プレスリリース
韓国はえ縄漁船の拿捕について
令和7年4月20日(日曜日)に、水産庁漁業取締本部漁業取締船「鳳翔丸(ほうしょうまる)」が、韓国はえ縄漁船を排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律第18条の2、第15条の2第1項違反(質問・検査の拒否・忌避罪)の疑いで拿捕しました。本年の水産庁漁業取締本部による外国漁船の拿捕は1件目です。
1.事件の概要
4月20日、水産庁漁業取締本部漁業取締船「鳳翔丸(ほうしょうまる)」(2,141トン)が、沖縄県島尻郡伊平屋村字田名アッチャビシ原2598-82所在伊平屋島灯台から西北西約192.1海里の我が国排他的経済水域において、韓国はえ縄漁船「303クムソン」を発見し、漁業監督官による立入検査を実施するため停船を命じましたが、同船はこれに従わず逃走しました。このため、同船船長を排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律第18条の2、第15条の2第1項違反(質問・検査の拒否・忌避罪)の疑いで同日逮捕しました。
本件には、水産庁漁業取締本部漁業取締船「白鷗丸」が捜査支援にあたりました。なお、本年の水産庁漁業取締本部による外国漁船の拿捕は1件目(韓国漁船1件目)となります。(拿捕とは、船舶を押収し、又は船長その他の乗組員を逮捕することをいいます。)
1.被疑者:ムンホンミョン船長(56歳)
2.被疑船:303クムソン
(はえ縄漁船、総トン数:37トン、被疑者含む9名乗船、船籍港:西歸浦(ソギッポ))
3.違反内容
排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律第18条の2、第15条の2第1項(質問・検査の拒否・忌避罪)の疑い
4.逮捕状況
4月20日午後9時8分、同船船長を現行犯逮捕
5.漁業取締船
「鳳翔丸(ほうしょうまる)」(2,141トン、船長:堀田 俊孝)
「白鷗丸(はくおうまる)」(499トン)(捜査支援)
2.水産庁漁業取締本部による外国漁船の拿捕件数の推移(参考)

(注1)( )内は、水産庁漁業取締本部福岡支部による拿捕件数の内数
(注2)令和7年は1月1日から4月20日までの件数
(注3)拿捕件数には逮捕件数を含みます。
<添付資料>
別添1韓国はえ縄漁船「303クムソン」写真(PDF : 162KB)
別添2韓国はえ縄漁船「303クムソン」違反位置概略図(PDF : 168KB)
お問合せ先
水産庁漁業取締本部福岡支部(九州漁業調整事務所)
担当者:山田、池田
代表:092-273-2000 (内線:6601)(内線6604)
ダイヤルイン:092-273-2005
FAX番号:092-273-2011