり
製造元:中島水産(株)
購入金額:298円
コメント:あさりの旨味とショウガの程よい辛さと食感がまさにマリアージュ!ご飯だけでなくお酒が何杯でもいける一品。


6品目「子持ちはぜ」

商品名:子持ちはぜ
食材:子持ちはぜ(霞ヶ浦産)
製造元:出羽屋
購入金額:540円
コメント:ハゼのうま味と子持ちならではの食感が最高!一匹一匹に食べ応えがあるのでおつまみにもぴったりです。

7品目「えびくるみ」

商品名:えびくるみ
食材:小えび(霞ヶ浦産)、くるみ
製造元:出羽屋
購入金額:551円
コメント:色鮮やかなえびは食べても、目で見ても美味しい!くるみの食感、香ばしさもよく、お口の中が楽しい一品です。

8品目「しその実 若布」


商品名:しその実 若布
   材:ワカメ(茎ワカメ)
製造元
:(有)いつき屋
購入金額:324
コメント:一見佃煮!?と思ったが、しっかり佃煮!茎ワカメのシャッキリ感とシソのプチプチした食感と風味が最高に旨い。私がこれまで食べた佃煮の中で最高ランクの一品!

9品目「えび豆」

商品名:えび豆
   材:スジエビ
製造元
:(有)ヤマサ水産
購入金額:450
コメント:琵琶湖の佃煮といったら欠かすことのできないのが、この「えび豆」。香り高い琵琶湖産のスジエビと甘く炊き込んだ北海道産大豆がベストマッチ!子供とケンカしながら取り合う一品。

10品目「さんしょうごり」

商品名:さんしょうごり
   材:ごり(ビワヨシノボリ)
製造元
:(有)ヤマサ水産
購入金額:550
コメント:琵琶湖の固有種「ビワヨシノボリ」を山椒と一緒に柔らかく炊き込んだ一品。旬のものだからか、こんなに小さくても魚の脂をしっかり感じることができる。食欲のない夏場でもご飯が一瞬でなくなる一品。

食卓のお供に佃煮はいかかですか。



【8月20日 水産庁広報動画「魚が君に届くまで」vol.4】

霞が関初のVtuber※「デジモちゃん」がお届けする水産庁広報動画「魚が君に届くまで」。
※Virtual YouTuberの略

水産庁の広報に任命されたデジモちゃん。
第3話では、水産物が市場から鮮魚売り場に並ぶまでの流れを勉強しました。

第4話では、魚屋さんやスーパーの鮮魚売り場の工夫と、美味しい水産物を選ぶ方法について学んでいきます。
魚屋さんやスーパーの鮮魚売り場では、消費者の動線を意識した陳列を工夫することによって、消費者が水産物を手に取りやすい環境を作り出していました。
皆さんは、どんな魚を手に取りますか?

「魚が君に届くまで」は全5話で、魚がどうやって獲られ、たくさんの人を経て、私たちの食卓まで届くのかを水産業の情報を交えながら紹介していきます。

【8月13日 「夏まふり2020」開催中!!】

新型コロナウイルス感染拡大により、残念ながら本年度の「こども霞が関見学デー」は中止になってしまいましたが、現在農林水産省では「夏まふり2020」を開催しております。

「夏まふり」とは、子供達がクイズやゲームなどで楽しみながら、食や農林水産業について学んだり、夏休みの自由研究の題材として使ったりできるWeb上のコンテンツです。

水産庁は、「タイドプールで遊ぼう!」を公開中です。
ぜひ御覧ください。

◯「夏まふり2020」会場はこちら
https://www.maff.go.jp/j/kids/index.html

◯「タイドプールで遊ぼう!」はこちら
https://www.maff.go.jp/j/kids/natsumafuri2020/nm2018.html

キヌバリ

【8月12日 貝に恋して~エゾイシカゲガイ~】

水産庁職員には魚介類好きな人がとても多いのですが、私はその中でも「貝」に対して特別なときめきを覚えるタイプです。
出張先での貝との出会いは、この仕事をしている中で数少ない楽しみのひとつとなっています。
いろんな貝との思い出がありますが、今回は「エゾイシカゲガイ」のお話をしたいと思います。

