白萩丸
農林水産大臣 野上 浩太郎 揮毫(令和3年2月12日 命名)
白萩丸 主要目 |
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長さ(全長) |
68.45メートル |
配属 |
漁業取締本部 |
幅(型) |
10.60メートル |
定けい港 |
博多 |
総トン数 |
916トン |
従業制限(航行区域) |
第三種(国際航海) |
国際総トン数 |
1,262トン |
竣工年月日 |
令和3年7月15日 |
最大搭載人員 |
31名 |
建造所 |
三井E&S造船 |
目的・用途
本船は、漁業取締本部福岡支部配属の漁業取締船で、我が国周辺水域等において、違法な操業及び漁具の設置を行う外国漁船等の指導・取締を行うことを目的としています。
1.基本性能
船型は、全通二層甲板型を採用し、荒い海象の下でも取締りに従事できる高い耐航性能と不測の事態に備え船橋等を強固な構造とし、航海船橋甲板には統合管制室を設け、悪質・巧妙化する外国漁船への漁業取締活動が効率的に行えるよう最新鋭の取締設備や通信設備などを装備しています。
2.主な設備
- アンチローリングタンク
- 電光掲示板
- 監視カメラ
- 長距離音響発生装置(LRAD)
- 取締艇及び救助艇
3.建造の経緯
3代目漁業取締船白萩丸(499トン)は、平成6年(1994年)に建造され、主として九州海域での外国漁船の指導取締に活躍してきました。しかしながら、建造以来27年が経過していたため、船体、機関及び諸設備が著しく老朽化し、十分な取締業務が行い難くなっていました。
一方、同船が漁業取締りを行う九州海域においては、韓国漁船による違法操業は引き続き多発し、悪質・巧妙化しており、また中国漁船も我が国周辺水域において操業を活発化させ、虎網等の新たな漁業種類の出現を含め、操業海域が広域化し、不安の声も高く、漁業取締りのニーズはより高まってきていました。
このため、本船を最新鋭の漁業取締船として、これら外国漁船及び日本漁船取締りを行うために大型化した4代目白萩丸を建造しました。
2代目白萩丸(1969-1994)
2代目白萩丸(総トン数299.90トン)は、昭和48年に建造され、その後昭和53年に船体延長工事を行い363.16トンとなり、平成6年に3代目の白萩丸と交替するまで、主として日本沿岸沖合海域及び延長工事後は、遠洋海域での我が国漁船の指導取締に活躍しました。
3代目白萩丸(1994-2021)
3代目白萩丸(総トン数499トン)は、平成6年に建造され、令和3年に現在の白萩丸と交替するまで、主として九州海域での外国漁船の指導取締に活躍しました。
お問合せ先
漁政部漁政課
担当者:船舶班
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ダイヤルイン:03-3501-9562