瀬戸内海の赤潮
瀬戸内海の赤潮(概要)



「写真提供:国立研究開発法人水産研究・教育機構 瀬戸内海区水産研究所」
魚類などの養殖業に被害をもたらす赤潮は、窒素、リン等の栄養塩類、水温、塩分、日照、競合するプランクトン等の要因が複合的に絡んで発生します。
瀬戸内海における赤潮の年間発生件数は、昭和51年の299件をピークとし、その後は徐々に減少、平成に入ってからは概ね100件前後でほぼ横ばいに推移、ここ10年では100件を下回っています。
なお、年間被害件数は、昭和50年に29件、52年に27件と20件を上回りましたが、それ以外の年は19件以下で増減を繰り返しています。
令和5年における、赤潮の発生件数は85件(前年:59件)で、うち漁業被害を及ぼした件数が9件(前年:7件)でした。
主な漁業被害としては、7月に豊後水道の愛媛県岩松湾でカレニア属により養殖のマダイ47,300 尾がへい死し、52,731千円の被害が発生しました。
種が判明した赤潮構成プランクトンは、17属(前年18属)であり、主な出現プランクトン種は、カレニア属、ヘテロシグマ属、ノクチルカ属、などでした。
このうち、漁業被害を及ぼしたものは、カレニア属によるもの7件、ノクチルカ属1件、ヘテロシグマ属1件でした。
(瀬戸内海の赤潮発生件数と漁業被害件数の推移)
赤潮発生状況
令和5年は月報、令和4年以前は年報をダウンロードし、発生した赤潮や被害などの詳細をご覧になれます。(リンク先はすべて、PDFファイルです。)
令和05年 全体(6.7MB) 令和04年 全体(1.6MB) 令和03年 全体(5.8MB) 令和02年 全体(1.8MB) 令和元年 全体(2.0MB) |
平成30年 全体(2.0MB) 平成29年 全体(2.2MB) 平成28年 全体(3.1MB) 平成27年 全体(2.5MB) 平成26年 全体(2.1MB) |
平成25年 全体(2.0MB) 平成24年 全体(8.4MB) 平成23年 全体(9.2MB) 平成22年 全体(5.3MB) 平成21年 全体(1.9MB) |
平成20年 全体(2.6MB) 平成19年 全体(2.3MB) 平成18年 全体(2.0MB) 平成17年 全体(2.2MB) 平成16年 全体(4.4MB) |
平成15年 全体(3.2MB) 平成14年 全体(3.6MB) 平成13年 全体(5.0MB) 平成12年 全体(5.0MB) 平成11年 全体(4.7MB) |
平成10年 全体(6.4MB) 平成09年 全体(6.4MB) 平成08年 全体(3.8MB) 平成07年 全体(3.6MB) 平成06年 全体(3.9MB) |
平成05年 全体(4.1MB) 平成04年 全体(4.5MB) 平成03年 全体(4.3MB) 平成02年 全体(1.1MB) 平成元年 全体(1.3MB) |
昭和63年 全体(1.0MB) 昭和62年 全体(1.0MB) 昭和61年 全体(1.1MB) |
昭和60年 全体(1.0MB) 昭和59年 全体(1.0MB) 昭和58年 全体(2.6MB) 昭和57年 全体(4.0MB) 昭和56年 全体(3.9MB) |
昭和55年 全体(2.7MB) 昭和54年 全体(3.1MB) 昭和53年 全体(932KB) 昭和52年 全体(1.0MB) 昭和51年 全体(1.3MB) |
昭和50年 全体(1.2MB) 昭和49年 全体(958KB) 昭和48年 全体(952KB) 昭和47年 全体(984KB) 昭和46年 全体(760KB) |
(注) 年を跨がって発生する赤潮については、年を区切りに再計上しています。
赤潮関係リンク集
-
岩国市にあるミクロの世界のさまざまな生き物を中心に紹介する博物館です。
水産資源の維持増大と漁業生産の安定に寄与することを目的とした社団法人です。
国土交通省中国地方整備局港湾空港部による瀬戸内海の環境修復に関するサイトです。
-
国立研究開発法人 水産研究・教育機構による九州及び瀬戸内海の水質及び赤潮プランクトンの分布等の情報です。
環境省による瀬戸内海に関する環境情報等の共有を図ることを目的としたサイトです。
お問合せ先
瀬戸内海漁業調整事務所資源課ダイヤルイン:078-392-2282