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水産庁公式ブログ「アワビのステーキ食べてみたいよね」2022年10月

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【10月28日 海の中の世界】

もう10月も後半ですね。

夏が好きな私としては少し寂しい気分です。

今日は今年の夏を振り返って、趣味のダイビング中に出会った魚たちを紹介します!

イワシ

食卓でお馴染みの魚、イワシです!写真では収まりきれない大群で表層を覆っていました。

お皿の上で見る魚が実際に生きている姿を見ると、また違った印象があります。



キビナゴ

食卓でお馴染みの魚、パート2。

こちらも表層で群れを作っています。動くたびにキラキラ光を反射して、流れ星のようでした!



オキゴンべ

食用として認知はされていませんが、釣りをする方ではご存知の方もいるでしょうか?

青い世界の中で黄色が鮮やかです!



クマノミ

こちらも食用ではないですが…。ニモで有名なクマノミです。

かわいい見た目をしていますが、縄張り意識が強いので、うっかり近づきすぎると噛まれてしまいます。



キンギョハナダイ(オレンジ色の魚)

色鮮やかで海中でも目を引く魚です。サンゴの上を群れで泳いでいて、海の中のお花畑のようでした。



今日は私が出会った魚のほんの一部をご紹介しました。

海に潜るたびに様々な魚をたくさん見て、日本の豊かな海を実感します。

イワシやキビナゴに関しては、資源評価が行われています。これからも末永く資源を利用し続けていきたいですね。



【10月21日 すいさんぽ~アンテナショップ編(第14回)~】

ここ東京に点在する各都道府県アンテナショップの人気水産品を紹介する「すいさんぽ

~アンテナショップ編~」。(過去版はこちら

第14回の今日は、

「山口県」!

三方を日本海、響灘、瀬戸内海に開かれた山口県は、アマダイ類やクルマエビなどで全国上位の水揚げ量を誇ります。フグ(山口県では”フク”とも呼ばれています。)をはじめとしてウニやアンコウも有名です。

また、豊富に水揚げされる魚肉を原材料としたかまぼこやちくわの生産も盛んに行われています。

 

今回は、東京日本橋にある山口県のアンテナショップ「おいでませ山口館」にお邪魔してきました。


店内の様子。山口県のゆるキャラ「ちょるる」や民芸品「金魚ちょうちん」がたくさん飾られています。

「店長おすすめ!水産物4種」をご紹介します!~


(1)かまぼこ等練り製品

「かまぼこ」というと蒸して作る「蒸しかまぼこ」を想像する方が多いと思いますが、

長門市、萩市、宇部市、防府市、下関市などでは「焼き抜き」という山口県特有の方法で作られます。

魚のすり身を盛り付けたかまぼこ板の真下から直火をあてて炙りながら焼いていく「焼き抜きかまぼこ」は、魚肉の表面に直火をあてないため、真っ白に焼き上がるとのこと。

歯ごたえがよく、素材の魚の風味を楽しめます。


どれにしようか迷うほど、たくさんのかまぼこがありました。


練り製品全体で見ても種類豊富に取り揃えられています。


(2)ちりめん、ひじき等水産加工品



ちりめんは大根おろしとあわせて醤油をかけて食べたり、ひじきは炊き込みご飯に混ぜたり煮物に混ぜたり…色々な楽しみ方ができます。


(3)フグの刺身

山口県の県魚になっている「フグ」。年末に向けて需要が多くなるそうです。

下関市の貝塚から縄文時代のフグの骨が出土しており、2000年以上前から食べられていたそう!
(豊臣秀吉の時代に「食用禁止令」がでたこともあったそうです。)


刺身の他に、カルパッチョや一夜干し、塩辛などもありました。


(4)ウニ類

フグと同様、下関市の貝塚から化石が発見されているウニ。

明治初期にお酒の席でウニにジンがこぼれ、それが美味しかったことから生まれたという「アルコール漬け瓶詰めウニ」なども有名です。


「塩粒うに」も人気だそうです。あつあつご飯にのせて食べる…たまりませんね!




~店長のおすすめ品~

クジラ


山口県民にとって、年末には欠かせないものだというクジラ。


ベーコンやさえずり、赤肉などが並んでいます。


「おいでませ山口館」の皆さん、お忙しいところ取材にご対応いただきありがとうございました!



【10月14日 ブルーカーボン】

「ブルーカーボン」という言葉をご存じですか?

ブルーカーボンとは、海藻などの海洋生態系によって吸収された炭素のことです。

海藻類が吸収した炭素は、海藻が魚などに食べられたり寿命を迎え分解されたりすることで、その多くは大気中に二酸化炭素として戻ってしまいますが、最近の研究で、一部は分解されず長期にわたり海洋中に貯蔵されることがわかってきました。



地球温暖化が進むなか、ブルーカーボンは二酸化炭素の吸収源として注目を集めています。

このようなブルーカーボンによる吸収量を増やすためには、海藻の群落である藻場(もば)を増やす必要があります。



しかし近年、海水温の上昇などが原因で、藻場が衰退していく「磯焼け」が全国的に見られるようになりました。

藻場は魚介類の産卵や生育の場となるため、水産資源を利用する漁業にとってはもともと重要な場所です。

そのため漁業者を中心とした多くの団体が、藻場の保全・再生のため、タネの供給や食害要因の除去などの活動をしています。

一方で、藻場が「温暖化対策にも資する」という側面から、企業が社会貢献活動としてこうした活動を支援する動きも見られます。

水産庁としては、今後、藻場への社会的な関心を高め、漁業者の方々はもちろん企業による応援もいただきながら、藻場保全の取組を一層強化していきたいと考えております。



【10月7日 長官室のウナギ~その後~】

皆さん、2021年12月末に長官室の水槽から葛西臨海水族園にお引っ越ししたニホンウナギの「みきちゃん」を覚えていますか?

