韓国はえ縄漁船の拿捕について

平成21年4月3日、水産庁漁業取締船「あらつ」及び「龍星丸」（共に499トン）は、長崎県五島市所在女島灯台南西約115kmの我が国排他的経済水域（EEZ）において、我が国農林水産大臣の許可を受けて操業していた韓国はえ縄漁船「201ジェウォン」に対し、漁業に関する日本国と大韓民国との間の協定（日韓漁業協定）に基づく2009年漁期の操業条件等の遵守状況を確認するための立入検査を実施したところ、操業日誌に3月31日から4月2日午後8時までの漁獲量（タチウオ）を117キログラム過少に記載（実際の漁獲量：947キログラム、操業日誌記載量：830キログラム）していたことが判明した。

このため、同日午後7時05分、同船船長で韓国籍の林永仁（イム ヨンイン）（46歳）を排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律（漁業主権法）違反で現行犯逮捕した。

九州漁業調整事務所による外国漁船の拿捕は本年2件目で、韓国漁船によるものは今年初めてである。

本件にかかる概要は、下記のとおり。

記

被疑船：201ジェウォン

被疑者：林永仁（イム ヨンイン）（46歳）船長

違反内容：漁業主権法違反（操業日誌不実記載罪）