中国輸出向け水産物の放射性物質検査の検体募集について (令和7年8月検査分)
『水産物の放射性物質の検査計画(令和7年8月検査分)』に基づき、中国輸出向け水産物の放射性物質検査用の検体を募集します。以下に従い御応募ください。
1.募集の趣旨
水産物の中国向け輸出再開にあたっては、ALPS処理水の海洋放出前にも要件となっていた放射性セシウム134、137及び放射性ヨウ素131の検査に加え、新たに放射性ストロンチウム90及びトリチウム(以下「2核種」という)について、中国において登録された製造・加工等施設ごとに、初回輸出前までに1回検査を行うことが必要となりました。2核種については、検査可能な検査機関及び検体数が限られていることから、早期の輸出再開に向け、これらの検査を可能な限り迅速かつ円滑に実施していくため、水産庁が実施するモニタリング調査と兼ねて実施していくこととします。
つきましては、初回輸出時までに行う2核種の放射性物質検査用の検体を募集します。施設ごとに、検体としてご用意いただける魚種を1種類ご選択いただき、下記4の応募様式にご入力の上ご応募ください。
【放射性物質検査の流れ】

放射性セシウム134、137及び放射性ヨウ素131については、これまでと同様、事業者様にて輸出ロットごとに毎回お近くの分析機関において検査していただきます。
放射性ストロンチウム90及びトリチウムについては、ご提供いただいた検体を用いて検査機関が分析し、検査報告書を発行します。検査報告書は初回輸出日からさかのぼって2年以内(ただし、令和5年8月24日以降)に検査機関から発行されたものが、中国側に提出する添付資料としてお使いいただけます。
なお、放射性物質検査は中国側の再登録を待たずに実施していただけますが、実際に輸出される水産食品は再登録日以降に加工・製造してください。
2.水産物の放射性物質の検査計画(令和7年8月検査分)
魚種名 | 検体数 |
ホタテガイ | 8検体 |
マグロ類 | 6検体 |
タラ類 | 4検体 |
ナマコ類 | 2検体 |
上記以外の水産物 | 20検体 |
※月毎に募集する検体は、水産庁が実施した「中国向け輸出水産食品取扱施設毎に必要となったストロンチウム等の放射性物質検査の円滑な実施に向けた意向調査」(令和7年6月23日締切)の結果(輸出時期や取扱施設数等)を踏まえつつ、より幅広い水産物の種類を実施する観点から計画を策定
3.応募資格
以下の要件をすべて満たす施設から検体を募集します。(1)中国が日本産水産物の輸入を停止した令和5年8月24日より前に、中華人民共和国向け輸出水産食品取扱施設または活水産物施設として登録されていた施設
(2)以下のいずれかに該当する施設
a)令和7年6月23日(月曜日)までに、管轄の地方厚生局に施設の再登録申請を行い、中国側に申請を行った水産食品取扱施設(保管施設を除く)
b)令和7年6月23日(月曜日)までに、農林水産省輸出・国際局規制対策グループに施設の再登録申請を行い、中国側に申請を行った活水産物取扱施設(最終包装を行う施設(養殖施設が兼ねる場合を含む)に限る。)
(3)令和7年10月までに中国向けに水産食品または活水産物の輸出を予定している施設
(4)令和7年7月30日(水曜日)まで(遅くとも8月6日(水曜日)まで)に、最大2.5kgの検体を検査機関宛てに冷蔵または冷凍にて発送できる施設
4.応募方法及び応募期限
(1)応募方法以下の応募様式に必要事項を記入し、電子メール(メールアドレス:suisan-kensaアットマークmaff.go.jp)により提出ください。メール送付の際は、アットマークを@に置き換えてください。
なお、提出にあたっては、PDF等に変換せずにExcel形式のままで提出ください。
【応募様式】水産物の放射性物質検査の検体募集(令和7年8月検査分)(EXCEL : 24KB)
(記入例)(PDF : 51KB)
(2)応募期限
令和7年7月22日(火曜日)17時
5.選定方法及び選定結果の発表
(1)選定方法・中国側にて施設登録された施設を優先して選定します。
・応募者多数の場合、検体の提供をお願いする施設は抽選にて決定します。
(2)選定結果の発表
選定された施設には7月23日(水曜日)に電子メールにて御連絡し、これをもって選定結果の発表に代えさせていただきます。
6.検査の詳細
検体送付先等の検査の詳細については、選定結果の連絡の際にお知らせします。7.提供いただいた検体費、送料、検査費用
(1)提供いただいた検体費用のお支払い提供いただいた検体の代金については、水産庁の委託費を活用し、検査機関から振り込まれます。
(2)送料
着払いにて発送ください。
(3)検査費用
検査費用は無料です。
8.検査結果の用途
検査結果については、検査報告書を検体提供施設に送付するとともに、日本産水産物のモニタリング調査として、水産庁のホームページにて公表を予定しています。9.9月検査分の検査計画及び検体募集
9月検査分の計画及び検体募集については、8月中旬頃に水産庁ホームページにて公表を予定しています。10.事業者向け説明会(7月4日(金曜日)実施)
7月4日(金曜日)に事業者向け説明会を実施しました。資料はこちら11.放射性物質検査に関するよくあるお問い合わせ
放射性物質検査に関するよくあるお問い合わせ(WORD : 347KB)お問合せ先
加工流通課輸出対策特別チーム
担当者:溝部、屋敷、大谷
代表:03-3502-8111(内線6680)
ダイヤルイン:03-3502-7947