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プレスリリース

中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第5回年次会合の結果について

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平成20年12月12日
水産庁

12月8日から12日まで、釜山(韓国)において中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第5回年次会合が開催され、メバチの保存管理措置等について合意されましたので、その結果についてお知らせいたします。

1.日時・場所

平成20年12月8日(月曜日)~12日(金曜日)

於:釜山(韓国)

2.参加国等

日本、中国、韓国、フィリピン、カナダ、豪州、NZ、太平洋諸国(サモア、フィジー等)、EC、台湾、米国等(25締約国・機関・地域)及び協力的非加盟国等

3.我が国出席者

宮原正典水産庁資源管理部審議官(日本政府代表)他、水産庁、外務省、(独)水産総合研究センター、業界の関係者

4.主な結果

(1)マグロ類の保存管理措置

(イ)メバチの保存管理措置

    2009年から3年間でメバチの漁獲を30%削減するため、以下の措置に合意。なお、2010年及び2011年の措置については、2009年における各国の実施状況等を踏まえ、来年の年次会合で必要な見直しを実施。

【まき網漁業】

  • 2009年:(a)集魚装置を用いた操業の2カ月間禁止、又は、(b)メバチの漁獲量を2001年~2004年の平均値から10%削減。
  • 2010年及び2011年:集魚装置を用いた操業の3カ月間禁止等(来年の年次会合で代替措置を検討)。

【はえ縄漁業】

  • 2009年から、メバチの漁獲量を2001年~2004年の平均値(注)から毎年10%削減(3年間で30%の削減)

(注):米国、中国及びインドネシアは、2004年の漁獲量を使用。

(ロ)クロマグロの保存管理措置

    北小委員会(本年9月)で作成されたクロマグロの保存管理措置(漁獲努力量を現状以上に増大させないとの内容)について、韓国が留保を取り下げなかったため、来年の年次会合まで採択を延期。ただし、各国が自主的に漁獲努力量を増大させない措置をとることを確認。

(2)公海における漁船操業の遵守・取締措置

委員会VMS(漁船位置監視)制度の2009年4月からの運用開始につき合意。

(3)その他

(イ)以下の議長を選出。

  • 本委員会:サティア・ナンダン(フィジー)
  • 北小委員会:宮原正典 水産庁資源管理部審議官
  • 科学委員会:宮部尚純 (独)水産総合研究センター遠洋水産研究所部長

(ロ)次回年次会合は、2009年12月にタヒチで開催予定。

お問合せ先

資源管理部国際課
担当者:坂本、松島
代表:03-3502-8111(内線6745)
ダイヤルイン:03-3502-8459