去る6月10日、新潟県水産海洋研究所にお邪魔した機会に各種施設を見学させていただきました。
同研究所では、魚や海藻などを増やし育てる技術や、藻場などの漁場環境を守る技術などの調査研究が行われており、当日は丁度、新潟県で今年開催される第28回豊かな海づくり大会に向けたアカモク(食用にもなるホンダワラ科の海藻)の養殖なども行われていました。
また、加工実験棟では新潟県蒲鉾組合と共同で開発した「とろけるお魚」を紹介いただきました。「とろけるお魚」は、高齢者の方などに高カロリーで飲み込み易い食材を、ということで開発されました。工夫次第で様々な料理に活用が期待できるとのことで、私もコロッケ(写真)を試食させていただきましたが、原料が魚肉とは思えないクリームのような食感に驚きました。
現在、福祉施設など、業務用を中心に販売されているとの事ですが、一般家庭向けの製品も検討中とのことで、近い日に「とろけるお魚」やこれを使った商品が、みなさんの町のお店に並ぶかもしれません。
(新潟漁業調整事務所;岩崎)
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