エゾイシカゲガイ(市場では「石垣貝」という名前で流通していることもある)は、寿司ネタでおなじみのトリガイに近い二枚貝で、岩手県陸前高田市の広田湾だけで養殖されています。

養殖が始まる以前は安定した流通がなかったので、まさに幻の貝だったようです。



エゾイシカゲガイの養殖は、平成5年頃、トリガイの養殖を試みていた漁業者が偶然エゾイシカゲガイの稚貝を発見したことから始まり、試行錯誤を繰り返しながら平成10年頃には当時の築地市場に初出荷。
平成22年には38トンまで生産量が増え、新たな養殖産業として期待されていたそうです。

そんな矢先の平成23年。
東日本大震災の津波により養殖していた成貝や資材など全てが流されるなど甚大な被害を受けます。
そんな大変な状況の中、漁業者の皆さんは残った漁具をかき集め、すぐに養殖のための種苗採取を再開しましたが、エゾイシカゲガイが出荷サイズに成長するまでには2年半の期間が必要でした。
漁業者の皆さんの努力の甲斐あって広田湾のエゾイシカゲガイは、平成26年には震災後初出荷を果たし、平成28年には震災前を超える68トンまで生産量まで伸ばす大復活を遂げました。
現在は100トンの生産量を目指して頑張っているそうです。

さて、私がエゾイシカゲガイを知ったのは、岩手県で復興事業をお手伝いしていた平成27年頃のこと。
陸前高田市の長部漁港で見かけたボウル状の謎の漁具に興味をもったとところ、エゾイシカゲガイの養殖に使うものだと教えてもらいました。

とても美味しい貝だというので、貝好きの私は大変興奮したのですが、ほとんど東京の料亭や高級すし屋に出ていくんだと聞いて当時の私は食べるのを諦めてしまいました。
(高級品=手の届かない別世界のモノと思い込んで諦めてしまう個人的な癖) 

そんな出会いから数年。
エゾイシカゲガイへの憧れは募るばかり。テレビで芸能人が食べているのを見て嫉妬に狂ったこともありました。 

先日、岩手県に出張する機会がありました。大船渡市に宿泊した私は「記事を書くための取材」という大義名部を得たことで、エゾイシカゲガイを食べる決意を固め、いつもは入らないちょっと高そうなお店に潜入しました。 
憧れのエゾイシカゲガイとの対面です。つややかな乳白色が美しいお刺身。鼓動が早まり日本酒を持つ手が震えます。



ひと口食べます。
硬過ぎず柔らか過ぎないサクッと噛み切れる適度な歯ざわり。
新鮮だからなのか臭みは全くなく、むしろ爽やかさすら感じられる香り。
貝には独特の風味(クセとも言える)があるものが多く、それが貝のうまさだと思っていましたが、この貝にはそんなクセがほとんどなく、ひたすら上品な甘みが口の中に広っていきます。

「うまい」ではなく「美味しい」と表現するのが正しいと感じる味でした。
数年間の片想いが実ったこの日。おそらく店内で一番幸せな顔をしていたことでしょう。 

以上、エゾイシカゲガイの思い出でした。
誰が食べても美味しい貝だとおもうので、みなさんも機会があれば食べてみてください。

【8月6日 水産庁広報動画「魚が君に届くまで」vol.3】


霞が関初のVtuber※「デジモちゃん」がお届けする水産庁広報動画「魚が君に届くまで」。
※Virtual YouTuberの略

水産庁の広報に任命されたデジモちゃん。
第2話では、水揚げされた魚の流通について学びました。

第3話では、水産物が市場から鮮魚売り場に並ぶまでの流れを勉強していきます。
私たちが魚屋さんやスーパーの鮮魚売り場で見かける水産物は、私たちが手間無く、簡単に美味しく食べられるように、鮮度が保たれながら様々な形に加工されていました。

「魚が君に届くまで」は全5話で、魚がどうやって獲られ、たくさんの人を経て、私たちの食卓まで届くのかを水産業の情報を交えながら紹介していきます。

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