このページの本文へ移動

九州漁業調整事務所

メニュー

プレスリリース

台湾灯光敷網漁船の拿捕について

  • 印刷
令和6年7月5日
九州漁業調整事務所
(水産庁漁業取締本部福岡支部)

 令和6年7月5日(金)に、水産庁漁業取締本部漁業取締船「照洋丸(しょうようまる)」が、台湾灯光敷網漁船を「排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律」第17条の2、第5条第1項違反(無許可操業)の疑いで船長を逮捕しました。
 本年の水産庁漁業取締本部福岡支部による外国人漁業者の逮捕は1件目です。

1.事件の概要

 7月5日、水産庁漁業取締本部漁業取締船「照洋丸(しょうようまる)」(2,183トン)が、沖縄県島尻郡伊平屋村字田名アッチャビシ原2598-82所在伊平屋島灯台から真方位316度、距離151.6海里の我が国排他的経済水域において、我が国農林水産大臣の許可を受けずに操業している台湾灯光敷網漁船を確認しました。
 このため、「照洋丸(しょうようまる)」は、同日、「排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律」第17条の2、第5条第1項違反(無許可操業)の疑いで同船船長を現行犯で逮捕しました。
 本件には、水産庁漁業取締本部漁業取締船「つるぎざき」(499トン)が捜査の支援にあたりました。
 なお、本年の水産庁漁業取締本部福岡支部による外国漁船の拿捕は1件目(台湾漁船1件目)となります。

1.被疑者:ションイアンシャン(盛燕山)船長(71歳)
2.被疑船:フヤン266号(褔洋266號)
 (灯光敷網漁船、総トン数:86.82トン、被疑者含む8名乗船、船籍港:八斗子)
3.違反内容
 排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律第17条の2、第5条第1項違反(無許可操業)の疑い
4.逮捕状況
 7月5日午前2時19分、同船船長を現行犯逮捕
5.漁業取締船
 「照洋丸(しょうようまる)」(2,183トン、船長:堀田俊孝 )
 捜査支援:「つるぎざき」(499トン)

(注)
拿捕とは、船舶を押収し、又は船長その他の乗組員を逮捕することをいいます。

2.水産庁漁業取締本部による外国漁船の拿捕(逮捕を含む)件数の推移(参考)

  韓国 中国 ロシア 台湾 その他 合計
令和6年 0 0 0 1(1) 0 1(1)
令和5年 1(1) 0 0 0 0 1(1)
令和4年 0 1(1) 0 0 0 1(1)
令和3年 0 0 0 0 0 0(0)
令和2年 1(1) 0 0 0 0 1(1)
令和元年
平成31年
1(1) 0 0 0 0 1(1)
平成30年 5(3) 0 1 0 0 6(3)
平成29年 1(1) 4(4) 0 0 0 5(5)
平成28年 5(4) 1(1) 0 0 0 6(5)
平成27年 6(6) 3(3) 0 3(1) 0 12(10)
平成26年 7(7) 5(4) 0 2 0 14(11)

(注1)( )内は、水産庁漁業取締本部福岡支部による拿捕件数の内数
(注2)令和6年は1月1日から7月5日までの件数

添付資料


【別添1】台湾灯光敷網漁船「フヤン266号(褔洋266號)」(PDF : 220KB)
【別添2】台湾灯光敷網漁船「フヤン266号(褔洋266號)」違反確認位置概略図(PDF : 465KB)

お問合せ先

水産庁漁業取締本部福岡支部(九州漁業調整事務所)

担当者:小田、池田
代表:092-273-2000(内線6601)
ダイヤルイン:092-273-2005
FAX番号:092-273-2011