このページの本文へ移動

水産庁

メニュー

プレスリリース

「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第7回年次会合」の結果について

  • 印刷
平成22年12月11日
水産庁

平成22年12月6日から10日まで、ホノルル(アメリカ合衆国)において、「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第7回年次会合」が開催されました。

1.概要

「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)」は、中西部太平洋における高度回遊性魚類(カツオ、マグロ、カジキ類)資源の長期的な保存及び持続的な利用を確保することを目的として設立された地域漁業管理機関です。毎年開催される年次会合において、対象資源の保存管理措置等が議論され、決定されています。

WCPFC:Western and Central Pacific Fisheries Commission

2.日時・場所

日時:平成22年12月6日(月曜日)から10日(金曜日)

場所:ホノルル(アメリカ合衆国)

3.参加国・地域

日本、中国、韓国、フィリピン、カナダ、豪州、NZ、太平洋島嶼国(サモア、フィジー、マーシャル、パプア・ニューギニア等)、米国、EU、台湾等(締約国23カ国+EU、台湾)

4.我が国出席者

宮原 水産庁 資源管理部 審議官(政府代表)ほか、水産庁、外務省、(独)水産総合研究センター遠洋水産研究所及び業界の関係者

5.主な結果

(1)太平洋クロマグロの保存管理措置

本年9月の北小委員会(*)で作成された保存管理措置案を基に審議を行い、以下を内容とする保存管理措置を採択した。

 (ア)2011年及び2012年において、沿岸の零細漁業(ひき縄等)を除き、クロマグロを漁獲する努力量は2002-2004年水準よりも低く保たなければならない。また、この措置は、韓国を除き、未成魚(0-3才)の漁獲量を2002~2004年水準よりも減らす措置を含まなければならない。

(イ)韓国は、この保存管理措置に従って、自国漁業を管理することにより、未成魚の漁獲量を規制するために必要な措置を講じなければならない。加盟国及び協力的非加盟国は、これに協力する。

 (ウ)これらの措置は2012年に再検討される。

 

 *北小委員会は、北緯20度以北の海域におけるクロマグロ、ビンナガ、メカジキについて、保存管理措置案を作成し、年次会合に勧告を行うWCPFCの下部組織です。

 

(2)メバチ・キハダの保存管理措置

  現在の保存管理措置(メバチ漁獲を2009~2011年の3年間で30%削減)の実施状況、追加的措置について議論。日本より、大型まき網漁船の増隻抑制措置を提案したが、議論は収束せず、来年保存管理措置の見直しに合わせて再度議論されることとなった。

6.その他

(参考)

平成22年12月3日付けプレスリリース「中西部太平洋まぐろ類委員会 (WCPFC) 第7回 年次会合」の開催について

https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/101203.html

<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)

お問合せ先

資源管理部国際課
担当者:山本、梶脇
代表:03-3502-8111(内線6745)
ダイヤルイン:03-3502-8459
FAX:03-3502-0571