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九州漁業調整事務所

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プレスリリース

韓国いか釣漁船の拿捕について

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平成31年3月4日
九州漁業調整事務所
平成31年3月3日、水産庁漁業取締本部漁業取締船が、韓国いか釣漁船を排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律第17条の2、第5条第1項違反(無許可操業)の疑いで拿捕しました。
なお、本年の水産庁漁業取締本部福岡支部による外国漁船の拿捕は1件目(韓国漁船1件目)です。

1.事件の概要

3月3日、水産庁漁業取締本部漁業取締船「白鷗丸(はくおうまる)」(499トン)は、長崎県対馬市厳原町豆酘字尾崎山3557番3所在豆酘埼灯台から西23.9海里(約43キロメートル)の我が国排他的経済水域において、我が国農林水産大臣の許可を受けずに操業している韓国いか釣漁船を確認しました。
このため、「白鷗丸(はくおうまる)」は、同日、同船及び船長を排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律第5条第1項違反(無許可操業)の疑いで拿捕(注)しました。
本件には、水産庁漁業取締本部漁業取締船「はくつる」(198トン)、「あらさき」(499トン)が捜査の支援にあたりました。
なお、3月4日、担保金の提供を保証する書面が提出されたことから、同日、被疑者を釈放しています。
また、本年の水産庁漁業取締本部福岡支部による外国漁船の拿捕は1件目(韓国漁船1件目)となります。

1.被疑者:チェ ユサム船長(65歳)
2.被疑船:27キョンジン
(いか釣漁船、総トン数:42トン、被疑者含む12名乗船、船籍港:九龍浦(クリョンポ))
3.違反内容
排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律第17条の2、第5条第1項違反(無許可操業)の疑い
4.逮捕状況
3月3日午前4時48分、同船船長を逮捕
5.漁業取締船
「白鷗丸(はくおうまる)」(499トン、船長:田畑 稔)
捜査支援:「はくつる」(198トン)、「あらさき」(499トン)
(注)拿捕とは、船舶を押収し、又は船長その他の乗組員を逮捕することをいいます。

2.水産庁漁業取締本部による外国漁船の拿捕件数の推移(参考)

  韓国 中国 ロシア 台湾 その他 合計
平成31年 1(1) 0 0 0 0 1(1)
平成30年 5(3) 0 1 0 0
6(3)
平成29年 1(1) 4(4) 0 0 0 5(5)
平成28年 5(4) 1(1) 0 0 0 6(5)
平成27年 6(6) 3(3) 0 3(1) 0 12(10)
平成26年 7(7) 5(4) 0 2 0 14(11)
平成25年 9(7) 6(6) 0 4 0 19(13)
平成24年 5(4) 2(1) 0 4 0 11(5)
平成23年 11(7) 0 0 1 0 12(7)
平成22年 13(13) 1(1) 0 5(2) 0 19(16)
平成21年 12(12) 3(1) 0 2 0 17(13)
平成20年 18(17) 2(1) 0 0 0 20(18)
平成19年 11(8) 1(1) 0 1 0 13(9)
平成18年 8(6) 1(1) 0 1 0 10(7)

(注1)( )内は、水産庁漁業取締本部福岡支部による拿捕件数の内数
(注2) 平成31年は1月1日から3月3日までの件数


<添付資料>
別添1 韓国いか釣漁船「27キョンジン」違反操業位置概略図(PDF : 145KB)
別添2 韓国いか釣漁船「27キョンジン」写真(PDF : 153KB)


お問合せ先

水産庁漁業取締本部(水産庁資源管理部漁業取締課)

代表:03-3502-8111(内線6671)
ダイヤルイン:03-3502-0942