プレスリリース
令和元年九州・山口県沖における外国漁船取締活動の概況について
水産庁漁業取締本部福岡支部(九州漁業調整事務所)では、九州・山口県沖の我が国領海及び排他的経済水域(EEZ)において、外国漁船を主な対象として船舶及び航空機による漁業取締りを実施しています。福岡支部による令和元年の外国漁船の取締実績は立入検査2件(前年6件)、拿捕1件(前年3件)となりました。また、外国漁船が違法に設置したとみられる漁具の押収が10件(前年4件)となりました。
立入検査及び拿捕件数は、前年より減少していますが、違法設置漁具の押収件数は2倍以上に増え、悪質な無許可操業事案等が依然継続して発生しています。
今後とも、関係機関と連携して外国漁船の違法操業の防止・根絶に努めます。
1.福岡支部による令和元年の外国漁船の取締実績は、立入検査2件(前年6件)、拿捕1件(前年3件)、外国漁船が違法に設置したとみられる漁具の押収10件(前年4件)となりました。拿捕件数は、前年より減少していますが、違法設置漁具の押収は2倍以上に増えました。
2.立入検査は、韓国漁船2件で、前年から減少しました。これは、中国、韓国との漁業交渉が合意に至っておらず、我が国EEZ内での二国間協定に基づく操業の許可を出していないためです。
3.拿捕事件の違反内容は、韓国いか釣り漁船の無許可操業が1件でした(前年3件)。
4.外国漁船が違法に設置したとみられる漁具の押収件数は10件と前年(4件)の2倍以上となりました。
5.今後とも関係機関と連携して我が国EEZ境界付近の監視、外国漁船への立入検査・指導を強化し、違法操業に対しては毅然として対処するとともに、様々な方法を用いて違法操業の防止・根絶に努めてまいります。
6.外国漁船取締活動の主な取組、事件件数の推移等は別紙のとおりです。
EEZ:Exclusive Economic Zone
<添付資料>
(別紙)九州・山口県沖における外国漁船取締活動の概況について(PDF : 1,089KB)
お問合せ先
漁業監督課
ダイヤルイン:092-273-2005