プレスリリース
水産庁/「南極の海洋生物資源の保存に関する委員会 (CCAMLR) 第34回 年次会合」の結果について
農林水産省は、平成27年10月27日(火曜日)、中央合同庁舎第4号館 共用会議室1219-1221号室において、食品安全に関する「優先的にリスク管理の対象とする有害化学物質のリストの見直し案及び有害化学物質の実態調査の中期計画案(平成28~32年度)」についての説明・意見交換会を開催します。
本説明・意見交換会は公開です。ただし、カメラ撮影は冒頭のみ可能です。
平成27年11月2日
水産庁
「南極の海洋生物資源の保存に関する委員会 (CCAMLR) 第34回 年次会合」の結果について
平成27年10月19日(月曜日)から10月30日(金曜日)まで、ホバート(豪州)において、「南極の海洋生物資源の保存に関する委員会 (CCAMLR) 第34回 年次会合」が開催され、メロとオキアミの保存管理措置が決定されました。また、海洋保護区の設置について協議が行われ、引き続き協議されることとなりました。 |
1. 南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)について
「南極の海洋生物資源の保存に関する委員会 (CCAMLR*1)」は、南極の海洋生物資源の保存管理のために1982年に設立された地域漁業管理機関で、現在、我が国を含む24カ国とEUが加盟しています。年1回開催される年次会合で、メロ、オキアミ等の保存管理措置を決定します。
なお、今漁期、本条約水域において、我が国の底はえ縄漁船1隻が操業しています。
*1 CCAMLR:Commission for the Conservation of Antarctic Marine Living Resources
2. 開催日程及び場所
日時: 平成27年10月19日(月曜日)~10月30日(金曜日)
場所: ホバート(豪州)
3.参加国・地域
日本、豪州、チリ、アルゼンチン、フランス、ドイツ、ニュージーランド、南アフリカ、英国、米国、ノルウェー、ベルギー、ポーランド、韓国、スペイン、ロシア、スウェーデン、イタリア、ウクライナ、ウルグアイ、ナミビア、中国、EU
(委員会非メンバー国:締約国であるが漁業等を行っていないオランダ及びフィンランド、オブザーバーとしてシンガポールが参加)
4. 我が国出席者
飯野 建郎(いいの けんろう)農林水産省 顧問(政府代表)ほか、水産庁、外務省、経済産業省、国立研究開発法人 水産総合研究センター、国立極地研究所及び関係業界の関係者
5. 主な結果
(1)メロ及びオキアミの保存管理措置
2016年漁期(2015年12月~2016年11月)のメロ及びオキアミの保存管理措置が次のとおり決定されました。
・メロ
メロの総漁獲可能量(TAC*2)が10,995トン(前年:11,872トン)と決定されました。 我が国漁船が操業を予定している海区の漁獲可能量は、合計で4,135トン(前年:4,373トン)となりました。
また、現在閉鎖(操業禁止)されている海区において、メロ資源状態の調査を行うこと を目的とする我が国の調査計画が昨年に引き続き認められました。
*2
TAC: Total Allowable Catch
・オキアミ
オキアミのTAC
が574万トン(前年:561万トン)と決定されました。(我が国漁船の 操業はない)
(2)海洋保護区
ロス海及び東南極海における海洋保護区の設置提案について協議が行われましたが、合意に至らなかったため、引き続き協議することとなりました。
また、我が国より、海洋保護区の設置に際し、統一的な基準の下で各提案を評価するためのチェックリストの導入を提案し、歓迎され、本年休会期間中に完成させることとなりました。
6. その他
平成27年10月16日付けプレスリリース「南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR) 第34回 年次会合」の開催について
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/151016_1.html
<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)
資源管理部国際課
担当者:大森、深谷
代表:03-3502-8111(内線6745)
ダイヤルイン:03-3502-8459
FAX:03-3504-2649
お問合せ先
XXXX室XXXX課
担当者:山田、鈴木
代表:03-3502-8111(内線0000)
ダイヤルイン:03-0000-0000
FAX番号:03-0000-0000