プレスリリース
令和2年度(2020年度)南極海鯨類資源調査を実施します
令和2年12月4日(金曜日)、南極海における鯨類の非致死的調査(南極海鯨類資源調査(JASS-A)(注1))の実施に向けて、調査船が塩釜港を出港しました。
1.調査の概要
我が国は、国際捕鯨委員会(IWC(注2))脱退後も国際機関と連携しながら、科学的知見に基づく鯨類の資源管理に貢献していくこととしています。本調査は、これまで実施してきた南極海の鯨類資源の持続的利用を目的とした調査(非致死的調査)を継続するものであり、本調査の調査結果はIWC科学委員会等の国際機関に提供する予定です。
(注1)JASS-A:Japanese Abundance and Stock-structure Surveys in the Antarctic
(注2)IWC:International Whaling Commission
2.調査実施主体
一般財団法人 日本鯨類研究所
3.調査期間
令和2年(2020年)12月4日(金曜日)から令和3年(2021年)3月22日(月曜日)まで(海況や調査の進捗等により、調査期間変更の可能性があります。)
4.調査海域
南極海
5.調査目的
(1)南極海における大型鯨類の資源量推定
(2)南極海における大型鯨類の分布、回遊及び系群構造等の推定
6.調査内容
大型鯨類の資源量推定に必要な目視データの収集に加えて、自然標識撮影(注3)やバイオプシー試料の採集(注4)を行い、鯨類資源管理に有用な情報を収集します。
(注3)外見上の特徴(色、ひれの形状、傷跡等)により鯨の個体識別をするため、発見された鯨を撮影するもの
(注4)DNA等を解析するため、鯨の表皮の一部を採取するもの
7.調査船
第二勇新丸(747トン)
お問合せ先
資源管理部国際課
担当者:鈴木、細田
代表:03-3502-8111(内線6762)
ダイヤルイン:03-3502-2443
FAX番号:03-3504-2649