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九州漁業調整事務所

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プレスリリース

令和5年九州・山口県沖における外国漁船取締活動の概況について

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令和6年2月13日
九州漁業調整事務所
水産庁漁業取締本部福岡支部(九州漁業調整事務所)では、管轄する九州・山口県沖の我が国領海及び排他的経済水域(Exclusive Economic Zone:EEZ)の漁業秩序の維持を図り、適切な水産資源の管理及び保存に資するため、外国漁船及び我が国漁船に対する漁業取締りを実施しています。
福岡支部による令和5年の外国漁船の漁業取締りについて、その視認隻数は延べ20,970隻であり、違反操業の未然防止等のために行った指導、警告は延べ677件でした。また、立入検査1件、拿捕1件、外国漁船が違法に設置したとみられる漁具の押収0件でした(前年は、拿捕(逮捕)、立入検査、漁具押収のいずれも1件)。
今後とも、関係機関と連携して、外国漁船による違法操業の防止・根絶に努めます。

1.福岡支部による令和5年の漁業取締り活動において、外国漁船の視認隻数は延べ20,970隻であり、違反操業の未然防止等のために行った指導、警告は延べ677件となりました。
(参考資料)九州海域の主な外国漁船視認概要図(PDF : 514KB)

2.立入検査は1件、拿捕は1件、外国漁船が違法に設置したとみられる漁具の押収は0件でした。 立入検査及び拿捕の件数は、中国、韓国との漁業交渉が合意に至っておらず、韓国漁船は平成28年7月から、中国漁船は平成29年6月から、二国間協定に基づく我が国EEZにおける操業の許可がされていないことから、近年減少しています。
(参考資料)令和5年12月24日報道資料「韓国はえ縄漁船の船長の逮捕について」

3.今後とも、我が国EEZ境界付近の監視を行い、外国漁船への指導を強化するなど、違法操業に対して毅然として対処するとともに、関係機関と連携して、外国漁船による違法操業の防止・根絶に努めてまいります。

4.また、我が国漁船に対しても、農林水産大臣許可漁船に設置及び作動を義務づけているVMS(Vessel Monitoring System:衛星船位測定送信機)を運用し、関係機関と連携して、違法操業の防止・根絶に努めてまいります。
(参考資料)衛星船位測定送信機(Vessel Monitoring System:VMS)について(PDF : 219KB)

(参考)外国漁船取締活動の実績
〇視認隻数(指導・警告件数)
合計 中国 韓国 台湾 その他
令和元年 39,807(1,869) 20,790(1,042) 18,932(788) 32(16) 53(23)
令和2年 37,021(1,491) 14,824(833) 22,066(722) 30(12) 101(10)
令和3年 33,547(852) 15,693(580) 17,679(224) 90(34) 85(14)
令和4年 20,011(542) 9,343(326) 10,610(211) 19(1) 39(4)
令和5年 20,970(677) 11,256(531) 9,585(120) 56(20) 73(6)

○立入検査件数
合計 中国 韓国 台湾 その他
令和元年 2 0 2 0 0
令和2年 1 0 1 0 0
令和3年 0 0 0 0 0
令和4年 1 0 1 0 0
令和5年 1 0 1 0 0

〇拿捕(逮捕)件数
合計 中国 韓国 台湾 その他
令和元年 1 0 1 0 0
令和2年 1 0 1 0 0
令和3年 0 0 0 0 0
令和4年 1 1 0 0 0
令和5年 1 0 1 0 0

〇漁具押収件数
合計 中国 韓国 台湾 その他
令和元年 10 0 10 0 0
令和2年 6 0 6 0 0
令和3年 0 0 0 0 0
令和4年 1 1 0 0 0
令和5年 0 0 0 0 0

お問合せ先

九州漁業調整事務所漁業監督課

担当者:小田、池田
代表:092-273-2000(内線6601)
ダイヤルイン:092-273-2005
FAX番号:092-273-2011