プレスリリース
太平洋クロマグロ2017年生まれの加入量水準速報(2018年5月)について
太平洋クロマグロの加入量水準について、2017年生まれの速報(第3報)を公表いたします。
概要
水産庁は、2013年7月及び2014年7月の北太平洋まぐろ類国際科学委員会(ISC)の勧告(注1)に基づき、国立研究開発法人 水産研究・教育機構と協力し、太平洋クロマグロの加入(注2)動向を迅速に把握するためのモニタリングを強化しています。2014年から、その年に生まれた太平洋クロマグロの加入量水準について、モニタリングで順次得られるデータに応じて、概ね10月、12月、翌年5月を目途にモニタリングに基づく速報を公表するとともに、翌年10月を目処に過去のデータと比較した推定結果を公表しています(注3)。今回は、2017年生まれについての加入量水準の速報です。
(注1)ISCの管理勧告(抜粋) 「親魚資源量が低水準にあること及び加入の不確実性を考慮し、加入動向を迅速に把握するための、加入モニタリングを強化すべき。」
(注2)生まれた個体が成長、生残して新たに漁業の対象に加わることをいいます。太平洋クロマグロでは、ふ化後2~3ヶ月、体長20センチメートル程度から漁業の対象となります。
(注3)太平洋クロマグロの加入量情報更新の流れについては、添付資料を御覧ください。
2018年5月時点の推定加入量水準
「2017年の加入は、これまでの調査期間(2011年~2016年)よりも高水準である可能性が高い。」
(2017年生まれ群の漁獲努力量当たり漁獲尾数(CPUE)は、2011~2016年平均の198%、前年の135%であり、2011年以降最も高い。)
詳しい内容については、水産研究・教育機構作成の添付資料を御覧ください。
なお、2017年生まれの次回の情報(第4報(最終))は、本年10月頃を予定しています。
<添付資料>
太平洋クロマグロ2017年生まれ 加入量モニタリング速報(第3報 2018年5月)(PDF : 269KB)
太平洋クロマグロ(20xx年生まれ)の加入量情報更新の流れ
(参考)
平成29年10月20日付けプレスリリース「太平洋クロマグロ2016年及び2017年生まれの加入量水準情報(2017年10月)について」
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/sigen/171020.html
平成29年12月22日付けプレスリリース「太平洋クロマグロ2017年生まれの加入量水準速報(2017年12月)について」
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/sigen/171222.html
お問合せ先
増殖推進部漁場資源課担当者:森田、清水、黒野
代表:03-3502-8111(内線6803)
ダイヤルイン:03-6744-2380
FAX:03-3592-0759
(モニタリングの内容について)
国立研究開発法人 水産研究・教育機構 国際水産資源研究所
くろまぐろ資源部 岡本、塚原、中塚
電話:054-336-6032