覚えてないヨ~という方はこちらをご覧ください。
水産庁公式Facebook【ウナギのみきちゃん、人生(?)3回目のお引っ越し】2022年01月27日


今回は、みきちゃんを受け入れてくれた葛西臨海水族園に取材に行ってきました!



東京都江戸川区にある葛西臨海水族園は1989年(平成元年)にオープンしました。

生き物を観察する面白さを知ってもらうための「魚ッチングシート」や、

障がいや病気などを理由に来園が難しい方々のための「移動水族館」などの取組をしているそう。

さっそく、みきちゃんのいる「東京湾の漁業」水槽に案内していただきました!


みきちゃん、久しぶり~!!


みきちゃ~ん・・・どこ?

あ!いた!!!


と思いましたが、この子はどうやらマアナゴのよう。

結局この日はみきちゃんには会えず・・・。

後日、水族園のスタッフさんが写真を送ってくださいました。





とてもかわいらしい写真ばかり・・・!

撮影者である水族園スタッフさん達の、ニホンウナギへの暖かいまなざしが伝わってきます。

現在、ニホンウナギの飼育担当をされている宮崎さんにインタビューをさせていただきました!


Q.長官室のウナギ「みきちゃん」が葛西臨海水族園にひき受けられてから、「水槽うまれ水槽そだちのニホンウナギ」として公開されるまでの過程を教えてください。

 

A.どの生き物も共通ですが、水族園の裏側(バックヤード)の隔離水槽で検疫を行います。

病気を展示水槽へ持ち込まないようにするためです。その後、必要に応じて,傷を治療したり、人が与えた餌を食べるようになるまで慣れさせたりします。

また、展示水槽に出してからも、砂の中に潜って姿を現さないこともあるため時々潜水をして、痩せていないか、元気があるか等の確認をしていました。

 

Q.日中の様子を教えてください。

 

A.砂の中や筒の中に隠れていたり、頭の先だけを筒から出していたりすることが多いです。

餌は1週間に3回程度、アジやイカ、アマエビ、アサリなどを一口サイズにして与えています。
また、ニホンウナギは夜行性ですが、今のところ、夜に活発に動き回ったりする様子は確認されていません。

 

Q.ニホンウナギの飼育にあたり、気をつけていることはありますか?

 

A.しっかり餌を食べているか注意して体調チェックをしています。

ニホンウナギを担当した経験がないため、最初は戸惑いました。笑

(今までは、屋外の淡水の展示「水辺の自然」エリアにある、人工の川や池に放すことが多かったとのこと。)

「砂にこんなに隠れちゃうんだ!」などといった驚きもありました。

 

Q.ニホンウナギ飼育にあたり、他の魚類とは異なると感じる点はありますか?

 

A.魚それぞれに特徴はありますが、砂にずっと潜ってずっと隠れている姿は特徴的だと思いました。

また、こんなにまじまじとニホンウナギを見る機会がないので、「顔がシュッとしている」とか「意外と口は小さいな」とか、そういう新しい発見がありました。

 

Q.先ほどの水槽にはマアナゴもいましたが、見分け方などはあるのでしょうか?

 

A.よーく見ると見た目が全然違います!

分かりやすい特徴としては、ニホンウナギの尾びれはマアナゴに比べて丸みを帯びています。また、ニホンウナギの顔をよく見るとマアナゴに比べて下あごが出ていることも、見分けるポイントです。ぜひ実際に見比べてみてください。

と、いうことで後日、ニホンウナギの写真と一緒にマアナゴの写真も送っていただきました!

見比べてみてどうでしょう?




並べてみると違いがよく分かります!


ここからは、水族園内の水槽をいくつかご紹介します!

【「東京湾 運河」水槽】



(ガラスが綺麗すぎて反射しています…ご容赦ください!)

この水槽には意図的に瓶やペットボトルなどのゴミが設置されています。


水槽の横には、使い捨てのプラスチックゴミについての情報ラベルもあります。
私たちが「きちんと捨てたつもりでもゴミ箱に入っていなかったプラスチックゴミ」や「カラスがつついて散乱したゴミ」などが最後に辿り着くのは海だというメッセージが込められているそう。


【「サンゴ礁の海」水槽】



7月21日にオープンしたばかりという「サンゴ礁の海」水槽。

来年度(令和5年度)には魚の種類が増える予定だと言い、長い目で見て楽しめる水槽です!




【アクアシアター】



クロマグロが泳ぐ水槽です。

写真で見ても神秘的で綺麗ですが、実際に見るとその大きさに感動すること間違いなしです。

葛西臨海水族園の皆さん、お忙しいところ取材に御対応・御協力いただきありがとうございました!

【取材日:令和4年9月14日】


~おまけ~

「南シナ海」水槽で岩のようにじっとしていたタマカイ。




南西諸島周辺に生息しており、日本でも沖縄周辺に生息しているそうです。






ニホンウナギを飼育展示している「東京湾の漁業」水槽には、カレイのなかま「マコガレイ」もいました。



え?どこにもいないって・・・?よく見てください・・・

見つかりましたか?







ここにいました!






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