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九州漁業調整事務所

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プレスリリース

中国底びき網漁船の拿捕について

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平成29年3月6日
九州漁業調整事務所
平成29年3月3日、水産庁漁業取締船が、中国底びき網漁船を排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律第12条違反(操業日誌不実記載)の疑いで拿捕しました。
なお、本年の九州漁業調整事務所による外国漁船の拿捕は3件目(中国漁船2件目)です。

1.事件の概要

3月3日、水産庁漁業取締船「白竜丸(はくりゅうまる)」(1,598トン)が、長崎県五島市浜町字女島1256番地所在女島(めしま)灯台から西37.3海里(約69キロメートル)の我が国排他的経済水域において、我が国農林水産大臣の許可を受けて操業していた中国底びき網漁船に立入検査を実施したところ、3月2日から3月3日までの間に我が国排他的経済水域で操業し漁獲したタイ類等の漁獲量を操業日誌に162キログラム過小に記載(実際の漁獲量:565キログラム、操業日誌の記載量:403キログラム)していたことが判明しました。
このため、「白竜丸(はくりゅうまる)」は、排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律違反(操業日誌不実記載)の疑いで3月3日、同船を拿捕(注)し、船長を排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律第12条違反(操業日誌不実記載)の疑いで現行犯逮捕しました。
本件には、水産庁漁業取締船「むさし」(499トン)が捜査の支援にあたりました。
なお、3月4日、担保金の提供を保証する書面が提出されたことから、同日、被疑者を釈放しています。
また、本年の九州漁業調整事務所による外国漁船の拿捕は3件目(中国漁船2件目)となります。
1.被疑者:ワン チンフ船長(49歳)
2.被疑船:チォリンユィ23555
(底びき網漁船、総トン数:212トン、被疑者含む8名乗船、船籍港:オンレイ市)
3.違反内容
排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律第12条違反(操業日誌不実記載)の疑い
4.逮捕状況
3月3日午後8時30分、同船船長を現行犯逮捕
5.漁業取締船
「白竜丸(はくりゅうまる)」(1,598トン、船長:高本充)
捜査支援:「むさし」(499トン)
(注)拿捕とは、船舶を押収し、又は船長その他の乗組員を逮捕することをいいます。

 


2.水産庁による外国漁船の拿捕件数の推移(参考)


  韓国 中国 ロシア 台湾 その他 合計
平成29年 1(1) 2(2) 0 0 0 3(3)
平成28年 5(4) 1(1) 0 0 0 6(5)
平成27年 6(6) 3(3) 0 3(1) 0 12(10)
平成26年 7(7) 5(4) 0 2 0 14(11)
平成25年 9(7) 6(6) 0 4 0 19(13)
平成24年 5(4) 2(1) 0 4 0 11(5)
平成23年 11(7) 0 0 1 0 12(7)
平成22年 13(13) 1(1) 0 5(2) 0 19(16)
平成21年 12(12) 3(1) 0 2 0 17(13)
平成20年 18(17) 2(1) 0 0 0 20(18)
平成19年 11(8) 1(1) 0 1 0 13(9)
平成18年 8(6) 1(1) 0 1 0 10(7)

(注1)(  )内は、九州漁業調整事務所による拿捕件数の内数
(注2) 平成29年は1月1日から3月3日までの件数

<添付資料>
別添1 中国底びき網漁船「チォリンユィ」違反操業位置概略図(PDF : 63KB)
別添2 中国底びき網漁船「チォリンユィ23555」写真(PDF : 1,153KB)

お問合せ先

漁業監督課

担当者:髙木、島尻
ダイヤルイン:092-273-2005