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プレスリリース

「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第7回北小委員会」の結果について

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平成23年9月9日
水産庁

平成23年9月6日 (火曜日) から9日 (金曜日) まで、「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC) 第7回 北小委員会」が北海道札幌市で開催され、中西部太平洋におけるまぐろ類の保存管理措置について議論が行われました。

1.中西部太平洋まぐろ類委員会 (WCPFC) 北小委員会について

中西部太平洋まぐろ類委員会 (WCPFC)は、中西部太平洋における高度回遊性魚類 (マグロ、カツオ、カジキ類) 資源の長期的な保存及び持続可能な利用を確保することを目的とした委員会です。

北小委員会は、主に北緯20度以北の水域に分布する資源 (太平洋クロマグロ、北太平洋ビンナガ、北太平洋メカジキ) の資源管理措置について本委員会に勧告を行うWCPFCの下部組織です。

WCPFC:Western and Central Pacific Fisheries Commission

2.日程及び場所

平成23年9月6日 (火曜日) から9日 (金曜日) まで

シェラトンホテル札幌 (北海道 札幌市 厚別区 厚別中央2条5丁目)

3.参加国・地域

日本、韓国、米国、カナダ、フィリピン、バヌアツ、クック諸島、台湾 (中国は欠席)

4.我が国出席者

宮原 水産庁次長ほか、水産庁、独立行政法人 水産総合研究センター 国際水産資源研究所及び関係業界

5.結果概要

(1) 北小委員会対象資源に関する保存管理措置

太平洋クロマグロ

昨年採択された2011、2012年の保存管理措置 (各国は漁獲努力量を2002-2004年水準より増やさない。未成魚 (0-3歳魚) の漁獲を2002-2004年水準より減少させる。) の実施状況について、各国から報告を行い、特に韓国の不十分な管理に論議が集中しました。

北太平洋ビンナガ

今年7月に開催された科学委員会 (ISC※) において、資源状態が健全であるとの報告が出されたことを受け、現行の保存管理措置 (各国は漁獲努力量を現状より増やさない。) を継続して実施し、2013年の次期資源評価に向けて、現行の措置の効果を注視していくことになりました。

ISC:International Scientific Committee for Tuna and Tuna-like Species in the North Pacific Ocean

北太平洋メカジキ

科学委員会において、資源状態が健全であるとの報告が出されていたことを受け、今年は保存管理措置の導入についての議論は行われませんでした。

(2) その他の資源に関する保存管理措置

中西部太平洋におけるメバチ資源が減少傾向にあることや、南から北上するカツオの来遊量の減少が懸念されることから、北小委員会として、本委員会に対し、熱帯水域のまき網漁業の急速な増大について懸念を表明することになりました。

(3) 2012年の北小委員会の開催地

日本で開催することが合意されました。

 

お問合せ先

資源管理部国際課
担当者:川島、佐々木
代表:03-3502-8111(内線6745)
ダイヤルイン:03-3502-8459
FAX:03-3502-0571