プレスリリース
水産庁/「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)第19回特別会合(年次会合)」の結果について
平成26年11月10日(月曜日)から17日(月曜日)まで、ジェノヴァ(イタリア)において「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)第19回特別会合(年次会合)」が開催され、大西洋クロマグロの保存管理措置が決定されました。
1.大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)について
「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT*)」は、大西洋における高度回遊性魚種(マグロ、カツオ、カジキ類)の保存管理を目的とする地域漁業管理機関です。
*ICCAT: International Commission for the Conservation of Atlantic Tunas
2.開催日程及び場所
日程:平成26年11月10日(月曜日)~17日(月曜日)
場所:ジェノヴァ(イタリア)
3.参加国・地域
42カ国・地域
4.我が国出席者
太田 愼吾(おおた しんご)水産庁漁場資源課長(政府代表)、宮原 正典(みやはら まさのり)農林水産省 顧問ほか、水産庁、外務省、経済産業省、独立行政法人 水産総合研究センター 国際水産資源研究所及び漁業関係団体の関係者
5.主な結果
(1) 東大西洋のクロマグロの保存管理措置
2015年~2017年の3年間の漁獲可能量(TAC: Total Allowable Catch)について、以下のように増加することが合意されました。
2014年:13,400トン (現行)
2015年:16,142トン (対前年2,742トン増)
2016年:19,296トン (対前年3,154トン増)
2017年:23,155トン (対前年3,859トン増)
※ただし、科学委員会からの勧告を踏まえて、毎年のTACは再検討の可能性があります。
また、過去の実績を基に増枠を強く求めていたアルジェリア、トルコ等に対し少量の追加枠を設け、これを除いた総枠を各国・地域が現在持つ割当比率で配分した結果、日本の割当量は以下のように決定しました。
2014年:1,139.55トン (現行)
2015年:1,345.44トン (対前年205.89トン増)
2016年:1,608.21トン (対前年262.77トン増)
2017年:1,930.88トン (対前年322.67トン増)
(2) 西大西洋のクロマグロの保存管理措置
現行1,750トン(うち日本の割当は301.64トン)であるTACを、2015年及び2016年の2年間、2000トン(うち日本の割当は345.74トン)に増加することが合意されました。
6.次回会合
次回年次会合は、2015年11月にマルタ共和国で開催される予定です。
7.その他
(参考)
平成26年11月7日付けプレスリリース「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)第19回特別会合(年次会合)」の開催について
お問合せ先
資源管理部国際課
担当者:国際協定第2班 植田、赤塚
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ダイヤルイン:03-3502-8460
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