このページの本文へ移動

水産庁

メニュー

プレスリリース

「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第13回年次会合」の結果について

  • 印刷
平成28年12月9日
水産庁
平成28年12月5日(月曜日)から12月9日(金曜日)まで、ナンディ(フィジー共和国)において「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第13回年次会合」が開催されました。太平洋クロマグロについては、本年8月に行われたWCPFC北小委員会の合意事項が採択されました。メバチ・キハダ・カツオの保存管理措置は、措置の見直しが議論されましたが、現行措置が継続することとなりました。

1.中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)について

「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC *1)」は、中西部太平洋における高度回遊性魚類(マグロ、カツオ、カジキ類)資源の長期的な保存及び持続可能な利用を目的とした地域漁業管理機関です。
  *1 WCPFC: Western and Central Pacific Fisheries Commission

2.開催日程及び場所

日程:平成28年12月5日(月曜日)~12月9日(金曜日)
場所:ナンディ(フィジー共和国)

3.参加国・地域

日本、米国、中国、韓国、豪州、サモア、フィジー、マーシャル諸島、パプアニューギニア、ミクロネシア連邦、キリバス、ソロモン、ナウル、クック諸島、トンガ、ニウエ、ニュージーランド、ツバル、フィリピン、バヌアツ、カナダ、パラオ、インドネシア、EU、台湾(25か国・地域)

4.我が国出席者

太田 愼吾 (おおた しんご) 水産庁 資源管理部 審議官(我が国代表)ほか、水産庁、外務省、国立研究開発法人 水産研究・教育機構 国際水産資源研究所及び関係業界の関係者

5.結果概要

(1)太平洋クロマグロの保存管理措置について
(ア)本年8月に開催された北小委員会(*2)の合意事項(*3,*4)が採択されました。
(イ)WCPFCより「北小委員会」へ、来年の年次会合での採択を目指し、以下の検討を行うよう要請がありました。
(a)遅くとも2034年までに初期資源(*5)の20%まで資源を回復させる保存管理措置
(b)「緊急ルール」(加入量の著しい低下が発生した場合に緊急的に発動する措置)
また、これらの検討のために、ISC(北太平洋まぐろ類国際科学小委員会)に対し、「加入量の著しい低下」と「低下に伴うリスク」を定義するよう要求しました。
*2 北小委員会は、主に北緯20度以北の水域に分布する資源(太平洋クロマグロ、北太平洋ビンナガ、北太平洋メカジキ)の資源管理措置について本委員会に勧告を行うWCPFCの下部組織。
*3 北小委員会の合意事項
・現行措置において、小型魚の枠から大型魚の枠へ振り替えることが可能とされました。
養殖活動について、データ収集を強化することとされました。
長期管理方策について、2030年までの次期中間目標(現行の中間目標は2024年までのもの)を、来年の「北小委員会」で作成することとされました。また、そのために必要となる科学的な検討を行い、その結果を議論するための関係者会合を、来年春に日本で開催することとされました。
*4 現行の保存管理措置(*3の北小委員会での合意事項が本会合で承認を受けて追加された)
(ア)親魚資源量を2024年までに、少なくとも60%の確率で歴史的中間値まで回復させることを暫定回復目標とする。
(イ)30キロ未満の小型魚の漁獲量を2002-2004年平均水準から半減(WCPFC全体で9,450トンから4,725トン、うち我が国が8,015トンから4,007トンに削減)。
(ウ)30キロ以上の大型魚の漁獲量を2002-2004年平均水準から増加させない(WCPFC全体で6,591トン、うち我が国は4,882トン)。
(エ)2016年の資源評価結果を踏まえ、本件措置のレビューを行う。
5 初期資源量:資源評価上の仮定を用いて、漁業がない場合に資源が理論上どこまで増えるかを推定した数字

(2)メバチ・キハダ・カツオの保存管理措置について
現行の保存管理措置(*6)の見直しが議論されましたが、現行措置が継続することとなりました。
*6 現行の保存管理措置
(ア)まき網(熱帯水域)
2014-2016年:集魚装置(FAD)操業禁止3か月+FAD操業禁止の1か月延長又は同等のFAD操業回数制限
2017年:FAD操業禁止3か月+FAD操業禁止の2か月延長又は同等のFAD操業回数制限(注)+公海周年FAD操業禁止
(注)ただし、2017年のFAD操業禁止の2か月延長又は同等のFAD操業回数制限の追加は、島嶼国の負担が軽減された場合に効力を生ずる。
(イ)はえ縄
メバチの漁獲量を2001-2004年の平均値から40%削減(2014年から段階的に実施)。

6.次回会合

次回年次会合(第14回)は、平成29年12月にフィリピンで行われる予定です。

7.その他

(参考)
平成28年12月2日付けプレスリリース「「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第13回年次会合」の開催について」
http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/161202.html

平成28年9月2日付けプレスリリース「「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第12回北小委員会」の結果について」

http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/160902.html

<添付資料>
中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の概要(PDF : 142KB)

お問合せ先

資源管理部国際課

担当者:大森、深谷
代表:03-3502-8111(内線6745)
ダイヤルイン:03-3502-8459
FAX番号:03-3504-2649