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水産庁公式ブログ「アワビのステーキ食べてみたいよね」2023年12月

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|12月28日|

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【12月28日 漁業取締本部神戸支部職員の漁業取締船「白鷺」乗船記】

皆さんこんにちは!

令和5年10月26日(木)~29日(日)、漁業取締りの現場を経験するため、神戸支部所属の漁業取締船「白鷺」に乗船しました。

一部ですが、その際の「白鷺」の業務内容等について紹介します。

 

〇小型機船底びき網漁船等に対する取締り

違反が疑われる漁船への呼びかけ

漁船の様子を確認

 

取締活動中に漁船を見つけた際は、高性能カメラで確認し、違反が疑われる場合、すぐに漁船に接近します。

瀬戸内海特有の多種多様な規制ラインを頭に入れる必要があります。

他の取締船と異なり、機関部職員もブリッジに上がり監視業務に参加します。

迅速かつ的確に漁船の特定や違反の有無の確認を進めます。

 

〇沿岸域での密漁に対する取締り

「白鷺」の搭載艇も活用して各漁港を巡回

 

取締から逃れるため、陸上に見張りを置いている事があります。このため、陸の様子も確認します。

沿岸域での密漁への対策は、後述の夜間取締りも含めて、地道かつとても労力がかかる業務である事を実感しました。

密漁の撲滅へと繋がるよう、私も力になりたいと感じました。

 

〇夜間取締り

夜間の巡視の様子

夜間も高性能カメラを活用

 

目撃情報などを基に、怪しい漁船がいないか巡視します。

夜間も高性能カメラを活用して漁船を確認します。

夜間も全漁船の確認を怠ることはできないため、非常に緊迫した業務となりました。

 

〇航海中の生活

「白鷺」入港

 

緊迫する業務をこなしていく為には、気分転換は非常に重要です。

入港地でのグルメやランニングなども「白鷺」の、乗組員の楽しみの一つだそうです。(中には数十キロ走る乗組員も!)

しかし、「白鷺」の動向を把握するため、陸上から監視されている事もあるそうです。気が抜けません!

 

「白鷺」の船内食

 

食事は、ハンバーグ、ちゃんぽん、ビーフシチューなど献立が充実しており、レストランのようでした。

また、夜間取締りの際は、通常の食事とは別で、夜食としてハンバーガーなどもいただきました。

どれもすごく美味しく、毎食幸せでした!

 

今回の乗船の間に、検挙・立入検査はありませんでしたが、夜間の監視や検挙業務など変則的な勤務の中、迅速さを求められる非常に困難な業務であり、海の秩序を守るため重要でやりがいのある業務であることを実感しました。

実際に現場で業務を体感することでしか得られない多くのことを学べたと思います。

この経験を今後の業務に生かしていきたいと思います。

「白鷺」の皆様、ありがとうございました!  

 

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