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プレスリリース

令和元年度(2019年度)南極海鯨類資源調査の終了について

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令和2年3月19日
水産庁

令和2年3月19日(木曜日)、南極海における鯨類の非致死的調査(南極海鯨類資源調査(JASS-A))が終了し、調査船が帰港します。

1.調査の概要

  我が国は、国際捕鯨委員会(IWC(注1))脱退後も国際機関と連携しながら、科学的知見に基づく鯨類の資源管理に貢献していくこととしています。
本調査は、これまで実施してきた南極海の鯨類資源の持続的利用を目的とした非致死的調査(南極海鯨類資源調査(JASS-A)(注2))を継続するもので、IWC脱退後、最初の調査となります。
  本調査の目的と内容については、昨年5月のIWC科学委員会で支持されており、今次調査で得たデータ及び標本は、今後、国内外の研究機関と連携して分析・整理され、その成果をIWC科学委員会等に報告するとともに、関連学会などで発表していく予定です。
(注1)IWC:International Whaling Commission
(注2)JASS-A:Japanese Abundance and Stock-structure Surveys in the Antarctic

2.調査実施主体

  指定鯨類科学調査法人  日本鯨類研究所 

3.調査期間

  令和元年(2019年)12月2日(月曜日)から令和2年(2020年)3月19日(木曜日)まで。

4.調査海域

  南極海

5.調査目的

  (1)南極海における大型鯨類の資源量推定
  (2)南極海における大型鯨類の分布、回遊及び系群構造等の推定

6.調査内容

  大型鯨類の資源量推定に必要な目視データの収集、自然標識撮影(注3)、バイオプシー試料の採集(注4)、衛星標識の装着(注5)等を実施しました。
(注3)外見上の特徴(色、ひれの形状、傷跡等)により鯨の個体識別をするため、発見された鯨を撮影するもの
(注4)DNA等を解析するため、鯨の表皮の一部を採取するもの
(注5)鯨類の移動経路を追跡するため、鯨に衛星発信機を装着するもの

7.調査船

  第二勇新丸(747トン)

8.調査結果の概要

(1)発見された主な鯨種
  クロミンククジラ  124群211頭
  ザトウクジラ  102群191頭
  ナガスクジラ  81群150頭
  シロナガスクジラ  22群24頭
  イワシクジラ  1群1頭
  マッコウクジラ  14群15頭
  ミナミトックリクジラ  9群30頭
  シャチ  2群18頭
(2)自然標識の撮影
  シロナガスクジラ20頭、ザトウクジラ14頭、シャチ5頭について、自然標識の撮影を行いました。
(3)バイオプシー試料の採集
  シロナガスクジラ10頭、ナガスクジラ11頭、クロミンククジラ8頭について、バイオプシー試料を採集しました。
(4)衛星標識の装着
  ナガスクジラ10頭、クロミンククジラ8頭に対して衛星標識を装着しました。
(5)その他
  観測点75ヵ所で水深0m~1,850mまでの水温と塩分を測定しました。

9.参考

  令和元年12月2日付けプレスリリース「令和元年度(2019年度)南極海鯨類資源調査の実施について」
  http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/191202.html

お問合せ先

資源管理部国際課捕鯨室

担当者:鈴木、細田
代表:03-3502-8111(内線6762)
ダイヤルイン:03-3502-2443
FAX番号:03-3504-2649